岡嶋二人さんの名作『クラインの壺』以外の超おすすめ作品をご紹介です。
私が今まで読んできた小説の中でもトップクラスで好きな『クラインの壷』という作品。
全ての感覚を現実と同じように体感できる「リアルダイブ型バーチャルシステム」を軸にした最高の小説です。
おそらく岡嶋二人さんの作品の中でも特に人気作ではないでしょうか。
ミステリファンの中では誰もが知る超名作。読んでない方には是非とも読んでいただきたいです〜(ノ∀≦。)
そして著者の岡嶋二人さんとは、徳山諄一さんと井上夢人さんのコンビによるペンネーム。
コンビはこの『クラインの壺』を最後に解散。解散後も井上夢人さんは一人でめっちゃおもしろい作品を出し続けています。
とまあ『クラインの壷』は超有名かつ超人気なので必ず読んでいただくとして、
今回は岡嶋二人の『クラインの壺』以外の超おすすめ作品を厳選しました!
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
1.『焦茶色のパステル』
岡嶋二人のデビュー作かつ「江戸川乱歩賞受賞作」というだけあって納得の面白さ。
牧場で起こった事件によって、2頭のサラブレッドと1人の競馬評論家が殺された。死んだ競馬評論家の妻は全くの競馬素人でありながら、友人と一緒に事件の真相を暴いていく、、。
相変わらずテンポが良くて読みやすく、競馬に全く興味がない人でもグイグイ引き込まれてしまう文章力と構成はさすがです( ´ ▽ ` )ノ
東北の牧場で牧場長と競馬評論家・大友隆一が殺され、サラブレッドの母子、モンパレットとパステルが銃撃された。隆一の妻である香苗は競馬の知識は一切持っていなかったが、夫の死に疑問を抱き、次々と怪事件に襲われる。
2.『そして扉が閉ざされた』
三ヶ月前、謎の事故によって一人の女性が死亡した。
その後、仲の良かった4人の男女が遺族によって核シェルターに閉じ込められ、脱出を図りながらも女性の死の真実を推理していく。
まずこの設定が非常に面白いです。「密室からはやく脱出しなければ」というスリリングな気持ちと「女性の死は事故ではない?犯人は誰なのか?」という疑心暗鬼に陥る感じがたまらない( ´ ▽ ` )ノ
登場人物も少なくすでに事件が起きている状況なので、推理のみに集中できるってのも面白いです!
富豪の若き一人娘が不審な事故で死亡して三カ月、彼女の遊び仲間だった男女四人が、遺族の手で地下シェルターに閉じ込められた。なぜ?そもそもあの事故の真相は何だったのか?四人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した意外極まる結末は?
3.『99%の誘拐』
過去に誘拐された経験を持つ犯人が、復讐としてたった一人で完璧な誘拐を行う、という設定。そして構成がまた素晴らしい!
12年前の誘拐事件で被害者だった犯人の気持ちが良くわかるので、現在の誘拐事件を起こした犯人を応援する気持ちで読んでしまう。
また「完璧」と言わんばかりの誘拐計画は読んでいて爽快。気持ちが良いのです(=゚ω゚)ノ
岡嶋二人の代表作!末期ガンに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには8年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして12年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。
4.『どんなに上手に隠れても』
人気アイドル結城ちひろがテレビ局から誘拐。岡嶋二人と言えば誘拐物、と言われるほどに誘拐小説に定評のある著者ですが、読めば納得。
マスコミやプロダクション、宣伝会社や警察などのそれぞれの思惑が絡み合いより面白く、ストーリー展開や伏線回収など事件発生から結末までテンポよく一気読みです(・ω・)
多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた。
5.『解決まではあと6人』
とにかく設定が面白すぎるんです。
一人の女性が次々に別の興信所に依頼をし、解決すればまた別の興信所に依頼をし、を繰り返す。一体なぜ?
それが次第につながっていき驚愕のラストへ!っていう展開なんですがまあ面白いです。
次々と興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。いったい、彼女の本当の目的は何なのか。やがて、それぞれの調査報告が、ひとつの輪のように繋がって隠された大事件の全容が明らかになっていく。
最後に
というわけで、今回は岡嶋二人さんの『クラインの壺』以外の超おすすめ作品をご紹介させていただきました。
ぜひ「クラインの壷」以外の作品も楽しんで下さい!( ´ ▽ ` )
よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。
それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