オススメのバカバカしいミステリー’’バカミス’’を厳選しましたよ〜!
一見バカにしているような言葉ですが、これは褒め言葉。まあ諸説あるのですが「ありえない!そんなバカな!」と、そのびっくり仰天のトリックや展開で驚愕するミステリー小説。
そのバカバカしさから賛否が大きく分かれがちなのですが、これはこれで実に面白いのです。
今回はそんな’’バカミス’’の中でも、個人的にとても楽しめたおもしろーいオススメ作品をご紹介できればと思います。
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『猫間地獄のわらべ歌』
江戸を舞台としたミステリー時代小説の名作。
密室やわらべ歌などワクワク要素満載の本格ながら、なかなかぶっ飛んでいて笑わせてくれる!でもしっかりミステリしており、オチも見事です、笑。
江戸の下屋敷におわす藩主の愛妾和泉ノ方。閉ざされた書物蔵で御広敷番が絶命した。
2.『四神金赤館銀青館不可能殺人』
バカミスといえばこの方。倉阪鬼一郎さんですね。
本格ミステリらしからぬ、館を舞台とした不可能犯罪を描きます。バカミスの傑作として有名ですが、よく練られた圧巻のトリックはやっぱり凄いですなあ( ´ ▽ ` )
花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家・屋形。嵐の夜、館主の部屋で密室殺人が起きる!
3.『不可能楽園 〈蒼色館〉』
同じく倉阪鬼一郎さんによる「年に一度のバカミス」。上小野田警部シリーズ。
さすが倉阪鬼一郎さんとしか言えないほどにバカミスってます。バカミス作品を初めて読む方にはちょっと刺激が強すぎるかも、、(-∀-)
若くして引退し、その後は一度も姿を見せず山形県に隠棲していた往年の名女優、美里織絵が死去。
4.『屍(し)の命題』
山荘に集まった6人が次々に殺されていく、いわゆる’’雪の山荘’’もの。
ただただ面白い。非常に完成度の高い見事なバカミス!このトリックにはさすがにニヤけてしまいますε-(´∀`; )
とある湖畔の別荘に集められた6人は、やがて全員が死体となって発見された。
5.『黒い仏』
『ハサミ男 (講談社文庫)』で有名な殊能将之さんのバカミス。
本格ミステリーを読む気で読んでしまうと評価は下がりそうですが、バカミスと心して読めば十分に面白いです。というか、他のバカミス作品ともまた違う独特な作品ですね、、。こんなの殊能さんにしか書けませんよ、(´Д`;)
九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。
6.『斜め屋敷の犯罪』
バカミスと紙一重な本格ミステリの名作。
「流氷館」という館で起きた密室殺人。この館ならではの大胆すぎるトリックには初見で驚愕したものです。正直、バカミスと呼ぶのも失礼なくらいの名作(=゚ω゚)ノ
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。
7.『北の夕鶴2/3の殺人』
島田荘司さんといえば『占星術殺人事件』でお馴染み「御手洗潔シリーズ」が有名ですが、こちらの「吉敷竹史シリーズ」も面白い。
こちらは探偵ではなく刑事もの。個人的にミステリーは探偵物のほうが好きなのですが、この作品はとても好き。
まあ何と言ってもこの大トリックは一見の価値有りです♪(´ε` )
8.『館島』
ユーモアミステリーでお馴染みの東川篤哉さんによる館モノ。
この作品ももちろんユーモアたっぷりで、その大掛かりなトリックには驚きと笑いが。本格ミステリとしてではなく、あくまで「バカミスを読むぞ!」という気持ちで読みましょう!( ^ω^ )
天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。
9.『邪馬台国はどこですか?』
カウンター席しかない小さなお店で、店主とお客たちが歴史の謎についてあれこれ語る連作歴史ミステリ。
歴史に詳しくない私でもとても楽しめた内容。4人の会話もお店の雰囲気も非常に良いです。
著者の鯨統一郎さん曰く、「バカミスを書いた覚えはない、、」との事(=∀=)
カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。
10.『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』
麻耶雄嵩さんのデビュー作にして代表作ですかね。
「蒼鴉城」という館を舞台とした本格さながらのミステリー作品。密室やら、首なし死体、名探偵の登場、などミステリらしい雰囲気も満載。
後半の予測できない展開も面白いですし、そのトリックもまた見事!( *`ω´)
京都近郊に建つヨーロッパの古城のような館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、既に惨劇は始まっていた。
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
バカミスを読んで驚愕しながら笑いましょう!やっぱりミステリーは面白い!!( ´ ▽ ` )ノ
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
コメント
コメント一覧 (4件)
anpo 39さん おはようございます(´▽`*)
東川篤哉先生の「館島」読みました。
「謎解きは…」とか「私の嫌いな探偵」とか、ドラマでは見たんですが、作品を読むのは初めて…まぁ、いいかなぁ~って思って読んでませんでしたf(^_^;)
こちらの、バカミスの紹介で、島田荘司先生とか摩耶雄嵩先生と並んでいるのを見て、どちらも以前衝撃を受けたのを思い出し、読もう!と思い立ちました!
正解です(笑)色んな意味で面白かったです♪ヽ(´▽`)/
館好きだなぁ~天才建築家って何するかホントわかりませんね(笑)( ;∀;)
anpo 39さんの紹介文は作家先生と作品に対して愛情と敬意があってステキです♪
紹介いただきありがとうございました(*´▽`)v
☆のりたん☆さんこんにちは!
東川さんの「館島」!良いですねえ。ありがとうございます。
そうそう、東川さんの作品は結構ドラマ化されているのですが、映像化していない作品の方が実は面白かったり。
『館島』楽しんでいただけたようでよかったです。完全に好みが分かれる作品なので 笑。
わたしも館モノが好きなので、こういう作品はやっぱり好きなんですよねえ。天才建築家バンザイ!です。
☆のりたん☆さんも島田先生や摩耶先生がお好きなんですね。これはまた、趣味が合いそうですなあ(´∀`*)笑
お褒めの言葉、嬉しい限りです。こちらこそありがとうございます!
anpo 39さん こんばんは たびたびお邪魔します~(´▽`*)
映像化してないって、映像化できないトリックだったりすることありません?
そういう作品こそ、読書してる醍醐味を味わえる気がしちゃいます、生意気言ってすいません(;´▽`)
もぅ随分以前に、本格物に凝ってた時期がありまして、最近また復活してます♪
ちなみに最初のきっかけは有栖川先生でした(*´∀`*)ポッ
年末年始のお休み中、読書三昧する予定。今から楽しみです(* ´ ▽ ` *)
また、anpo 39さんのお薦めを参考にさせていただきます( *´艸`)
☆のりたん☆さんこんばんはー!
その通りです。映像化しないのは、まさに映像化できないトリックなんですよね笑。
だからこそ、小説は素晴らしい!!まさに読書の醍醐味です。おっしゃる通りでございます!
ぜひぜひ本格熱を再発させちゃってください。共に読み漁りましょう。
わかりますーやっぱり有栖川さんの作品は「ミステリー小説ってこんなに面白いものなんだなあ」とつくづく思わせてくれる魅力があります。ミステリー小説を読み始める方にまずオススメしたい作家さんですよね。
年末年始は一緒に読書三昧しましょう!私も楽しみで仕方ありません。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいですー(´∀`*)