【館・お城】などが舞台のおすすめミステリ小説16選【山荘】

 

ミステリアスな雰囲気のある謎の館、、招かれる名探偵、、外は嵐で脱出不可能、、迎えは来ない、、そこで起きる殺人事件、、

ミステリー小説の中に出てくる『館』や『城』、『山荘』などには、なんとも言えない独特の魅力がある。

作者が事件を起こすために作り上げた、現実には存在しない小説の中だけの建造物。

いやーたまりません♪( ´▽`)

そんな魅力あふれる建造物が舞台となった小説のなかで、

私が特に面白いと感じ、ぜひみなさんにも読んでいただきたいと思った作品を厳選したよ!

どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

 

目次

『アリスミラー城殺人事件』

登場する建物・・【アリス・ミラー城】

私的には数あるお城系ミステリーの中でもトップクラスで好き。

登場人物のキャラクターがいちいち濃い。けどそれも好き。

しかも「決められた日まで迎えの来ない島」「外は猛吹雪」という大好物な設定もgood。

同じ著者の『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)『クロック城』殺人事件 (講談社文庫)などもおススメ。

ルイス・キャロルの作品にちなんだ不可解な城に探偵たちが集められた。ある者は密室状況下、巨大な鏡の上で顔を溶かされた死体となり、ある者は合わせ鏡の部屋で殺され、犯人は目撃者の眼前で消失する。館内のチェス盤からは殺人の度に駒が一つずつなくなって…。

『十角館の殺人』

登場する建物・・【十角館】

もやは説明不要の有名ミステリー小説。

ミステリでおすすめを聞かれたらほとんどの人がこの作品の名をあげるのではないでしょうか。

海に囲まれた孤島。そこで巻き起こる連続殺人。ストーリー自体も面白く、読みやすいものになっています。

ちなみにこの「館シリーズ」は他にも多く出ている。どれも面白いので順番に読むのがいいでしょう。

特に迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)は十角館に並ぶ名作。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!

『蛍』

登場する建物・・【ファイアフライ館】

嵐の中の山荘、唯一の橋は壊れて脱出不可能、そこで起きる殺人事件。という定番かつ大好きなパターン。

ミステリの定番である叙述トリックをひねりまくったこだわりの一冊。騙されるに決まっています。

また、ファイアフライ館自体の設定もこだわっていて良い。行ってみたい!

同じ著者の作品では、『鴉 (幻冬舎文庫)』、『神様ゲーム (講談社ノベルス)』もおすすめです(*´エ`*)ノ

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。ここは十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所だ。

そして半年前、一人の女子メンバーが未逮捕の殺人鬼ジョージに惨殺されている。そんな中での四日間の合宿。ふざけ合う仲間たち。嵐の山荘での第一の殺人は、すぐに起こった。

「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」

登場する建物・・【蒼鴉城】

間違いなく読者の想像を裏切ってくれるので、安心して読んでいただきたい一冊。

これが処女作。この人の普通じゃない良さがあふれ出ている。

首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人……。京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城と見粉うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇はすでに始まっていた。2人の名探偵の火花散る対決の行方は。そして迎える壮絶な結末。

『絶叫城殺人事件』

「黒鳥亭殺人事件」「壺中庵殺人事件」「月宮殿殺人事件」「雪華楼殺人事件」「紅雨荘殺人事件」「絶叫城殺人事件」

6つの話が収録された短編集。

この時点で、「城」「館」好きにはたまりません!推理小説作家の有栖川有栖と、犯罪社会学者の火村英生のコンビが挑む、6つの舞台で行われる殺人事件。

この2人の関係や人柄がまた良し。短編ながら、1つ1つの話やトリックはしっかりと面白いのでご安心を(*・ω・*)

『「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が―。』

『仮面山荘殺人事件』

登場する建物・・・【とある山荘】

東野圭吾さんの作品は、どれも面白くて読みやすいものばかり。

その中でも私的に一番騙され、面白いと感じた一冊。ストーリー展開もスピーディで、飽きることなくスラスラと読むことができます。

予想外すぎる展開に脱帽。

8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。

『斜め屋敷の犯罪』

登場する建物・・【流氷館】

島田荘司さんといえば『占星術殺人事件』が有名であるが、この「斜め屋敷の犯罪」も負けないくらい、いや、人によってはそれ以上の評価を持つ一冊。

奇想天外すぎるトリックは、ほんとに笑っちゃうくらい驚きます。

また名探偵・御手洗潔のキャラクターに惹かれる人も多いはず。この人の魅力は一体どこからくるんですかねえ。

北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマスパーティーを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々が狂乱する中で、またもや次の惨劇が……。

『星降り山荘の殺人』

登場する建物・・【雪の中の閉ざされた山荘】

この見どころは作者の叙述トリック。様々な伏線が回収されていき、最後の衝撃のどんでん返し。

各章の最初に作者からの優しい説明があるのです。たとえば、『ここではこのような事が起こりますが、これは〇〇には関係ありません』みたいな。

作者がこんなにも説明してくれるのに、騙される。あっぱれ。

雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?

