おすすめミステリー小説– tag –
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学生アリス第2弾『孤島パズル』の美しすぎる論理的推理は必見です。
有栖川有栖さんの「学生アリスシリーズ」第2弾、『孤島パズル』です。 シリーズ2作目であるとともに、有栖川有栖さんのデビュー第2作でもある今作。 第1弾の『月光ゲーム』の次にすぐ読み、私が「このシリーズは絶対に読み続けよう」と確信した作品でもあ... -
『月光ゲーム―Yの悲劇’88』は「学生アリスシリーズ」第1弾にして名作推理小説なのです
『月光ゲーム―Yの悲劇’88』は有栖川有栖(ありすがわありす)さんによる「学生アリスシリーズ」の一作目。またの名を「江神二郎シリーズ」。 京都にある英都大学の「英都大学推理小説研究会(EMC)」の部長・江神二郎(えがみじろう)を探偵役、推理作家を... -
有栖川有栖さんって「ソラシリーズ/空閑純シリーズ」も面白いんです。順番あらすじ
有栖川有栖さんといえば、犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖のコンビが活躍する《作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)》や、江神二郎を探偵役、推理作家を目指す有栖川有栖を補佐役とした《学生アリスシリーズ》がとても有名です。 どちらもミ... -
長沢樹『消失グラデーション』のどんでん返しはぜひ味わうべきです!って話
長沢樹(ながさわいつき)さんの作品に「樋口真由“消失”シリーズ」っていうのがあるんですけど、これとっても好きなんですよ。 その中でもシリーズ第一弾の『消失グラデーション』は青春ミステリの傑作だと思うのです。いや、傑作に違いないのです。 だって... -
【百年シリーズ】森博嗣『女王の百年密室』は死の概念を覆す「森ミステリィ」の名作です
森博嗣さんの好きなシリーズ作品はたくさんありますが、その中でも「百年シリーズ」はかなり好きなほう。 私の好きなミステリー小説でありながら、ちょっと普通のミステリではないところがツボなのです。 「本格ミステリ」ではなく、まさに「森ミステリィ... -
奇術の天才。泡坂妻夫さんのおすすめミステリー小説5選
今回、泡坂妻夫(あわさか つまお)さんのおすすめミステリー小説を選ぶのがとても大変でした。 面白い作品がありすぎてなかなか5つに絞れないのです。 それでも頑張って「とにかくまず読んでおきたい」と思える作品を5つに絞りましたが、この中のどれか... -
第15回このミス大賞『がん消滅の罠 完全寛解の謎』発売!驚愕の医学トリックをぜひその目に
先日、2017年/第15回「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作『がん消滅の罠 完全寛解の謎』が発売されました。 「このミステリーがすごい!大賞」とは、2002年に創設された新人作家さんの作品を募集したノベルス・コンテストのこと。 実は毎回「このミ... -
【真珠郎】横溝正史「由利先生シリーズ」のおすすめ作品4選
横溝正史(よこみぞせいし)さんの「由利先生シリーズ」をご存知でしょうか。 横溝正史さんといえば、金田一耕介を探偵役とした「金田一耕助シリーズ」がずば抜けて有名ですね。小説をあまり読まない方でも、その名前くらいは耳にしたことがあると思います... -
【小市民シリーズ】米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』の魅力を存分にご紹介したい
米澤穂信さんの「小市民シリーズ」とは、高校生の小鳩常悟朗(こばとじょうごろう)とその同級生・小佐内ゆき(おさないゆき)の二人組を中心とした青春ミステリーシリーズです。 米澤穂信さんの青春ミステリーといえば『氷菓』をはじめとした「古典部シリ... -
「メフィスト賞」おすすめ20作品選。面白ければ何でもアリなのだ!
