「密室」が面白いミステリー小説おすすめ35選

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今回は「密室」が登場するおすすめミステリー小説をご紹介です!

「密室」とえばミステリー小説に欠かせない要素の一つ。密室が登場するだけでワクワクしてしまうのは私だけではないはず。

そんなわけで今回は、密室をメインにした作品や、密室殺人を扱っている作品の中で「この密室好きだな〜!」と思う作品を厳選しました!

 

もちろんどの作品も「密室」だけ面白いというのではなく、ミステリー小説としてしっかり面白いものばかりです。

ぜひぜひ、この「密室」の面白さを堪能しちゃってください!

どうぞ参考にしていただければ幸いです。

 

目次

1.『三毛猫ホームズの推理』

赤川次郎さんによる三毛猫ホームズシリーズの名作。

軽いタッチで非常に読みやすくライトミステリと言えますが、しっかり殺人が起き密室トリックも見事。

体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。

2.『時計館の殺人』

綾辻行人さんによる館シリーズの5作目。

綾辻さんといえば『十角館の殺人』のイメージが強いですが、こちらも負けず劣らずの名作。雰囲気のある舞台設定、読ませるストーリー展開、意外な犯人、と安定の面白さです( ´ ▽ ` )ノ

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。

3.『46番目の密室』

有栖川有栖さんによる《火村シリーズ(作家アリスシリーズ)》の記念すべき第一弾。読んでおいて損はないでしょう。

王道の密室ミステリーでしかも読みやすい。この安定感がたまらない!

日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。

4.『扉は閉ざされたまま』

碓氷優佳シリーズ1作目。この作品は、犯人視点で物語が進行していく倒叙ミステリーとなっています。そしてこれがめちゃくちゃ面白い。

倒叙ミステリならではの犯人と探偵との攻防がハラハラドキドキ。そしてタイトル通り’’扉は閉ざされたまま’’なのです。

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。“あそこなら完璧な密室をつくることができる…”伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。

5.『密室蒐集家』

粒ぞろいの密室短編集。名探偵・密室蒐集家が挑む事件5編を収録。

密室好きにはたまりません( ^ω^ )

鍵のかかった教室から消え失せた射殺犯、警察監視下の家で発見された男女の死体、誰もいない部屋から落下する女。名探偵・密室蒐集家の鮮やかな論理が密室の扉を開く。

6.『密室殺人ゲーム王手飛車取り』

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)』でおなじみの歌野さん。

チャットに集まった5人がそれぞれ殺人を犯し、そのトリックを推理しあう殺人ゲームを描く。

正直、この設定のおかげで密室関係なしに面白いです。

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。

7.『硝子のハンマー』

厳重なセキュリティで守られていたはずの中でおきた密室殺人。

貴志祐介さんといえば他の作品が名作すぎて霞んでしまいますが、こちらの作品も面白いですよ!( ^ω^ )

日曜の昼下がり、株式上場を目前に、出社を余儀なくされた介護会社の役員たち。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、有人のフロア。

8.『狐火の家』

前作『硝子のハンマー』に続く防犯探偵シリーズ第二弾。密室ミステリーが詰まった4編からなる短編集。

気軽にサクッと読みたいときにぴったりな一冊です。

長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。

9.『アリス・ミラー城』殺人事件

北山猛邦さんによる「城シリーズ」。

『鏡の国のアリス』をモチーフにした「アリスミラー城」で巻き起こる連続殺人を描きます。

密室殺人も面白いですが、単純にどんでん返しミステリー小説として非常に面白い♪

鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。

10.『キマイラの新しい城』

『ハサミ男』でおなじみの殊能将之さん。

中世の騎士の霊がテーマパークの社長に取り憑いて「自分の死の真相を暴いてほしい」などと言う、非常にユーモラスある本格ミステリ。

バカミスと言われるのも納得ですが、ミステリー小説としてしっかり楽しめる作品。

「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は、殺人事件に遭遇する。

11.『虚無への供物』

日本の推理小説における「三大奇書」の一つ。

と言っても、他の2作『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』と比べれば遥かに読みやすく、ミステリーらしい。

言わずもがな、「名作」であることは間違いございません(=゚ω゚)ノ

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。

12.『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』

『化物語』などの物語シリーズでお馴染み、西尾維新さんによる「戯言シリーズ」の1作目。

「孤島」「密室」「首なし」と三拍子揃ったワクワク設定。西尾維新さんの癖のある世界観もグッドです。

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絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする。

13.『翼ある闇』

麻耶雄嵩さんの記念すべきデビュー作。麻耶作品は好みが別れる、ということですが私は完全に大好きな方。

独特の世界観で構築された麻耶ワールドは、虜になって仕舞えばもう逃げられない。

二転三転する展開、「やられた!」感が好きな人は必見です( ^ω^ )

