「学校」をテーマにしたおすすめミステリ小説を厳選しました!
学園青春ミステリーというものは特別なものであり、若さならではの心理描写や恋愛、友情といった、甘酸っぱい青春そのものがミックスされ、一般のミステリー小説とはまた異なった作品になっている。
ミステリー小説としても、青春小説としても両方楽しめる非常に贅沢なジャンルなのだあ!
今回はそんな「学校」をテーマにしたミステリー小説を厳選したよ。
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『ネバーランド』
男子校の寮を舞台にした、4人の少年の7日間を描く青春学園ミステリー。
ミステリー小説だが非常にライトで読みやすく、暖かさに満ちた作品。
この4人の生活をこれからもずっと見ていきたいと思えるくらいキャラが魅力的なんです( ^ω^ )
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。
2.『夜のピクニック』
続いても恩田陸作品。
一夜を通して80㎞をただ歩く、北高の「歩行祭」をテーマにした雰囲気抜群の学園ミステリ。
著者の作品は、ミステリーを取り入れつつもとても雰囲気がよく、暖かい気持ちにさせてくれるものが多い。
高校生らしい友情、恋愛、人間模様が非常に面白い。
読み終わった後の「ああ、終わってしまった、、」感が半端ない(/ _ ; )
3.『死者の学園祭』
数ある赤川作品のなかでもトップクラスで人気のある作品。
魅力たっぷりのヒロイン高校生が探偵役の、青春ならではの良さが詰まった学園サスペンスミステリー。
武蔵野にある手塚学園。この一角にある立ち入り禁止の部屋に、3人の女子高生の姿があった。軽いいたずらを仕掛けるためだったのだが、彼女たちは気づかなった。背後に冷酷な視線があることを。そして、3人は次次と謎の死を遂げる―。
4.『午前零時のサンドリヨン』
『第19回鮎川哲也賞』受賞作品。当然面白い。
学園を舞台にした、4つの話からなる中編集ミステリ作品。
どの話もしっかりした構成で、思春期の思い出を呼び起こさせる優しい小説です( ´ ▽ ` )ノ
ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメイトの女の子。他人を寄せ付けない雰囲気を纏っている酉乃初は、実は凄腕のマジシャンだった。
5.『死なない生徒殺人事件』
「絶対に死なない生徒が殺される」、という設定の時点で読んでみたい衝動が抑えられない!
ストーリー展開もテンポが良く読みやすいです(=゚ω゚)ノ
「永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」生物教師・伊藤が着任した女子校「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、ある女生徒から声をかけられる。
自分がその「死なない生徒」だと言ってはばからない彼女だったが、程なく彼女は何者かの手によって殺害されてしまう―。
6.『Another』
『十角館の殺人』で有名な綾辻行人さんによる学園ホラーミステリー。
呪われた三年三組の生徒が次々に死を遂げる、学校の怪談的な王道の設定。
設定はホントに面白くとても読みやすいし、ストーリー展開も気になりすぎて一気読みしてしまいます♪( ´▽`)
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。
7.『冷たい校舎の時は止まる』
閉鎖空間を舞台にした、終始緊張感溢れるミステリ作品。
上下巻合わせるとかなり長い作品なのだけど、物語にグッと引き込まれてしまうので気にならない。
むしろボリュームがあってありがたいと思えるほど!
ある雪の日、学校に閉じ込められた男女8人の高校生。どうしても開かない玄関の扉、そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。
しかし8人は死んだ級友の名前が思い出せない。
8.『スクランブル』
同じ女子校出身の6人の女性たちが、仲間の披露宴で久々に顔を合わせることに。
そこで15年前に起きた未解決殺人事件の話になり、、、という展開の連作短編集。
とにかくこの作品に仕掛けられた驚きのトリックはまさに衝撃∑(゚Д゚)
80年代を背景に、名門女子校で起きた殺人事件をめぐって、鮮やかに描き出された青春群像。17歳だったことのあるすべての人に贈る、ほろにがくて切ない学園ミステリの傑作。
9.『氷菓』
何に対してもやる気の起きない主人公”奉太郎”が、古典部の仲間と共に日常に起きた謎を解く「古典部シリーズ」の第一弾。
ミステリーとしても面白いけれど、単純に学園青春小説としても十分に面白い作品。
アニメを見た人も、アニメとはまた違った雰囲気が楽しめる。
このシリーズは5作出ていて、以下がその順番。順番通りに読んだ方が面白い。
①『氷菓 (角川文庫)』
②『愚者のエンドロール (角川文庫)』
③『クドリャフカの順番 (角川文庫)』
➃『遠まわりする雛 (角川文庫)』
⑤『ふたりの距離の概算 (角川文庫)』
10.『密閉教室』
犯人はなんのために机と椅子を消したのか、その方法は?そしてどうやって密室状態が作られたのか?など、惹きつけられる謎が目白押し。
本格ミステリでありながらしっかりした’’青春’’小説です( ^ω^ )
教室にあるはずの48の机と椅子がすべて消え、代わりにコピーされた遺書と級友の冷たい骸だけが残されていた。しかも密室で。自殺か他殺か。高3で、推理マニアの工藤順也はこの謎に果敢に挑むのだが…。
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
《8/21 追記》
国内ミステリ小説完全版できました〜!( ^ω^ )
↓
【名作選】最強に面白いおすすめ国内ミステリー小説50選
ぜひご覧になってみてほしいです( ´ ▽ ` )ノ