【黒新堂/白新堂】新堂冬樹さんのおすすめ小説7選

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ハード?感動?新堂冬樹さんのおすすめ小説をご紹介です!

 

 

新堂冬樹さんは、作品のギャップが激しいことで有名。

金やら闇社会などを描いた凄まじい作品もあれば、素晴らしく純愛で心癒される物語を描いた作品もあるのです。

この二つが両極端すぎるため、ファンからは作品によって「黒新堂」「白新堂」なんて使い分けられております(´∀`)

 

今回は、そんな新堂冬樹さんの作品から、これは読んでおきたい!というおすすめ作品を「黒新堂」から4作品、「白新堂」から3作品を選びました(=゚ω゚)ノ

 

目次

黒新堂

『カリスマ』

「神の郷」と言う宗教団体を軸に、人間の弱さ脆さ醜さなどを存分に描いた作品。いやはや、怪しい新興宗教絡みの小説はやっぱり面白いです。

もちろん物語も面白いのですが、長いで休憩を挟みながら読みましょう。一気に読もうとすると疲れてしまいます。ですがその分読み応えはバツグン。新堂さんの作品の中でも特に読んでおきたい作品です( ´ ▽ ` )ノ

宗教にのめり込んだ母のおかげで、家庭でも学校でも孤立していく少年。優しく美しかった母は鬼のような姿となり、宗教への傾倒は日増しにエスカレートする…。

『無間地獄』

金。金。金。えげつないですね。これぞ黒新堂。

とあるセールスマンが闇金融によって地獄へと落とされる様を描いているのですが、とにかく描写が凄まじいです。これこそ本当に地獄です。しかし新堂さんの描く闇の世界へとどんどん引き込まれてしまう!

金のためなら財産どころか命も狙う闇金融を営む富樫組若頭の桐生は膨大な借金を抱えたエステサロンのトップセールスマンの玉城をカモにしようとする。

『ろくでなし』

「黒鷲」と呼ばれた伝説の取り立て屋・黒木が、とある男に恋人を自殺に追い込まれ復讐するお話。と、まあそんな単純じゃない’’ろくでなし’’復讐劇。

これまた黒新堂さんらしいブラッキーな物語ですが、後半から二転三転する展開が続き非常に楽しめます( ^ω^ )まさに「ろくでなし」。

黒鷲―不良債務者を地の果てまでも追いつめる凄腕ぶりから、誰もが黒木をそう呼んだ。

『溝鼠』

言い方が悪いですが、’’クズ’’たちによる’’クズ’’すぎる’’クズ’’の世界のお話。

とんでもない人物ばかりでてきますし内容もエグい。ハードすぎです。これが初めての新堂作品!となると刺激が強すぎるかも。

だけど読んじゃう。迫力満点、まさに痛快で結局おすすめな一冊です(=゚ω゚)ノ

復讐代行屋・幸福企画。幸福な人の人生を破壊することだけが生き甲斐の男たち。

 

白新堂

『ある愛の詩』

これぞ’’白’’新堂。超純愛な物語です。’’黒’’新堂さんの小説を読み慣れちゃっていると、本当に同じ人が書いたの?と疑いたくなるレベル。

イルカと共に育った青年・拓海と、音大生・流香の物語です。海の情景描写は本当に美しく、それと同じくらい美しい’’愛’’をも描いています。

大感動のラストの展開も素晴らしい(/ _ ; )

小笠原の青い海でイルカのテティスと共に育った心やさしい青年・拓海。東京からやってきた美しい歌声を持つ音大生・流香。ふたりはテティスに導かれ、きらめくドルフィンビーチで劇的な出逢いを果たす。

『僕の行く道』

小学生の沖田大志が、遠くに住む母に会うために旅に出るお話。

その途中いろんなトラブルに見舞われるが、はたして母に会うことはできるのか、、?という「初めてのおつかい」のパワーアップ版みたいな、いかにもお涙頂戴な感じです。

一言で言えば「めっちゃいい物語」。歳をとるにつれて、こういう系のお話が涙腺を刺激するんです(つД`)ノ

離れて暮らす母に会うため、小学3年生の沖田大志はひとり、旅に出る。

『動物記』

御察しの通り動物をメインとした3編からなる短編集。といっても動物だけでなく、人間と動物の物語。

動物が出てくる感動小説に弱い私には完全にツボ。とっても好きな作品です。

物語の展開がベタで王道なのもまた良く、心温まる気持ちにさせてくれます(*ノД`*)

父親とアラスカに来ていた小田切俊一は、ロッジで飼われている小熊のアダムと遊ぶのが好きだった。

最後に

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

物語を楽しむのはもちろん、ぜひ「黒新堂」と「白新堂」のギャップを楽しんでみてください( ´ ▽ ` )ノ

よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。

それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。 ipadでイラストも書いています。ツイッター、Instagramフォローしてくれたら嬉しいです(*≧д≦)

コメント

コメント一覧 (4件)

  • こんにちは。いつも紹介を楽しみにしてます。新堂冬樹さんって本当に作品のギャップが激しいですよね。高校生の時、初めて読んだのが「白」の方でした。気に入ってもっと読みたくて次に読んだのが「黒」だったので衝撃を受けました。描写が凄すぎて吐きたくなるほどですが、それも含めて素晴らしい作家さんですよね。

    • りかさんいつもありがとうございます!( ´ ▽ ` )ノ
      初めてが「白」の方だと衝撃すごそうですね笑

      私は逆に「黒」ばっかり読んでいて「白」の存在を知らなかったんですよ。そしてたまたま「白」の作品を手にとって、、、ある意味衝撃でした笑
      同姓同名の違う作家さんかと思いましたε-(´∀`; )

      その描写もギャップもまた素晴らしいですよね!

  • やはり、「カリスマ」か「無間地獄」ですかー。これは必読ですね!エクストリーム系のやつは楽しみですね~。
    今、綾辻の「殺人鬼」読んでるので次あたり考えてみますね。けど、「殺人鬼」もかなりのグログロゲロンチョ(笑)ですね。。。

    • やっぱりその二つは外せないですねー( ´ ▽ ` )
      絢辻さんの「殺人鬼」はなかなか凄まじいですよね笑
      ぜひ堪能してください!笑♪

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