第12回「このミステリーがすごい!」大賞作品をご紹介です。
「このミス」大賞とは、2002年に創設された’’新人作家さんの作品’’を募集したノベルス・コンテスト「このミステリーがすごい!大賞」の事です。
新人作家さんということなので、ちょっと評価が低めな作品もあるのですが新人作家さんならではの’’勢い’’や’’味’’みたいのがあって、それが最高に好きなんですよねえ。
まあというわけで、そんなのを感じながら読んでいただければ嬉しいです!
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

隠し球
『二万パーセントのアリバイ』
ストーリー★★★
読みやすさ★★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★
見つかった男児の死体のそばには犯人の決定的な証拠が落ちていた。しかし、その犯人は刑務所の中にいた。一体どうやって?
読みやすいミステリーですね。メインとなる謎も気になってサクサク読めました。今後の作品に期待したいです!(・∀・*)
刑務所という鉄壁のアリバイに挑む、不可能犯罪ミステリー!
『泥棒だって謎を解く』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★
久しぶりに会った幼馴染み4人のうち、2人が警官で2人が泥棒という面白いキャラ設定。そしてタイトル通り、泥棒が事件を解決していくスタイルです。
この2組が再開した翌日、ある人物の死体が発見されて、、という展開。
一見ライトなミステリのようで、なかなか緊迫感もありドキドキしながら読み進めました。キャラクター良し、ストーリーも二転三転する展開が楽しめるエンタメとしても優秀な作品です。さすが「隠し球」!d(≧∀≦*)
中高生時代に親友だった四人の男。桜庭(サク)と清水(おりん)は長じて刑事に、久間と兵衛(ヒョエ)は泥棒となった。
大賞
『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★
タイトルから御察しの通り「警察小説」ですが全く重くなく、気軽に読めるエンターテインメント性の強い作品。
32歳、独身。警視庁捜査二課主任代理を務める「郷間彩香」。周りから’’電卓女’’などと呼ばれる彼女はひょんなことから銀行立てこもり事件の指揮&交渉人に任命されてしまう。
楽しく読めるストーリーや、キャラクター設定もしっかりしているのでドラマ化にも向いている感じです。シリーズ化もしてほしいなあ!と思ったら出てくれましたヽ(*´∀`*)ノ
警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。
『一千兆円の身代金』
ストーリー★★★
読みやすさ★★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★
元副総理の孫が誘拐。犯人の要求する身代金は驚愕の1085兆円!国をも揺るがす大誘拐の結末はいかに。
気軽に読める社会派ミステリですね。それぞれの登場人物の視点で語られていく構成も面白く、これがどう真相につながっていくのか?と伏線を探したりしながら楽しめましたヾ(・ω・。)
前代未聞の身代金を要求する、史上最凶の誘拐劇。
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
ぜひ「このミス」大賞の作品ならではの味を楽しんでください!そういえば、今回は「優秀賞」がありませんでしたね〜。
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➡︎【2014年】第13回『このミス大賞』作品のオススメやあらすじ
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