さて、今回は「メフィスト賞」のおすすめ小説をご紹介させていただきましょう。 メフィスト賞とは、ジャンルを問わず「面白ければ何でもアリ」をテーマとした新人賞のこと。 どんなに癖があろうが、内容がぶっ飛んでいようが、面白ければ良いのです。 なの... -
【第2弾】最高に面白いおすすめ国内ミステリー小説50選②
2017年1発目は、今まで読んできたミステリー小説の中で特に面白かったおすすめ作品を50作品に厳選してご紹介させていただきます。 前回の記事『【名作選】最強に面白いおすすめ国内ミステリー小説50選】』の第2弾的なものです。 前回もそうでしたが、今... -
ホームズ女性化!高殿円『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』は試みも内容も面白かった
今回ご紹介させて頂く『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』は、作家・高殿円(たかどのまどか)さんによるシャーロック・ホームズのパスティーシュ(模倣)作品。 簡単に言うと、女性版ホームズです。 タイトルは本家『緋色の研究 (新潮文... -
ぶっ飛びグロミス。白井智之さんのおすすめ作品をまとめてご紹介するよ!
2017年版「このミステリーがすごい!」に『おやすみ人面瘡』がランクインしたことで、ググーンと有名になられた白井智之(しらいともゆき)さん。 で、今回はその白井智之さんのおすすめ作品をご紹介させていただくのですが、もし「白井智之さんのおすすめ... -
西村京太郎『殺しの双曲線』は「そして誰もいなくなった」に挑んだ傑作ミステリの一つ。
西村京太郎さんといえば、十津川警部を主人公としたトラベルミステリーのイメージがすごく強い。 二時間ドラマでの知名度も高いので「西村京太郎さんってあの電車ミステリの人かあ」と思う方も多いでしょう。 が、そんな方にこそ読んでいただきたいのが『... -
2017このミス8位、白井智之『おやすみ人面瘡』はパニック小説に見せかけた極上ミステリです
2017年「このミステリーがすごい!」で見事8位となった白井智之(しらいともゆき)『おやすみ人面瘡』。 白井智之さんといえば『人間の顔は食べづらい』や『東京結合人間』などの「特殊な世界観でのミステリ」がお馴染みなんですが、今回もその作風は変わらず... -
祝・映画化!沼田まほかる『ユリゴコロ』はイヤミスの枠を超えた衝撃ミステリー。
沼田まほかるさんの『ユリゴコロ』の映画化が決定したようですね!公開は2017年9月を予定しているとのことです。 というわけで、今回は沼田まほかるさんの『ユリゴコロ』のあらすじや感想についてご紹介させていただきます。 沼田まほかるさんは「イヤミス... -
古典部シリーズ最新作『いまさら翼といわれても』はシリーズ最高傑作かもしれない
先日、米澤穂信さんの「古典部シリーズ」の最新刊『いまさら翼といわれても』が発売されました。 私も大好きなシリーズなのでね、さっそく読ませていただいたんですが、ちょっとこれはやばいですね。 すばり、シリーズ最高傑作かもしれないです。大げさと... -
【2017年/国内編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
このミスの季節がやってまいりましたね! 先日発表された【2017年/国内編】の「このミステリーがすごい!」ベスト10作品をご紹介です。 「このミステリーがすごい!」とは、別冊宝島さんから発行されている、ミステリー小説のブックランキング、作品が掲載... -
【暗号ミステリ最高峰】竹本健治『涙香迷宮』が凄まじくて言葉を失う
竹本健治(たけもとけんじ)さんの『涙香迷宮』がヤバイので、あらすじや感想などを簡単に。 今年の4月ごろ、本屋さんをブラブラしてたら竹本健治さんの新作『涙香迷宮』という作品が目に入りまして。なんだか惹かれてパラパラって読んですぐに買ってしま... -
首なし!北山猛邦『ギロチン城』殺人事件のススメ。感想あらすじ
さて今回は北山猛邦さんの『ギロチン城』殺人事件のご紹介を。 この『ギロチン城』殺人事件は「城シリーズ」の4作目であり、現在までに『クロック城』『瑠璃城』『アリス・ミラー城』『ギロチン城』と色々な城が登場しています。 私の中では『アリス・ミ...