京都近郊に建つヨーロッパの古城のような館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、既に惨劇は始まっていた。

14.『あいにくの雨で』

同じく麻耶作品。

麻耶作品の中では知名度こそ高くないですが、一筋縄にはいかない’’青春ミステリー’’としてかなり面白いです(=゚ω゚)ノ

町に初雪が降った日、廃墟の塔で男が殺害された。雪の上に残された足跡は、塔に向かう一筋だけ。

15.『七つの棺―密室殺人が多すぎる』

折原一さんのデビュー作(元は『五つの棺』)。ユーモアたっぷりな密室殺人を取り揃えた7編からなる短編集。

なかでも「ディクスン・カーを読んだ男たち」がすこぶる面白い!

全編密室殺人をテーマにし、カーや横溝正史に真っ向から挑戦。

16.『放課後』

東野圭吾さんのデビュー作。ですがそのクオリティの高さはやっぱりすごい。安心の面白さです。

女子高を舞台とした青春ミステリですが、、うーん怖い。

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。

17.『白馬山荘殺人事件』

山荘を舞台とし、密室殺人やら暗号解読と、ザ・本格ミステリーな東野圭吾さんの初期作品。

このいかにも’’初期’’の感じがすごくいい。安定の読みやすさとテンポの良さで一気読みできる。

1年前の冬、「マリア様はいつ帰るのか」という言葉を残して自殺した兄・公一の死に疑問を抱く女子大生ナオコは、新友のマコトと兄の死んだ信州白馬のペンション『まざあ・ぐうす』を訪ねた。

18.『斜め屋敷の犯罪』

島田荘司さんの名作。「流氷館」と呼ばれる館での連続殺人を描きます。

ミステリらしい舞台設定も好きですが、その大胆でまさかのトリックには驚愕。ミステリ好き必読の作品。

北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。

19.『すべてがFになる』

説明不要の名作ですね。森博嗣さんによるS&Mシリーズの一作目。

孤島の研究所に訪れた犀川創平と西之園萌絵が、連続殺人事件に巻き込まれます。その衝撃の真相とは、、、。

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。

20.『冷たい密室と博士たち』

同じく森さんのS&Mシリーズ2作目。

1作目『すべてがFになる』の衝撃に隠れてしまっていますが、クセも少なく密室ミステリものとして普通に面白い。Fと比べちゃダメです。

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。

21.『密室の鍵貸します』

東川篤哉さんによる《烏賊川市シリーズ》の1作目。

ユーモアたっぷりで殺人事件が起きているとは思えないほどコメディタッチですが、しっかり本格でミステリー小説として読ませます。

気軽に読める本格ミステリとして素晴らしいです( ^ω^ )

その日、烏賊川市立大学映画学科の四年生・戸村流平は、二つの死への嫌疑をかけられた。大学の先輩である茂呂耕作と、元彼女の紺野由紀。

22.『密室に向かって撃て!』

同じくユーモアミステリーでお馴染みの《烏賊川市シリーズ》2作目。

ギャグに気を取られ、実はそれが伏線だということに気づかせない感じとかすごく好き。ユーモアミステリならではの楽しみが詰まっています( ´ ▽ ` )

烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。

23.『刺青殺人事件』

高木彬光さんのでデビュー作にして、名探偵「神津恭介」の初登場作品。ちなみに「神津恭介」は’’日本三大探偵’’の一人。

名探偵の登場、密室殺人、王道のストーリー展開に驚愕のトリック、と古典的本格ミステリーの醍醐味を味わえます。

野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。それは胴体のない密室殺人だった―。

24.『扼殺のロンド』

小島正樹さんの海老原浩一シリーズ3作目。この作品から読んでも十分に楽しめます。

小島さんのミステリーは’’やりすぎ!’’と言われるだけあって、一つの作品に濃厚なトリックやネタをふんだんに詰め込んでいる。なので一作でお腹いっぱいになっちゃいます。

本格ミステリーが好きな方もぜひ(=゚ω゚)ノ

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。鍵のかかった工場内、かつ窓やドアの開かない事故車で見つかった二つの遺体。

25.『世界は密室でできている。』

この作品はただの密室ミステリじゃないわけですよ。「密室青春小説」とでも言うのでしょうかね。

いわゆる本格ミステリーではないけれど、小説好きとして読む価値ありの作品です。読後感も素晴らしい。

十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。中三の修学旅行で東京へ行った僕らは、風変わりな姉妹と知り合った。

26.『花の棺』

山村美紗さんの作品を読む上でまず読んでおきたいのがこの作品。キャサリンシリーズの一作目です。

京都を舞台とし和の雰囲気を楽しみつつ、その盲点を突いたまさかのトリックは最高でした。

華道・東流の小川麻衣子が毒殺された!京流の久条麗子とともに、華道界をになうホープだった彼女こそ、名探偵・キャサリンが華道を習うはずの人であった。真相を探るうち第2の殺人が…。

27.『本陣殺人事件』

横溝正史さんの代表作にして、金田一耕助の初登場作品となれば読むしかないでしょう!

