今回は若竹七海(わかたけ ななみ)さんのおすすめミステリー小説をご紹介です!
若竹七海さんの作風は様々で、穏やかなミステリーであったり、ハードボイルドであったり、本格であったり、後味が悪いゾッとするような作品もあります。
ですが、全ての作品に共通する若竹さんならではの世界観。これが最高です(=゚ω゚)ノ
一見おだやかなストーリーっぽい感じだからこそ、オチでガツンと殴られた時のような衝撃が凄いです。
ぜひぜひ、この読後感を味わってくださいませ、、、
それでは、どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『クール・キャンデー』
ストーカー被害にあった兄のお嫁さんが亡くなり、さらにそのストーカーも死亡。当然疑いの目は兄に向けられる。そんな兄を助けようとする中学生の’’渚’’が奮闘するストーリー。
前半は主人公を含めた登場人物のキャラも愛らしく、ストーリー展開も普通に面白く楽しみながら読めます。
が、後半から怒涛の伏線回収、そして衝撃のラスト。あのラストは凄かった。。
約160ページという薄さなので、ぜひ気軽に読んでみていただきたいです( ´ ▽ ` )ノ
兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。だが、愉しみは儚く消えた。ストーカーに襲われ重態だった兄嫁が他界し、さらに、同時刻にそのストーカーも変死したのだ。
2.『ヴィラ・マグノリアの殺人』
キャラの良い住人達が暮らす建売住宅地《ヴィラ・マグノリア》。その空家から顔の潰された死体が!
なかなかに無残な死体の登場ですが、若竹さんならではの作風によって和やかなマイルドミステリーに。全然重くならないのです。
住人たちはいい意味で胡散臭い人たちばかりでみんな怪しい。しかし見ていて面白い。
ほのぼのした雰囲気でありながらも、伏線回収や驚きのカラクリもバッチリ!ミステリー小説として十分楽しませてくれます(=゚ω゚)ノ
海に臨むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。ヴィラの住人は一癖ある人ばかりで、担当刑事達は聞き込み一つにてんてこ舞い。
3.『スクランブル』
結婚式で集まったかつての仲間達。彼女たちはそれぞれ、’’15年前に女子校で起きたあの事件’’のことを思い出し、真相に迫る。
まさか犯人は、、、
各省ごとに語り手が変わっていくタイプの作品。青春小説のようなほろ苦さを漂わせながら、ミステリー小説としても素晴らしいです。
この構成、さすがです。私は完全に騙されました。最後「うわっ∑(゚Д゚)」ってなりました。
名門女子高校内で発見された変死体。15年後の今日、真実は明かされるのか。80年代を背景に描く渾身の学園ミステリ。
4.『死んでも治らない~大道寺圭の事件簿~』
最初はよくわからないながらも普通に短編としても面白く読み進められるのですが、最後にビシッとやってくれるのです。なるほど!だからこの形式なのか!と∑(゚Д゚)
元警察官・大道寺圭は、一冊の本を書いた。警官時代に出会ったおバカな犯罪者たちのエピソードを綴ったもので、題して『死んでも治らない』。それが呼び水になり、さらなるまぬけな犯罪者たちからつきまとわれて…。
5.『依頼人は死んだ』
女探偵・葉村晶の関わった事件を季節ごとに描いた連作短編集。
若竹七海さんの持ち味が存分に発揮された作品で、この作風が好きな人にはたまらないでしょう。
つまり、一つ一つの話の後味が悪い!だがそれがいいのです!しかしただ後味が悪いだけでなく「おお、そうきますか、、」と唸ってしまうようなラスト。実にクセになります(o´∀`o)
念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。健診を受けていないのに送られてきたガンの通知に当惑する佐藤まどか。決して手加減をしない女探偵・葉村晶に持つこまれる様々な事件の真相は、少し切なく、少しこわい。
最後に
というわけで、今回は若竹七海さんのおすすめミステリー小説をご紹介させていただきました。
若竹七海さんの癖になるような独特の作風、ぜひご覧あれ(o´▽`)ノ
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!
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