「そして誰もいなくなった」オマージュのおすすめミステリ小説を厳選しました!
アガサ・クリスティーの伝説的名作『そして誰もいなくなった』とは。
アガサ・クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』という超有名ミステリー小説があります。
脱出できない孤島で1人ずつ殺されていく「クローズドサークル」かつ、「見立て殺人」の代表的作品。
この作品は日本のミステリー界にも大きな影響を与え、褪せることなく今だに読まれ続け、多くのファンが存在します。
それぞれ見も知らぬ、さまざまの職業、年齢、経歴の十人の男女が、U・N・オーエンと名乗る一人の男からの招待状を手に、デヴォン州沖にあるインディアン島へむかっていた。不気味な岩だらけの島だった。やがて一行は豪奢な大邸宅へとついたが、肝心の正体主は姿を見せず、そのかわりに見事な食卓が待っていた。不審に思いながらも十人が食卓についたとき、どこからともなく古い童謡がひびいてきた。
というわけで、今回は『そして誰もいなくなった』をモチーフにした日本のミステリー小説を紹介させていただきます。
参考にしていただければ幸いです(*´ω`)ノ


1.『そして誰もいなくなる』
今邑彩(いまむらあや)さんによる本格派学園ミステリー小説。
女子校の演劇部が『そして誰もいなくなった』の舞台を行っていた最中、死ぬ役だった生徒が本当に死んでしまった。
しかしその後も、台本通りに生徒が殺されていく。という、名作『そして誰もいなくなった』を劇中劇として使った、学園内で起こる連続殺人を描きます。
テンポがよくてかなり読みやすいです。それでいてオチも見事に決まっているという文句なしの作品。
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名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。
2.『そして誰かいなくなった』
孤立した豪華クルーズを舞台にした、『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品。
なぜか知名度が低い!面白いんですけどねえ。
当然ですが、先に『そして誰もいなくなった』を読んでいないと十分に楽しめませんのでご注意を。
湘南・葉山マリーナから沖縄を目指す豪華クルーザーのインディアナ号が出港した。船のオーナーから招待を受けたのは、会社役員秘書、エッセイスト、医者、弁護士、プロゴルファーの五人。オーナーは御前崎から乗船するという…。翌朝、一人の死体が発見され、彼の干支である猿の置物が消えていたのだ!。
3.『そして誰もいなくなった殺人事件』
パリの劇場を舞台としたフランス・ミステリー作品。
ぶっ飛んでいるというか、ある意味面白いというか、いろんな意味で衝撃的。
すごく面白いB級映画を見ているような感覚ですね(・´з`・)
アガサ・クリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』を上演しているパリの劇場で、あたかも原作をなぞったような大量殺人が発生した。そして第2、第3の殺人が……。事件のカギは悲劇的な死を遂げた往年の大女優か?
4.『そして二人だけになった』
『すべてがFになる』などの〈S&Mシリーズ〉でおなじみの、森博嗣(もりひろし)さんの作品。
海水に囲まれた閉鎖空間で行われる殺人事件という非常に魅力的な設定。ですが人によって賛否両論が大きく分かれる作品でもあります。
なんて言ったって、あのオチですからねえ。衝撃的でしたよ。でも、そこが逆に面白いところ。
私はもちろん大好きです( ゚∀゚)
全長4000メートルの海峡大橋を支える巨大なコンクリート塊。その内部に造られた「バルブ」と呼ばれる閉鎖空間に科学者、医師、建築家など6名が集まった。プログラムの異常により、海水に囲まれて完全な密室と化した「バルブ」内で、次々と起こる殺人。残された盲目の天才科学者と彼のアシスタントの運命は…。
5.『十角館の殺人』
日本のミステリー界に大きな影響を与え、新本格ブームを巻き起こしたとされる超有名ミステリー小説。
ミステリー小説が好きな方で読んでない人はほぼいないでしょう。
脱出不可能な絶海の孤島。そこで起こる連続殺人。
王道の設定ながら、「そして誰もいなくなった」ファンも認める最高の衝撃と面白さを誇ります。
ミステリー小説に興味があるなら絶対に読むべき一冊ですね(ノ∇≦*)

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
6.『そして五人がいなくなる』
児童書だからといって侮ってはいけません。
子供向けの小説でありながら、本格的なトリックやストーリーの面白さで、大人が読んでも十分に面白い作品です。
読んでみれば児童書への常識が変わっちゃうかも。
夢水清志郎は名探偵。表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。おまけに、ものぐさでマイペース。こんな名(迷)探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人「伯爵」事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決……するわけはない。
7.『殺しの双曲線』
舞台は積雪に閉ざされた山荘。『そして誰もいなくなった』をオマージュした作品の中でトップクラスに面白いです。
西村京太郎先生の作品の中でも一番の傑作。魅力的な謎、伏線の回収、トリックの巧妙さにすべてに震える!
本気で読んでほしい超おススメ本の中の一冊です( *´艸)
差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。
最後に
というわけで今回は『そして誰もいなくなった』のオマージュ・影響を受けたミステリー小説をご紹介させていただきました。
クリスティの『そして誰もいなくなった』がお好きであればぜひ読んでみてくださいな(ノ∀≦。)ノ
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よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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