国内ミステリー小説の中でもトップクラスで評価の高い、殊能将之さんの『ハサミ男』という名作があります。
あまりに面白すぎたので、ミステリに興味のない友人に強制的に貸し付けてウンザリされたのはいい思い出です。
で、当然『ハサミ男』はめっちゃ面白いんですけど、殊能将之さんの面白い作品は当然それだけではないのですよ。
けれど『ハサミ男』が有名すぎて霞んでしまっているような・・。
そんなわけで!!!
今回は『ハサミ男』以外の殊能将之さんのおすすめ作品を3冊に厳選しましたよん!
どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ
ちなみに、ここでご紹介させて頂く3作品は全て「石動戯作シリーズ」の作品となっております。
『美濃牛』
いい意味で殊能さんらしくない王道でシンプルに面白い本格作品。
「村に伝わる伝説」「俳句」「わらべ歌」「鍾乳洞」「見立て殺人」などのキーワードが好きな人にはピッタリでしょう。もうこのキーワードだけでテンションあがっちゃいますよね、これ。
やや分厚いけど読みやすいのでサクサク読めちゃいますよ〜(・ω・)ノ
「鬼の頭を切り落とし…」首なし死体に始まり、名門一族が次々と殺されていく。あたかも伝承されたわらべ唄の如く。
『鏡の中は日曜日』
研究者である瑞門龍司郎が住む「梵貝荘」で起きた殺人事件を元に、作家の鮎井郁介は、小説「梵貝荘事件」を執筆するも、なぜか最後まで書こうとしなかった。
時を経て現在、名探偵・石動戯作にその事件の再調査を依頼の依頼が舞い込む。
とにかく文章力や構成が上手すぎて騙されていることに全く気がつかない!それが超気持ち良いのです( ^ω^ )
梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。マラルメを研究する館の主・瑞門龍司郎が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生する。
事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込まれる。
『キマイラの新しい城』
750年前に死んだ貴族の亡霊から事件解決の依頼をされるというなんともユーモラスな設定。そしてややコメディチック。だけれどもしっかり本格ミステリーしてるのだから面白い。
こんな作品に仕上げちゃうのが殊能さんの魅力であり味。こんなのありえない!なんて言わないで広い心で読んでほしい。
かしこまらずにサクサク読める面白いミステリー小説です(=゚ω゚)ノ
「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作は、殺人事件に遭遇する。
最後に
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
『ハサミ男』以外の殊能将之さんの作品を未読な方がいらしたらぜひ読んでみてほしいです。
どうぞ参考にしていただければ幸いです。それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