旅の魅力とはいったい何なのだろう。
普段の生活では味わえない非日常を体験出来るからか。文化の全く違う体験にワクワクするからか。
私的には、海外で味わう日本で育った自分の中の常識が思いっきり壊れる感じがたまらなく好きだ。
その答えは人によってもちろん違ってくるし、そもそも答えはないのかもしれない。
今回は、旅好きの人ならもちろん読んでいると思うし、旅に興味がある人はその気持ちが抑えきれなくなってしまうような「旅本」を厳選しましたよ。
さあ!旅に出よう!
『深夜特急』
定番中の定番。数多くのバックパッカーのバイブルとなってるだろうこの作品。
この本を読んでしまったが為に、仕事を辞めて旅に出ていく人が続出する禍々しい本です。
かくいう私もこの本を読んですぐ、仕事を休んで1週間の海外旅行に行ったのでした。
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く―。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。
『ガンジス河でバタフライ』
主人公は大阪出身の女性なんだけど、尋常じゃないアグレッシブさでハンパないノリノリな旅をしている。
旅というものがどれだけ楽しく、魅力的であるかを実感させられるエッセイ集。
また、その旅から何を学んだか、何に気づかされたかも書かれており、言葉1つ1つに重みを感じられる作品となっています。
20歳にして、長年夢見ていたひとり旅に出たてるこ。極端な小心者だからこそ、五感をフルに稼働させて、現地の人とグッと仲良くなっていく。インドでは聖なる河ガンジスを夢中に泳ぎ、ぶつかってしまった人に謝ると、なんと流れゆく死体だった…。
『旅をする木』
何度も読みたくなる。読むたびに心が綺麗に洗われるような感覚を覚える。
人生の道しるべになる魅力的な言葉達。アラスカの自然、それにに対するインディアン達の考え方に感動します。
『人生』という旅のバイブルにぴったりな作品です。
広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。
『旅で眠りたい』
一人旅ではなく、夫婦一緒のパッカー旅行記。
東京を出発後、妻の実家の静岡、自身の故郷の鹿児島を経由。そして沖縄から台湾→香港→東南アジア→インド→パキスタン→イラン→トルコ→アテネまで。
この本の醍醐味は、一か所の滞在時間が非常に長いこと。だからこそ見えてくる旅の面白さ、貴重な体験がぎっしり詰まっています。
仕事が終わればいざ出発だ!ようやく東京からアジアを横断する長い旅が始まった。安宿を探して泊まり、仲間ができれば同行し、街が気に入れば沈没し、数々の試練にもめげず、気儘な旅が続く。台湾、香港、タイ、インド、ネパール、パキスタン、イラン、そして終着駅イスタンブールまで。
『何でも見てやろう』
貧乏旅行とは何でこんなにも魅力的なのか。
沢木耕太郎が『深夜特急』を書くきっかけになったほどの、多くの旅行人が手にした旅行記の原点にして頂点。
若さと知性と勇気にみちた体当り世界紀行。留学生時代の著者が、笑顔とバイタリティーで欧米・アジア22ヶ国を貧乏旅行して、先進国の病根から後進国の凄惨な貧困まで、ハラにこたえた現実を、見たまま感じたままに書いたベスト&ロングセラーの快著。
コメント