『6人の赤ずきんは今夜食べられる』-オオカミに食われる少女たち。生き残る事ができるのは……

 

こういう読みやすいパニックホラーライトノベルは大好物。

氷桃甘雪さんの『6人の赤ずきんは今夜食べられる』です。

 

主人公と6人の少女が化物オオカミから逃げ惑う、という話なんですが、ちょいちょいミステリー要素もあったり、スリル溢れる展開の連続だったりと最後の最後まで楽しめました。

ここ最近発売したラノベの中でも特に好みな作品だったのでサクッとご紹介させてくださいな(*´ェ`*)

 

氷桃甘雪『6人の赤ずきんは今夜食べられる』

 

過去に起こした罪への贖罪のために旅をしている主人公。

彼は道中の、ある村に滞在させてもらおうと交渉していた。

 

しかし、村人たちは難しい顔をして言う。

「この辺りにはオオカミが出ます」

 

「一匹です」

「たった一匹?」

「ただの狼ではありません。怒れる牛よりも大きく、子を抱えた熊よりも凶暴で、人間よりも賢い狼です」

P.14ページ

名を、『ジェヴォーダンの獣』と言うらしい。

 

さてこのオオカミ。

年に一度、赤い満月の夜にだけ現れ、男も大人にもこちらから危害を加えない限りは目もくれないという。

オオカミが唯一食うのは、森に住む赤ずきんの少女たちだけだと言うのです。

主人公よ、少女たちを守れ!

村人たちはこれまで何回もオオカミに立ち向かいましたが、一向に歯が立たず、もうすでに諦め状態にありました。

穴ぐらを作ってやり過ごそうが、別の土地に逃げようが、何をしてもオオカミの餌食となってしまった。

今夜もまた、少女たちは食われるだろう、と。

 

そこで主人公に火がつきました。

何としても、俺が少女たちを守らなくてはならないと。

そして主人公はその赤ずきんと呼ばれる少女たちに実際に会ってみて驚愕します。

彼女たちは、とんでもない「秘薬」を作ることができるスーパー少女だったのです。

秘薬を持った、6人の赤ずきんたち

ここで、6人の赤ずきんとそれぞれの秘薬を紹介しましょう。

一人目・バラずきん

秘薬の効果:あらゆるものの匂いを消すことができる。

香水のように吹き付けて使うが、水に濡れたり蒸発すると効果は薄れてしまう。

 

二人目・リンゴずきん

秘薬の効果:リンゴを食べることで、他の生物に一時間ほど変身することができる。

 

3人目・チューリップずきん

秘薬の効果:どんな状況下でも自然発火することができる。

塗りつけるとチューリップの炎が生まれるが、短時間しか発火しない。

 

4人目・ザクロずきん

秘薬の効果:どんなに硬い金属でも、ザクロの実のように細かく破壊する。

生物や生物由来のものには効果がない。

 

5人目・紅茶ずきん

秘薬の効果:対象に注ぐことで、ものを透明にすることができる。

生物や生物由来のものには効果がない。

 

6人目・ツバキずきん

秘薬の効果:液状の秘薬が体温に直接触れることによって、硬度の硬い物質に変化する。

熱に弱く、高温にさらされると液状に戻ってしまう。

 

この6人の赤ずきんたちが、今宵『ジェヴォーダンの獣』の獲物となる。

主人公は、赤ずきんたちを守ることができるのか。

果たして、少女たちは生き残れるのか……。

秘薬をうまく利用してオオカミから身を守れ!

