さて、今回ご紹介させていただきたいのは『毒入りチョコレート事件』でお馴染みの「アントニー・バークリー」さんの作品です!
バークリーさんの作品は古典的でありながらも、作風が独特なんですよね〜。普通じゃない感じがまた良いのです。
ちなみにバークリーさんは、「フランシス・アイルズ」や「A・B・コックス」などいろいろな名義で作品を書いておりますが、今回は「バークリー」名義の作品のみを選んでおります。
どうぞ、参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『毒入りチョコレート事件』
アントニー・バークリーといえばこの作品!
贈り物のチョコレートを食べた夫人が死亡、という事件を、6人の人物がそれぞれ推理し合う多重解決モノの古典的名作です。
同じ事件にもかかわらず、推理する人間によって思考も着眼点も犯人も違う。そういう考え方もあるのか!とワクワクしながら一気読みしてしまった。面白すぎるでしょ。。(*´艸`)
ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面面は、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、毒がしこまれた、新製品という触れ込みのチョコレートを試食した夫妻。
2.『ジャンピング・ジェニイ』
殺人者や犠牲者の格好をして参加する仮装パーティで、本当に死体が発見されてしまう。死んでいたのは皆から嫌われていた女。自殺か他殺か。
なんという’’楽しい’’ミステリでしょうか。ユーモアミステリーかってくらい面白い展開が続き笑わせてくれます。
終わりも近づき、いやー楽しいミステリー小説だったなあ( ´▽`)!と油断させたところで最後にビシッと決める素晴らしさ。
屋上の絞首台に吊された藁製の縛り首の女―小説家ストラットン主催の“殺人者と犠牲者”パーティの悪趣味な余興だ。
3.『試行錯誤』
とりあえずプロットが面白すぎます。
余命数ヶ月と宣告されたトッドハンター氏。彼は残りの命を有意義に使おうと考えた末に、社会に悪影響を与える人間を殺害することにしました。
しかし、そのことによって別の人物が容疑者として逮捕されてしまう。
これはいかん!ということで、トッドハンター氏は自分が犯した殺人を自ら証明しようと奮闘するのです。
普通は逆ですよね。捕まった人物が無罪を証明しようとする。でもこの作品は、無罪の人間が自分は有罪だ!と証明しようとする。ああ、面白い。
主治医から余命数か月と宣告されたトッドハンター氏は、命尽きるまでの短い時間の有意義な使い方を考えた結果、世に害を為す人物の抹殺に充てることにした。
4.『第二の銃声』
探偵作家の邸で推理劇を行っていたら二発の銃声が聞こえ、被害者役の人物が本当に死んでしまった、というミステリらしい展開。
面白いのなんのその、やられたあああ!(´Д` )ですよ。
クリスティのあの名作に似た感じですが、これはこれ。内容においてもしっかり差別化されており非常に楽しめます!
高名な探偵作家ヒルヤードの邸で、ゲストを招いて行われた推理劇。だが、被害者役を演じるスコット=デイヴィスは、二発の銃声ののち本物の死体となって発見された。
5.『ピカデリーの殺人』
『毒入りチョコレート事件』で名探偵となったチタウィック氏の事件。
チタウィック氏が偶然毒殺の現場を目撃、その目撃証言によって容疑者は逮捕される。しかし容疑者の妻から依頼をされて、今度は容疑者の無罪を証明することになった。というバークリーらしいひねりのある作品。
ストーリーもさることながら、チタウィック氏のキャラクターがなんとも魅力的。楽しませてくれます(*´ェ`*)
伯母と犯罪学と切手蒐集から成る人生に安住していたチタウィック氏が、たまさか訪れた午後のホテルで毒殺の現場に遭遇する。
他の人気海外ミステリ作家さんも!





よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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