『インシテミル』

登場する建物・・【暗鬼館】

簡単に言えば、施設に収容された12人が殺し合い殺し合いをしつつ、犯人を捜すという話。

単純に、登場人物の心理描写や、舞台設定、ストーリー自体が面白い。

映画の評価は賛否あるようだが、映画を見てつまらないと思った人も小説は面白いので読んでほしい。

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に応募した十二人の男女。とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。

『殺戮ゲームの館』

登場する建物・・【謎の建物】

ゲーム「汝は人狼なりや?」を基にした小説。人狼好きにはたまらない一冊。

上下巻があってボリュームもあるが、一気に読みきってしまうほど面白い。設定もしっかりと練りこまれているし、特に心理戦がヤバい。

ライアーゲームのような心理戦が好きな方にはぜひ( ・∀・)ノ

出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったというある廃墟にたどり着く。だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた……。

『りら荘殺人事件』

登場する建物・・・【りら荘】

次々人が殺されていく中で、それぞれの殺し方、トリックが素晴らしい。

しっかりとした驚きのトリックを詰め込んだ贅沢極まりない作品。ストーリ構成、テンポ、伏線、質の高さ、どれをとっても名作。

個人的に鮎川哲也さんの最高傑作(ゝω・o)

残り少ない暑中休暇を過ごすべく、秩父の『りら荘』に集まった日本芸術大学の学生たち。一癖も二癖もある個性派揃いである上に各様の愛憎が渦巻き、どことなく波瀾含みの空気が流れていた。一夜明けて、りら荘を訪れた刑事がある男の死を告げる。

『ロートレック荘事件』

登場する建物・・【ロートレック荘】

こういう仕掛けをどうやって思いつくのでしょうか。完全に作者の手のひらの上で転がされているという感じを味わえます。

222ページと、ミステリ小説の中ではかなり短い方なのでサクッと読めるもの良いですね〜(‘v`◎)

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。

『キマイラの新しい城』

登場する建物・・【とある古城】

ハサミ男 (講談社文庫)』で有名な殊能将之さんの作品。本格でありながらも、現実ではありえない設定が実にユーモラス。

なんてったって、750年前に死んだ貴族の亡霊から事件解決の依頼をされるのだから。

「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は、殺人事件に遭遇する。嫌疑をかけられた江里が向かった先は…。

『グランギニョール城』

登場する建物・・【グラン・ギニョール城】

非常によく考えられた構成の、いわゆる「完成度の高い」作品。

城に集められた人々、探偵、そしてそこで起こる連続殺人。古き良き王道設定が好きな人にはたまらない作品ですね。

しかしまぁ、よくこんなアイデアが思いつくものです。。

グラン・ギニョール城に集った老若男女は、所有者の親族と友人、知人たち。それぞれが腹にいちもつを抱えているかのように、アマチュア探偵ナイジェルソープには映っていた。そこへ突如としてあらわれた謎の中国人、そしてやがて雷鳴とともに事件が…。

『三毛猫ホームズの騎士道』

登場する建物・・【ドイツの古城】

ドイツの古城を舞台に起こる連続殺人事件。ストーリー展開、素晴らしいトリックにハラハラドキドキ。

古城の雰囲気もまた実に美しいものです。

片山刑事と晴美、ホームズが、ドイツ旅行に招待された。なんと、殺人事件を解決するために…!?日本有数の資産家、永江一族の次男・英哉は、3年前に新妻の智美を新婚早々失った。ドイツの古城で、中世の伝説どおり、処刑具「鉄の処女」によって惨殺されたのだ。

『人狼城の恐怖』

登場する建物・・【人狼城】

長い。とにかく長い。4部作で文庫だと約2550ページという長さ。世界最長の推理小説の記録を持っています。

そして、二階堂さんの代表作であり最高傑作。

独仏国境の険しい渓谷の上に屹立する双子の古城・人狼城。ドイツ側“銀の狼城”に招かれた十人の客に用意されていたのは、凄惨な殺しの宴であった。二重に閉ざされた密室での首切り、中世の石弓による射殺…。謎と伝説に彩られた古城に隠された秘密とは何か?

最後に

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

 

もしよろしければ気が向いたときにでも、聴いてただければ幸いです。

それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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この記事を書いた人

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。 ipadでイラストも書いています。ツイッター、Instagramフォローしてくれたら嬉しいです(*≧д≦)

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