ぜひ読んでほしい!中町信さんの’’殺意’’のついたミステリー小説をご紹介!
ってな訳で、今回おすすめさせていただきたいのは《中町信》さんの作品。
それぞれのタイトルに「殺意」とついたミステリー小説です。もともとのタイトルはそれぞれ違い、それを改題し「殺意」をつけたという粋な計らい。
元々のタイトルも渋くて好きなんですがね( ^ω^ )
そしてこの’’殺意’’シリーズがめちゃ面白いんです。
ラストに「やられた!」と言わされるのもあれば、終始王道ミステリーとして読ませてくれるものなどなど。続きもののシリーズ作品っぽいですが、特に順番はなくどの作品から読んでも面白いです!
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
『模倣の殺意』
作家の坂井正夫が青酸カリを飲んで死んだ。この事件は自殺として処理されたが、付き合いのあった中田秋子はそれを不審に思い調査を始める、、
いわゆる○○トリックの名作。
著者のデビュー作、かつ40年以上前に発表された作品ということでアラを探せば色々目についてしまうが、最後にアッと言わされるこのトリックは好きです。
無理矢理すぎる?いえいえ、そこがいいんです(゚∀゚)
七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。
『天啓の殺意』
この作品も○○トリックの名作。
作家同士の犯人当てリレー小説中に、問題編を書いた作者が失踪。そこに書かれていた内容は実際に起きた事件のことだった、、
これもほぼ間違いなくやられます。個人的には『模倣の殺意』よりガツンと来た(`ω´ )
柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説―柳生の問題編に対し、タレント作家の尾道由起子に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる。
『空白の殺意』
元は「高校野球殺人事件」ということで、その名の通り高校野球を絡めたミステリー。
上の2作品に比べて派手さはないけれど、トリックの練りも凝っていて実に王道でシンプルなミステリー小説といった感じ。
高崎市内の川土手で私立高校に通う女生徒の扼殺死体が発見される。その二日後、今度は同校の女性教師が謎めいた遺書を残して自殺する。
『三幕の殺意』
雪に閉ざされた山荘での殺人事件、というミステリ王道設定。
これだけでもワクワクしちゃうのに、帯には「最後の三行に潜む衝撃」なんて書いてある。こりゃあ読むしかない!
といってもラスト三行に期待しすぎるのも良くないので、オーソドックスなミステリー小説として楽しんでみてください( ´ ▽ ` )
昭和四十年十二月初旬。名峰、燧ヶ岳が目の前にそびえる尾瀬沼の湖畔に建つ、朝日小屋。その冬はじめての雪が降り積もる夜、離れに住む日田原聖太が頭を殴打され、殺された。
『追憶の殺意』
自動車教習所を舞台とし、アリバイ崩しや密室トリックを盛り込んだ連続殺人を描く王道ミステリー。
中町信さんの作品の中でもあまり目立たないのが不思議なくらい面白い。
衝撃のラスト!!とかそういうのではないのですが、一つ一つの伏線やトリックの練りが地味にすごい。この地味さがたまらんのです( ^ω^ )
自動車教習所の配車係が川土手で頭を強打して死んでいた。さらに技能主任が密室状況下で殺され、続いて指導員が自分の車の中で殺されているのが発見される!
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。ぜひ中町信さんの’’殺意’’にやられちゃってください!( ´ ▽ ` )ノ
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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