今回は、高木彬光(たかぎあきみつ)さんの「神津恭介シリーズ」のおすすめ作品をご紹介させていただきます。
この神津恭介シリーズはたくさん出ているのですが、その中でも「これだけは読んでおきたい!」という作品を選びました。
そしてこのシリーズに関しては、順番に読まなくても十分に楽しめますのでご安心ください。
私も刊行順に読まず、面白そうな作品から適当に読んでいましたが問題なく面白かったです∩(´∀`●)
ちなみに神津恭介は《日本三大名探偵》の一人です!ぜひとも読んでおきたいところ!
どうぞご参考にしていただければ幸いです〜♩

1.『刺青殺人事件』
高木彬光さんのデビュー作にして、名探偵・神津恭介の初登場作品です。まずはこれから読み始めましょう。
背中に見事な大蛇丸の刺青を彫った女が、密室となった浴室で胴体のない状態で殺されていた。という事件に神津恭介が挑む。
この作品をオススメするのは「初登場作品だから」というだけではなく、一つのミステリー小説として素晴らしいからです。
読者の目を欺く心理トリックも見事でした。古典ミステリーの良いところがたくさん詰まった作品です。
野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。それは胴体のない密室殺人だった―。
2.『呪縛の家』
怪しげな宗教団体に、予言される殺人、見立て、密室、などなどワクワクする要素満載の作品。
更には「読者への挑戦」付き。これだけで楽しめちゃう。
しかも「ここまで書いてわからないようじゃ、頭がどうかしています」みたいな感じでめっちゃ煽ってきます。でも私はわからなかったです(*>∀<)
あと、読者への挑戦の途中でヴァン・ダインの名作『グリーン家殺人事件 (創元推理文庫 103-3)』のネタバレがありますので、まだ読んでない方はグリーン家を先に読むことをオススメします。
グリーン家も一度は読んでおきたい名作中の名作ですので。
“今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし”紅霊教教祖の孫娘は、湯槽の中で血まみれとなって殺され、予言は的中する。だがそれは、呪われた一族に襲い来る悲劇の序章に過ぎなかった…。
3.『人形はなぜ殺される』
神津恭介シリーズの中でも最高傑作との呼び声が高い作品です。
人形が壊され、その後その人形と同じように人間が殺される。犯人はなぜわざわざこんなことをするのか。
神津恭介シリーズのオススメというより、ミステリー小説好きなら一度は読んでおくべき作品でしょう。
「人形はなぜ殺される」のかがわかった時の衝撃は忘れません。
衆人監視の白木の箱の中から突如消えた“人形の首”。直後、殺人現場には、無惨な首なし死体と、消えたはずの人形の首が転がっていた。殺人を予告する残酷な人形劇。
とりあえず、神津恭介シリーズで最初に読んでおきたいのはこんな感じです。
神津恭介シリーズを一作も読んでないよ、という方はぜひ今回挙げた3作品から読んでいただきたいです。
もし気に入っていただければ、そのあとは『成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫)』『神津恭介、密室に挑む (光文社文庫)』などもオススメですよ!
それでは、最後までありがとうございました。良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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