一般的に考えてみれば、赤ずきんたちは素晴らしい秘薬を持っているので、秘薬を使えばオオカミなんてやっつけられると思うでしょう。

ところがどっこい。

このオオカミ、いえ、『ジェヴォーダンの獣』はパワーだけでなくかなりの知能も持っていて、これまで何人もの赤ずきんを食らってきました。

今となってはたった6人になってしまったのですから。

 

しかし、今宵は違います。主人公がいるからです(メタい)。

村人たちも赤ずきんも諦めムードですが、主人公はどうにかして赤ずきん達を守ろうと奮闘します。

6人の少女たちが持っている「秘薬」をうまく利用すれば、オオカミを退治できるのではないか。

そんな希望を持たせてくれます。

 

ぜひ皆さんも、もう一度赤ずきんたちの「秘薬」の効果を思い出し、考えてみてください。

一つだけでも強力ですが、組み合わせることでより強力なことができるかもしれません。

赤ずきんVSオオカミの行方は……

こういう設定大好きなんですよ。

可愛い少女たちが特殊な能力と頭脳を使って強い者と戦っていく、みたいな。

魔法少女育成計画』も、一見どのように使っていいかわからない能力をうまく使ったり、組み合わせたりして相手を倒したりするあの感じ、好きです。

 

しかもですね、

なんと、

 

この6人の赤ずきんの中に、裏切り者がいるらしい事がわかるんですよ。

 

いやー言ってしまいました。

ちょっとネタバレとも思えますが、結構序盤にこの事はわかるので大目に見てやってくだされ〜。

 

さあさあ、皆さんどう思いますか。

 

6人の赤ずきんは全員生き残ることができると思いますか?

何人かは食べられてしまうと思いますか?

それとも、全滅してしまうと思いますか?

 

ぜひ、6人の赤ずきんたちの行方と、驚愕の結末を目にしてください。

 

8 Comments

こはる

こんばんは毎度どうも彡(^)(^)

ぼくラノベってあまり読まないんですが….. これは…. なんかマイアンテナの反応が凄まじい!w

赤ずきんちゃんの設定(そして裏切り?)が興味を引きます ミステリー要素強めなんでしょうか?(ワクワク)

話が逸れて申し訳ないですが、スマイルメイカー読了しました ここで紹介されなかったら出会えなかった気がします

感想など書いてしまうとネタバレしそうなので避けますが、ミステリーであり感動作であり 心の中に付箋を貼られたような 時が経っても忘れてしまうことのないような そんな素晴らしい一冊でした

先週買ったタイミングでもまだ初版だったのですが、もっと世間に知ってもらいたい スマイルメイカーはもっと読まれるべきだと思いました

ほんとに出会えてよかった彡(^)(^)

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anpo39 anpo39

こんばんは!
ご返信が遅くなって申し訳ございません!

そうなんです、赤ずきんちゃんたちの設定と裏切り者というミステリー要素がそそりますよね(*´ェ`*)

スマイルメイカー読んでいただけましたか!ほんといい作品ですよね。私ももっと読まれるべき作品だと強く思っております。
このような作品が読まずにいられるなんて、なんだか悲しいですよねえ。。

私もスマイルメイカーに出会えてよかった!!
こはるさんに読んでいただけてよかった!!

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hitomi

なんかコメントが消えちゃった
たびたび失礼します。
これ、面白そうだったので、買ってしまいました‼️
早速、読まないとですね。

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anpo39 anpo39

hitomiさんこんばんはー!
さっそく買ったのですね!素晴らしい行動力!
ラノベの季節ですから仕方がないですねΣd(゚∀゚d)

ただし『6人の赤ずきんは今夜食べられる』に爽やかさはない……笑

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キツネ子

こんばんは^ ^
おお、ジェヴォーダンの獣ですか!オカルト好きにはたまらない響きですねぇ(笑)そこに赤ずきんを絡めるとは・・・しかも一見すると役に立たない特殊能力付き。興をそそられますね(*^^*)
バラずきんちゃんのイラスト可愛いです!他のずきんちゃんも見たかったw
是非読んでみます

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anpo39 anpo39

キツネ子さんこんにちは!
やっぱり「ジェヴォーダンの獣」というワードに惹かれますよね!
そうそう、その特殊能力をどうやって使うかが面白いんです( ´∀`)
他の赤ずきんちゃんも描きたかったんですけど、自分の画力じゃ難しすぎて断念しました笑
ぜひぜひ読んで見てください!

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