森博嗣さんはシリーズ作品以外も面白い!ってことで、今回はおすすめの単発小説をご紹介です。
森博嗣さんといえば『すべてがFになる』から始まる《S&Mシリーズ》や、瀬在丸紅子が活躍する《Vシリーズ》など多くのシリーズ作品を手がけていて有名です。
なので、森さんといえばシリーズ作品が面白い!というイメージが強くありませんか?
しかし!森さんのシリーズものじゃない単発作品もめっちゃ面白い作品があるのです!しかもミステリーだけではない!
てなわけで、今回はそんな森博嗣さんのシリーズものじゃないおすすめ作品を紹介できればと思います。
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
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1.『探偵伯爵と僕』
小学生の《新太》が公園で謎の探偵男爵と出会う。そして友人ハリィが行方不明になり、新太と探偵男爵は捜査に乗り出す。
もともと子供向けに書かれたミステリー作品ですが、むしろ大人に読んでいただきたい作品。
非常に読みやすいですが、内容は重めです。そして深い。考えさせられるものがります。
そして結末に驚愕。
もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。それが、ちょっと変わった探偵伯爵との出逢いだった。
2.『どきどきフェノメノン』
森博嗣さんはミステリーだけじゃない!と思わせてくれたラブコメ作品。
そう、まさかのラブコメなのですがこれが面白い。
ああ、森さんがラブコメ書くとこうなるのね〜♪( ´▽`)ってにやにやしながら楽しく読み進められます。
窪居佳那・二十四歳・大学院のドクターコースに在籍中。指導教官の相澤助教授に秘かな恋心を抱いている―と思っているのは佳那本人だけで、相澤を前にすると佳那が挙動不審に陥ることは誰もが気付いている。
3.『もえない』
死んだクラスメイトの杉山が遺していったものは、僕の名前入り金属板。かつて杉山からもらった手紙には’’山岸小夜子といいう女と関わるな’’と記されていた。
主人公はその事件について調べ始めるが、さらなる事件が起きてしまう。
いかにも森さんらしい青春ミステリー。タイトル『もえない』ってそういう意味だったのね、、
クラスメートの杉山が死に、僕の名前を彫り込んだプレートを遺していった。
4.『少し変わった子あります』
もともと独特の世界観を持つ森博嗣さんの作品ですが、その中でも特に不思議な雰囲気を放つ作品。
行方不明の後輩に教えてもらった謎の料理屋。場所は毎回変わり、謎の女性との食事を淡々と描く。
この意味の分からなさがなんか怖い。でも読んじゃう。この意味不明な怖さ、ぜひ味わってみてください( ; ; )
失踪した後輩が通っていたお店は、毎回訪れるたびに場所がかわり、違った女性が相伴してくれる、いっぷう変わったレストラン。
5.『喜嶋先生の静かな世界』
なんともいえない読後感のある自伝的小説。
ミステリーのドキドキやスリルなんてものは全くなく、淡々と進んでいくのだけれどそれが心地よい。
研究者とはこういうものなのだね。
文字を読むことが不得意で、勉強が大嫌いだった僕。大学4年のとき卒論のために配属された喜嶋研究室での出会いが、僕のその後の人生を大きく変えていく。
6.『実験的経験』
まさに実験的な一冊。というかカオス。
自由奔放すぎて、最初は「この本は一体なんなんだ?!」と面食らう。でもどうしてか、この世界にはまってしまうのです。
面白いとか、面白くないとか、そういう枠にとらわれない作品。とりあえず、普通ではない(`ω´ )
小説であり、小説でない。ミステリィでもエッセィでも詩でもない。
7.『神様が殺してくれる』
安心安定の森ミステリィ。
外国を舞台に起こった殺人事件。現場に拘束されていた需要参考人は「神様が殺した」などと証言する、、、
ストーリー展開も読みやすさもテンポもいい。オチはまさかの。
パリで往年の大女優が絞殺された。両手首を縛られ現場で拘束されていた重要参考人リオン・シャレットは「神様が殺した」と警察で証言。
最後に
というわけで、今回は森博嗣さんのシリーズ作品以外のおすすめ単発小説をご紹介させていただきました。
ぜひこの独特な森ワールドに浸っちゃってくださいな!参考にしていただければ幸いです。
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それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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