2014年版の「このミス!」海外作品ベスト10のオススメをご紹介です!
「このミステリーがすごい!」とは、別冊宝島さんから発行されている、ミステリー小説のブックランキング、作品が掲載されたミステリーのガイドブックのこと。通称「このミス」。
私もとても参考にさせていただいています(=゚ω゚)ノ
今回は【2014】年版「このミステリーがすごい!」でベスト10に選ばれた’’海外’’作品をご紹介させていただきます!
どうぞ、参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
※2014年版「このミステリーがすごい!」は《2012年11月 – 2013年10月》に発刊された作品が対象です。
10.『緑衣の女』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★★
前作『湿地 (創元推理文庫)』から続く《エーレンデュル捜査官》シリーズの2作目。
とある住宅建設地で発見された’’人骨’’を巡った物語。リアルな暴力描写も多々あり、全体的に陰鬱な雰囲気の絶えない作風ですが、目を離させない展開が続きます。
北欧ミステリの名作と言われるこの作品。このシリーズは非常に面白いので、1作目『湿地』からぜひ(=゚ω゚)ノ
住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。
9.『ゴーン・ガール』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★★★★
おすすめ度★★★★★
2014年に日本でも映画公開。私も見に行きましたが、面白かったなあ!(*゚▽゚*)
これはとある夫婦の物語。結婚5周年の記念日に、妻のエイミーが突然失踪することで物語は動き出します。
夫のニックが語る結婚生活と、妻エイミーの日記が交互に展開される構成がまた面白い。
私は映画を見た後に原作を読みましたが、映画とは全く違った楽しさがありました。やっぱり文章で読むということは面白いです!(●>ω<)
ニックは三十四歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、二年前、妻エイミーとともに故郷ミズーリに帰ってきた。
8.『終わりの感覚』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★
引退し、静かな生活を送っていた60歳過ぎの主人公の元に届いた1通の手紙。そこには、日記と500ポンドをあなたに残した女性がいる、と書かれていた。
調べてみるとその女性は、学生時代の恋人の母親で、日記は自殺した親友のものだった。
もうこの序盤を読んだだけで「一体なぜこんな状況になったのか?」が気になりすぎて一気読みでした。
ストーリーはもちろん面白く、伏線の数々とまさかの展開も楽しめます(●゚∀゚)ノ
穏やかな引退生活を送る男のもとに、見知らぬ弁護士から手紙が届く。日記と500ポンドをあなたに遺した女性がいると。
7.『イン・ザ・ブラッド』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★
刑事カーソンを主人公としたシリーズの第5弾。
彼が救った赤ん坊を軸に、様々な事件が絡んできます。このシリーズもまた良作揃いなので、1作目の『百番目の男 (文春文庫)』から読むことをオススメします( ´ ▽ ` )ノ
刑事カーソンが漂流するボートから救い出した赤ん坊は、謎の勢力に狙われていた。
5.『ポーカー・レッスン』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★★★
ミステリ度★★★★
おすすめ度★★★★★
『ボーンコレクター』から始まる《リンカーン・ライムシリーズ》でお馴染みのジェフリー・ディーヴァーさんによる傑作短編集。
短編なのに、一つ一つしっかりどんでん返ししてくれる。しかもそれが16編も!なんと贅沢な短編集でしょう!(≧艸≦)
名探偵リンカーン・ライムに持ち込まれたプロの殺し屋による殺人。だが現場には犯人の痕跡が何もなかった。
5.『夜に生きる』
ストーリー★★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★
おすすめ度★★★★
アメリカを舞台とした、まさに’’王道’’のハードボイルドギャング小説。
前作『運命の日』に続くシリーズ2作目。ですが繋がりはほぼないので、この作品だけでも十分に楽しめる内容。
と、言っても『運命の日』も非常に面白い作品ですので、どうせならどちらも読んでみてください( ´ ▽ ` )ノ
禁酒法時代末期のボストン。市警幹部の息子ながら、今はギャングの手下になっていたジョーは、強盗に入った賭博場でエマと出会う。
4.『シスターズ・ブラザーズ』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★★
おすすめ度★★★★
ゴールドラッシュ時のアメリカを舞台に、殺し屋のシスターズ兄弟が仕事のために旅を続ける物語。
旅の途中にも様々な事が起こり、いろんな人と出会ったりするのだけど、その度々での兄弟がとても面白い。
私が思っていた激しい西部劇小説ではなく、エンタメ小説のように楽しみながら読めました(∩∀`*)
粗野で狡い兄・チャーリー。普段は優しいが、キレると大変なことになる弟・イーライ。
3.『冬のフロスト』
ストーリー★★★★
読みやすさ★★★★
ミステリ度★★★★
おすすめ度★★★★★
フロストシリーズ5作目。私も大好きなシリーズです!
このシリーズはとにかく事件が起きまくり、だらしのない下品な「フロスト警部」が奮闘していく、という感じのスタイル。
このダメダメなおっさん刑事のキャラクターが抜群に良いのです。初めて読んだ時、「こんなに面白楽しく読めるミステリ小説があるのか!」と衝撃を受けたほど。しかもただ楽しいだけでなく小説として実に面白い!
まずは1作目、『クリスマスのフロスト (創元推理文庫)』からぜひ(●>ω<)ノ゙
寒風が肌を刺す1月、デントン署管内はさながら犯罪見本市と化していた。
2.『遮断地区』
ストーリー★★★★★
読みやすさ★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★
がっつりな社会派ミステリ。うーん濃いですねえ、、
あまりガラの良くない団地に引っ越してきた老人と息子。しかし彼らは小児性愛者だという噂が流れ、デモが起こる。
さらに彼らが前に住んでいた場所で少女が失踪していたことが判明。その事態はどんどん大きくなり、、という展開。
これぞ社会派小説!らしいスリルとスピード感あるストーリー展開にグイグイ引き込まれます。読み応えもすごい。
バシンデール団地に越してきた老人と息子は、小児性愛者だと疑われていた。
1.『11/22/63』
ストーリー★★★★★
読みやすさ★★★★
ミステリ度★★★
おすすめ度★★★★★
2014年版「このミス」海外部門で一位となったのは、私も大好きなスティーブンキングさんの作品です!
とある食堂にあるタイムトンネルから過去に行き、「ケネディ暗殺」を阻止する主人公の物語。これがただのタイムスリップ小説ではないのです。凄いのです。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、「タイムスリップの設定」が独特で非常に面白い。また「ケネディ暗殺」という未だ謎に満ちたテーマにもとても引き込まれるのです。
そこにキングの世界観と物語が加われば、面白くないわけがないのです!(ノ゚∀゚)ノ
小さな町の食堂、その倉庫の奥の「穴」。その先にあるのは50年以上も過去の世界、1958年9月19日。
他の年のこのミスはこちら!
・【2018年版/国内編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2016年/国内編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2016年/海外編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2015年/国内編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2015年/海外編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2014年/国内編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2014年/海外編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2013年/国内編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
・【2013年/海外編】このミステリーがすごい!ベスト10紹介
ご参考にしていただければ幸いです!(* >ω<)=3