この作品読まずして国内ミステリー小説は語れず、というほどの名作ですので密室云々の前に必読かと( ^ω^ )

江戸時代からの宿場本陣の旧家、一柳家。その婚礼の夜に響き渡った、ただならぬ人の悲鳴と琴の音。離れ座敷では新郎新婦が血まみれになって、惨殺されていた。

28.『三つの棺』


密室といえばやっぱりカー。数ある密室ミステリーの中で最高峰と言われる傑作です。

仮面をつけた男がグリモー教授の元に訪れたのち、銃声が鳴り響く。部屋に入ると倒れたグリモー教授しかいない!仮面の男はいかにして密室から姿を消したのか!

また作中に出てくる「密室講義」は、ミステリ好きなら必見ですぞ!

ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。

29.『ユダの窓』

同じくカーの代表作。これも密室好きなら必読でしょう!

結婚の許しを貰うために彼女の父親ヒュームの元に訪れたアンズウェルだが、途中で意識を失い気がつけばヒュームは自分しかいない密室内で死んでいた、、、

どう見ても犯人と思わしきアンズウェルを、メリヴェール卿はどう弁護していくのか。

被告人のアンズウェルを弁護するためヘンリ・メリヴェール卿は久方ぶりの法廷に立つ。

30.『黒死荘の殺人』

またまたカー。幽霊屋敷「黒死荘」での殺人を描きます。

不気味な雰囲気もストーリー展開も、そして肝心なトリックもやっぱり面白い。この作品に感化され、横溝正史さんの『本陣殺人事件』が生まれた。

曰く付きの屋敷で夜を明かすことにした私が蝋燭の灯りで古の手紙を読み不気味な雰囲気に浸っていた時、突如鳴り響いた鐘―それが事件の幕開けだった。

31.『白い僧院の殺人』

いわゆる「雪密室」の最高峰。犯人は雪の上に足跡を残さずどうやって殺人を犯し、そして消えたのか。

シンプルでありながら決して色褪せることのない古典的名作。ぜひ。

ロンドン近郊の由緒ある建物〈白い僧院〉――その別館でハリウッドの人気女優が殺された。

32.『妖魔の森の家』

カーばっかりですいません。でもやっぱりオススメしたいカーの傑作短編集。

どれも超面白いのですが、中でも表題作「妖魔の森の家」が最高すぎます。これだけでも読んでみていただきたいです。とはいえ、本当にどれも面白いですので全部読んでください。

長編に劣らず短編においてもカーは数々の名作を書いているが、中でも「妖魔の森の家」一編は、彼の全作品を通じての白眉ともいうべき傑作である。

33.『黄色い部屋の秘密』

「最高の密室トリック」「密室ミステリの金字塔」など絶賛されるガストンルルーの傑作。

読めば納得、名作と言われ続けているのも納得の面白さです。もちろん’’密室トリック’’だけではなく、読ませるストーリー構成や伏線の見事さも含めた’’ミステリー小説’’としても素晴らしきかな。

フランス有数の頭脳、スタンガースン博士の住まうグランディエ城の離れで、惨劇は起きた。

34.『モルグ街の殺人』

’’史上初の推理小説’’かつ、’’密室殺人を取り入れた最初のミステリ小説’’と言われている作品。

どう考えても読むしかありません!

史上初の推理小説「モルグ街の殺人」。パリで起きた残虐な母娘殺人事件を、人並みはずれた分析力で見事に解決したオーギュスト・デュパン。

35.『密室殺人傑作選』

14編もの密室ミステリが凝縮されたアンソロジー。

古典的であったり意外性があったり、この一冊で様々な密室が楽しめます。しかもどれも面白い!たまりません!(=゚ω゚)ノ

史上初の探偵小説である「モルグ街の殺人」は、密室殺人がテーマだった。以来、本格ミステリの名作を生み続けた“密室”は多くの読者を魅了している。

最後に

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。ぜひ、「密室」の面白さに酔いしれちゃってくださいな!( ´ ▽ ` )ノ

 

よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。

それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。 ipadでイラストも書いています。ツイッター、Instagramフォローしてくれたら嬉しいです(*≧д≦)

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