本当に読んでほしい森谷明子さんのおすすめ小説をご紹介です
森谷明子さんって実はミステリー作品が多い。しかも、時代ミステリ小説、とうか、普通のミステリ作品とは一味違った世界観の作品が特徴です。
これ独特さがとっても面白いのです。ミステリー小説というだけでなく、一つの物語として実に面白く読ませてくれるのです。
今回はそんな森谷明子さんの、これだけは読んでほしい!っておすすめ作品を選びました。
どうぞ、参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『千年の黙 異本源氏物語』
デビュー作にして、私が森谷明子さんを好きになったきっかけの作品。
舞台は平安の都、『源氏物語』を執筆中の「紫式部」が探偵役となり日常の謎を解決していくミステリー作品です。もうこの時点で読みたい欲が掻き立てられませんか?
なにより紫式部の魅力が一層増します。これほど紫式部が身近に感じられる小説のあまりないかと。
時代背景も美しく、ミステリ小説としてだけでなく一つの小説として素晴らしく面白かったです(*≧∪≦)
帝ご寵愛の猫、『源氏物語』幻の巻「輝く日の宮」──ふたつの消失事件に紫式部が挑む。
2.『白の祝宴 (逸文紫式部日記)』
前作『千年の黙 異本源氏物語』に続く紫式部ミステリー。やっぱり面白いです。
正直ミステリ云々より、この時代に生きる人々の描写や出来事、情景描写が面白すぎる。平安の歴史を知る意味でも楽しめます(´▽`)ノ
時は平安。人々の注目を集めるひとりの女性がいた―その名は紫式部。かの『源氏物語』の著者だ。実は彼女は都に潜む謎を鮮やかに解く名探偵でもあった。
3.『七姫幻想』
七つの異称(蜘蛛姫、秋去姫、薫姫、朝顔姫、梶葉姫、百子姫、糸織姫)を持った織姫に絡めた上品な連作ミステリ。
世界観が、雰囲気が、とにかく美しい。そこに’’女の怖さ’’というピリッとした刺激が隠されていて実に楽しいです(*ノ∪`*)
神代の大王の怪死をめぐる幻想的な第一話から、江戸時代の禁忌の愛を描いた最終話まで、遙かなる時を隔てて女たちの甘美な罪が語られる。
4.『深山に棲む声』
絶対に入ってはいけない深山にちなんだファンタジーミステリ。
ストーリーの面白さ、文章の巧みさもあってか、続きが気になりすぎてグイグイ読まされてしまいます。
そしてそれぞれの物語が最後に繋がっていく時、、、
イヒカは深山で、ある子供と出会う。子供は謎めいた女によって山に閉じこめられていた。子供がイヒカに頼む―ぼくを助けに来て。
5.『れんげ野原のまんなかで』
図書館を舞台とした日常の謎系ミステリー。新人司書の文子が、先輩とともに事件を解決していきます。
本好きとして、図書館が舞台の小説ってだけでも好きになってしまう。しかもミステリ。
わたしも図書館を良く利用するのですが、図書館で働く人の視点、っていうのがとても新鮮で楽しかった(。・∀・)
新人司書の文子がこの春から配属されたのは、のんびりのどかな秋葉図書館。ススキ野原のど真中という立地のせいか利用者もまばら、暇なことこのうえない。
6.『春や春』
これはミステリではありません。
俳句好きの女子高生・須崎茜が同好会を設立して、仲間を集めて、俳句甲子園を目指す!という素晴らしき王道青春小説です。
この王道な設定、集まってくる個性的なメンバーたち、俳句甲子園という新鮮な世界、部活ならではのアツい展開、そして爽やか過ぎる圧倒的青春、、!最高すぎる!
ちなみに私、数年前から「素晴らしい爽やか青春小説を読むと泣けてくる」という謎の症状が現れるようになった。
須崎茜は私立藤ヶ丘女子高校に通う俳句好きの女の子。ある日、俳句に否定的な国語教師と授業で対立したことをきっかけに、俳句の趣味を理解してくれるトーコという友人ができる。
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
ほんと、ミステリだけでなく’’小説’’としてしっかり面白いのでぜひ読んでみてください( ´ ▽ ` )ノ
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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