ショートショートと言えばまず星新一さんの名前が挙がるでしょう。
私も星新一さんのショートショートは大好きで、小学校から読み始めて今でも何回も読んでいます。

しかし一時期、星新一さんの作品をほぼ全て読んでしまい途方に暮れている時がありました。
そんな時、星新一さんの以外のショートショートに出会い、まだまだこんなに面白いショートショートがあるのか!と感激したものです。
今回は、星新一さんのショートショートを読み切ってしまった!という方に、
「星新一さん以外のおすすめショートショート作品」をご紹介できればと思います。
1.『笑うな』
筒井康隆さんの名作ショートショート。星新一さんの作品が好きなら迷わず読みましょう。
星新一さんの似たタイプでさらにブラックにした感じで、星新一さんより好みという方も多いほど。
この作品が好みなら筒井康隆さんの作品をどんどん読みましょう(*´∪`)
タイム・マシンを発明して、直前に起った出来事を眺める「笑うな」など、ユニークな発想とブラックユーモアのショートショート集。
2.『ショートショートの広場』
星新一さんの作品を全部読み終えてしまい、絶望していた私を救ってくれたのがこのシリーズ。
星新一ショートショート・コンテストに応募された中から優秀な作品のみを収録したショートショート集。
結構多くシリーズが出ているので長い間楽しめます。
どこにでもありそうな話から、空前絶後の空想の産物まで、プロも驚くアイデアの妙、そして文章の冴えをご満喫ください。
3.『あやしい遊園地』
著者の江坂遊さんは星新一さん唯一の弟子であるお方。
というだけあってさすがに面白いです。
なんと70編も収録されているのでショートショートなのにお腹いっぱい。
平凡なサラリーマンのささやかな願いが、ふとしたきっかけで日常の亀裂に飲み込まれる恐怖を描く名作『地下鉄御堂筋線』をはじめショートショート界の鬼才が放つ選りすぐりの怪作70篇。
4.『夢巻』
星新一さんの唯一の後継者である江坂遊さん。その江坂遊さん認めたショートショート作家・田丸雅智さんによるショートショート。
ショートショートでありながら、星新一さんと作風が全く違うのでそれがまた新鮮。
この次は『海色の壜』をどうぞ(●゚∀゚)ノ
久しぶりに再会した古い友人に連れられて入ったのは、とあるシガーバー。店員に渡された葉巻を口にすると、子どもの頃の光景が鮮やかによみがえった。この不思議な葉巻を、友人は「夢巻」というのだが―。
5.『ナポレオン狂』
阿刀田高さんのショートショートは本当に面白い。その中でも『ナポレオン狂』は最高傑作と名高いショートショート。
『ナポレオン狂』が楽しめたなら阿刀田さんの作品をどんどん読み漁りましょう。
この次は『冷蔵庫より愛をこめて (講談社文庫 あ 4-1)』をぜひ(●>ω<)ノ゙
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事業に失敗して精神病院に逃げこんだ男が退院してみると、妻はいきいきと働いていた。巨額の借金も返済したという。そんなとき、あの男とめぐり合った。
6.『ショートショートの花束』
応募されたショートショートの中から阿刀田高さんが選び抜いたショートショート集。
星新一さん監修の『ショートショートの広場』の続編みたいな感じで安定して楽しめるシリーズです。
短編小説の名手・阿刀田高氏が選び抜いた意表をつく傑作65編に全作品の選評も収録。『ショートショートの広場』改め新シリーズ第1弾。
7.『短劇』
「奇妙」「不思議」「気味が悪い」というキーワードがぴったりなブラックショートショート。
坂木司さんといえば優しくほっこりした作品が多いので、初めて読んだ時はびっくりしましたが実に楽しめました(゚Д゚*)
ブラックな笑いと鮮やかなオチ。新鮮やオドロキに満ちた、坂木司版「世にも奇妙な物語」。
8.『ショート・トリップ』
文庫版では単行本になかった8編がプラス。わずか3ページほどのショートショートが48編も収録されています。
もともと中学生新聞に連載されていた作品の中から選ばれたものということもあり、読みやすくわかりやすい。
笑えるお話もあれば意外に毒のあるお話もあって実に楽しめます(´艸`*)
「ならず者18号」に科せられた刑罰としての旅。道に迷った「奇跡の犬」の壮大な冒険。生涯、孤高の旅人として生きた伝説の「試食の人」―。ユーモアとサービス精神に溢れた旅を巡る48のショートショート集。
9.『4ページミステリー 60の奇妙な事件』
タイトル通り、僅か4ページのショートショートミステリが60編も収められた作品集。
4ページながらしっかり練られていて、おお!と言わせてくれる作品も結構ありました。
4ページに収めつつ面白いミステリ作品を書き上げるって大変でしょうねえ(>ω<*)
一編わずか4ページでも、面白さは長編並み!?巧みな謎と鮮やかな推理がぎっしり詰め込まれた、傑作ショートショート・ミステリー集の第2弾。
10.『SUDDEN FICTION―超短編小説70』
バラエティに富んだ様々なお話が70編も詰まったアメリカ版ショートショート。
作家さんも違えばテーマもそれぞれ違うので、これ一冊で本当にいろんなジャンルの物語が読めます。
また、日本のショートショートとの違いが面白く新鮮な気分を味わえるんです(=´▽`)
SUDDEN(サドン)―「いきなり」「だしぬけ」、「おもいがけない」、ぴんと張りつめて、油断のならない。長編小説が200ページかかってやることを、たった1ページでしてのける、とびきり生きのいいショートショートのアンソロジー。
おわりに
ぜひぜひショートショートならではの楽しい時間をお過ごしいただければと思います。
ちょっとした空き時間が最高の楽しい時間になりますように。
星新一さんのショートショートはこちら(∩∀`●)っ

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