読後感が良くて、爽快感溢れるおすすめ小説をご紹介です
後味が悪〜い小説も好きですが、スカッとする後味爽やかな小説ももちろん大好きです( ^ω^ )
ちょっと落ち込んだ時だったり、後味悪い小説を読んでしまった後なんかには最適ですね。
読んでいてこっちまで楽しくなっちゃったり、自分も仕事頑張ろう!とやる気が出ちゃたり、青春してて物語の終始爽やかだったりと様々。
やっぱりこういう小説っていいですね。読んでいてしみじみ思います。
もちろん爽快なだけでなく、ぐいぐい読まされちゃうほど面白い作品ばかりです。
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『ラッシュライフ』
爽快感のある小説といえば、まず伊坂幸太郎さんの名が思い浮かびます。
5つの全く関係ないような物語。しかし物語が進むにつれ繋がりが見えてきて、終盤では「おお!こう繋がっていくのか!」と気持ちいい爽快感に包まれる作品。
構成も爽快ですが、ストーリーも爽快。気分が良いです。
他にも『オーデュボンの祈り (新潮文庫)』や『陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)』も最高におすすめです。
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。
2.『レヴォリューションNo.3』
落ちこぼれ男子高校生達が世界を変えるために結成した『ザ・ゾンビーズ』シリーズの第一弾。
世界を変えるといっても、高嶺の花であるお嬢様学校の文化祭に潜入しようという痛快爽快青春ストーリーです。
とにかくゾンビーズの高校生達が最高。ストーリー展開も笑える要素満載で、こっちまで楽しくなって元気をもらえます。こんな青春を過ごしてみたい。
ゾンビーズシリーズ第二弾『フライ,ダディ,フライ (角川文庫)』、第三弾『SPEED (角川文庫)』も最高に面白いです!
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」オチコボレ男子高に通い、死んだような毎日を送っていた「僕たち」は生物教師ドクター・モローの言葉で突如生き返り、世界を変えるために行動を開始する。
3.『スロウハイツの神様』
単純に小説としても大好きな作品ですが、読後の爽やかな爽快感も心地いいです。
脚本家の’’赤羽環’’を中心とした映画や漫画などクリエイターの卵たちが暮らす「スロウハイツ」というアパートでの青春物語。
上巻で散りばめられた伏線や謎を下巻でバッサリ回収していく構成も気持ちが良いし、単純にストーリーも爽やかです( ´▽`)
ある快晴の日。人気作家チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ。猟奇的なファンによる、小説を模倣した大量殺人。この事件を境に筆を折ったチヨダ・コーキだったが、ある新聞記事をきっかけに見事復活を遂げる。
4.『the TEAM ザ・チーム』
霊能力をもつというインチキ霊導師の能城あや子と、彼女をサポートをする必殺仕事人のようなチームを描いた痛快エンターテインメント連作短編集。
つまりそのチームが彼女に霊能力があるように見せかけているのですが、この見事なチームプレイが最高に面白いのです!そしてカッコイイのです!
このチームがやっていることも確かに悪いことなのですが、それでいても許せてしまう面白さ。ストーリー展開も読後の爽快感も抜群です( ^ω^ )
黒いサングラスをかけた派手な衣装のおばさん。この人こそ、今をときめく、霊導師・能城あや子。テレビ番組の人気コーナーを持ち、個別の相談は30分8万円にもかかわらず、5カ月待ちという盛況ぶり。
5.『三匹のおっさん』
本屋などでも度々目にしていたし有名なので存在は知っていたのですが、こんなにも爽快な物語とは思ってもみませんでした。こりゃ有名にもなりますね。
三匹のおっさんが地域で起きた事件を解決していく物語。そのストーリー展開も解決の仕方もスカッと爽快。まさに正義のヒーローおっさんなのです!
そしてこのおっさんたちのキャラの良さも作品の醍醐味の一つ。愛着が湧いてしょうがない。
還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る!
6.『神様からひと言』
とある理由で大手広告会社を辞め食品会社に再就職した主人公。しかしその食品会社でちょっとした問題を起こし’’リストラ要員収容所’’と呼ばれる「お客様相談室」に異動になってしまった。
食品会社のお客様相談室のお仕事って大変そうだなーって思いつつも、わけわからんクレームに対応する主人公たちを見ているだけでも面白い。
終盤の展開はまさにスカッと!登場人物も皆個性的で楽しく、コメディ要素もあって笑いながら元気も貰えちゃう爽快エンターテインメントの傑作です。
大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。
7.『オロロ畑でつかまえて』
人口たった300人の過疎りまくってる牛穴村と、倒産寸前のユニバーサル広告社の弱小タッグが村おこしに大奮闘する物語。
’’弱小コンビが大逆転を目指す’’っていう設定がもうワクワクしませんか!
牛穴村の超ど田舎っぷりの世界観も素敵で、かなり訛った方言での会話やオロロ豆、ヘラチョンペといった産物名までもが面白い。
ユーモアたっぷりのストーリーで読んでいて楽しくなっちゃう作品です( ^ω^ )
人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!
8.『下町ロケット』
とある理由で研究者をやめ、現在は家業の町工場を引き継ぎ仕事に励む佃航平。しかしそんな小さな町工場は、大手メーカーから特許侵害で訴えられたり、取引を打ち切られたりと様々な困難にぶちあたる。
はたして中小企業が大企業に勝てるのか、、
目指せ逆転満塁ホームラン!というか、これぞ男のロマン!というか、仕事に対する何か熱いものがたくさん詰まった’’夢’’を感じさせてくれる作品です。
これだけ面白きゃドラマ化もされますよね。爽快なだけでなく仕事もやる気が出ちゃう。
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。
9.『一瞬の風になれ』
サッカーへの道を諦めた主人公が、親友である’’連’’の走りに惹かれてスプリンターを目指すという物語。ありがちな設定と思いきやこれがめちゃくちゃに面白いのです。
主人公の’’新二’’と親友の’’連’’のキャラが非常に魅力的で愛着がわくし、ライバルの登場だったり、様々な壁を乗り越えての彼らの成長、スポーツならではの熱い展開など面白い要素盛りだくさん。
読後感が爽やかっていうか、読んでる途中からずっと爽やか。清々しいほど爽やかな青春物語です。
運動があまり好きじゃなく引きこもって本ばっかり読んでいる私ですら、読むと思いっきり駆け出したくなっちゃうくらいの衝動に駆られるのですから(つД`)
主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短距離走者の親友・連だ。新二は兄への複雑な想いからサッカーを諦めるが、連の美しい走りに導かれ、スプリンターの道を歩むことになる
10.『プリズンホテル』
いわゆる極道の人たち専用で、オーナーもヤクザさんであるという通称「プリズンホテル」と恐れられているホテルを舞台とした物語。
評価が良いので気になっていたのですが、想像以上に面白く大満足した作品です。
登場人物は個性豊な人ばかりで、嫌な奴なんだけど憎めない。コメディータッチのハチャメチャ展開で、笑って泣けて暖かい気持ちになれちゃう不思議な小説です。
『夏』→『秋』→『冬』→『春』の順番にぜひ!
極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
読んでいる間や、読み終わった後も爽やかな気分になれちゃう爽快感ある小説。この気持ちの良さは最高ですね。
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
コメント
コメント一覧 (2件)
図書館で何を借りようか迷っているときにこちらのページにたどり着きました。ランキングに私が面白かった!と思った作品が入っていたので(プリズンホテル、三匹のおっさん、オロロ畑で、神さま〜など)、感性が合うかも!と思い、参考にさせていただきました。
レボリューションno.3、the team、を読了。おもしろかったです。オーデュポンの祈り、を今読んでいます。
読んだことのない新しい作家さんを開拓できるのはとても嬉しいです!
今後も参考にさせていただきますね♫
ななおさん!参考にしていただきありがとうございます。
それらの作品を好きという事は、完全にななおさんとは好みが合いそうですね(´∀`*)
『レボリューションno.3』『the team』、面白いですよね!共感していただけて嬉しい。
新しい作家さんを開拓するというのは、本当に楽しい事だと思います。
オーデュボンを気に入っていただければ、おそらくほとんどの伊坂作品を楽しんでいただけると思うので、そのまま伊坂ワールドを堪能してみてくださいな(o´▽`)ノ