今回おすすめ&ご紹介させていただくのは「絶対に読んでおきたい定番の名作海外ファンタジー小説」です。
世界的にも非常に高い人気を誇り、ファンタジー小説を読みたいなら「とりあえず読んでおいて間違いない!」と言える傑作ばかり。
ぜひ参考にしていただければ嬉しいです(๑•̀ㅂ•́)و
私も海外ファンタジーならではのワクワク感は本当に好きで、まるで子供の頃に戻ってしまったようなあの感覚がたまらないんですよね(●´∪`)
本当に名作ばかりですので、もし読んだことだない作品があればぜひ一度読んでみていただきたいです。
それではどうぞ、ファンタジーの世界へ。
目次
- 1.『サブリエル』
- 2.『毒見師イレーナ』
- 3.『九年目の魔法』
- 4.『ダレン・シャン』
- 5.『闇の公子』
- 6.『バーティミアス』
- 7.『サークル・オブ・マジック』
- 8.『エラゴン』
- 9.『ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり』
- 10.『指輪物語』
- 11.『ホビットの冒険』
- 12.『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
- 13.『ウォーターシップダウンのうさぎたち』
- 14.『妖女サイベルの呼び声』
- 15.『タイタス・グローン―ゴーメンガースト三部作』
- 16.『アルテミス・ファウル』
- 17.『デルトラ・クエスト』
- 18.『ローワンと魔法の地図』
- 19.『影との戦い―ゲド戦記』
- 20.『トムは真夜中の庭で』
- 21.『床下の小人たち』
- 22.『オオカミ族の少年』
- 23.『はてしない物語』
- 24.『モモ』
- 25.『カメレオンの呪文-魔法の国ザンス』
- 26.『騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族>』
- 27.『予言の守護者』
- 28.『黄金の羅針盤』
- 29.『ネシャン・サーガ』
- 30.『盗まれた記憶の博物館』
1.『サブリエル』
死霊使い(ネクロマンサー)の少女・ザブリエルが、7つのベルを操り死霊と戦いながら旅をしていくダークファンタジー。
こんなに面白いのに知名度があまり高くないのが不思議でしょうがない!
作品に漂う薄暗い雰囲気が独特の世界観を醸し出していてすごく好み。爽やかさはありませんが、その分どっぷりとダークな世界に浸れます。
しんみりとした夜、時間がたっぷりある状態でじっくりと読みたいタイプの作品です(●´I`)ノ
古王国―アンセルスティエールの人間にとっては、その名を聞くだけで恐ろしいところ。そこでは、魔術がさかえ、死霊が徘徊し、冥界への扉が常に開かれている。古王国との『壁』に好んで近づく者はいない。
2.『毒見師イレーナ』
日本で発売されたのは2015年と、今回ご紹介させていただく作品の中でもかなり新しい作品。
死刑を免れ、国の最高司令官の毒見役として生きる事になったイレーナの物語です。
なにがすごいって翻訳物とは思えないほどに読みやすい。
海外小説が苦手という方もこの作品ならすんなり読めるはずです。翻訳物が苦手な友人も「これは読める!」って言ってましたから。
それに加えストーリーもテンポよく、想像以上に面白いもんだからどんどん物語に引き込まれていきます。
途中でやめることができなく徹夜して読みました。久々に面白い海外ファンタジーに出会えた!と感動した作品です。
ある殺人を犯した罪で死刑囚となった少女イレーナ。ついに絞首台へと送られる日を迎えるも、そこで思わぬ選択肢を与えられる――今すぐ絞首刑か、それとも、国の最高司令官の毒見役になるか。
3.『九年目の魔法』
正直に言うと読みにくいほうだし、内容もしっかり読まないとわかりにくいと思います。初めて読んだ時は何時間もかかりました。
それでもなぜか何回も読んでしまう不思議な魅力のある作品。
しかも一回ではわかりにくい分、読むたびに新しい発見があってどんどん面白くなっていくんです。もうかれこれ5回以上は読んでいますが、その度に面白いんです。
一つの作品をじっくり深く読み込みたい人にピッタリですね( ・∀・)
なにか、おかしい。壁にかかった懐かしいこの写真も、愛読していたベッドの上のこの本も、覚えてるのとは違ってる。まるで、記憶が二重になってるみたい。
4.『ダレン・シャン』
子供のころ、弟が読んでいたのでちょっと借りて読んでみたら弟よりハマってしまった思い入れのある作品。
友人の命と引き換えにヴァンパイアになってしまった少年の物語です。
児童書なのにこのダークさ、ドキドキ、興奮。
「あんなに面白かったのは私が子供だっからなのか」、と思って大人になってからも読んでみたけどやっぱり面白い。子供の頃には気がつけなかった発見がたくさんあって驚きました。
ふとしたことから手に入れた『奇怪なサーカス』のチケット。主人公のダレン少年を待ち受ける不思議な運命とは…。
5.『闇の公子』
妖魔の王アズュラーンが人間の運命を翻弄していく大人向けダークファンタジー。
剣と魔法で「ううぉおおお!」という感じではなく、しんみりしっとりとした雰囲気に酔いしれる感じ。幻想的で退廃的な世界観が美しすぎてクラクラしてきます。
しかも訳の文章がまた素晴らしい!世界観とバッチリ合っていて、ついウットリしてしまいます。ほんと、何からなにまで美しい。
まだ世界が平らだったころ、地底では妖魔の都が栄えていた。その都を統べる妖魔の王、絶大な魔力と美貌を誇るアズュラーン公子は人界に遊び、無垢なものたちを誘惑して愉しんでいた。
6.『バーティミアス』
簡単に言うと、新米魔術師がベテラン妖霊を召喚しちゃって一緒に冒険する物語。いかにも王道!って感じ。
妖霊バーティミアスのキャラが非常によく、主人公との掛け合いが実に楽しい。ストーリー展開もドキドキとワクワクの連続で一気に読めます。
よく「ハリーポッター」と比べられるのですが、こちらはまた違う雰囲気で全く別の楽しさがあります。
大人気!名作!などと言われるのも納得。言うことなしの面白さです(゚∀゚〃)
プラハの時代は去り、いまや魔術の中心はロンドン。魔術師たちは、政府の重要なポストを占め、帝国を牛耳っている。魔術師は貧しい家の子どもを弟子にして、悪魔を思いのままにあやつる技を、歳月をかけて叩きこむ。
7.『サークル・オブ・マジック』
騎士見習いだった主人公が魔法使いに憧れて魔法学校に入って冒険する物語。
「魔法使い」「魔法学校」といえばどうしても『ハリーポッター』が思い浮かびますが、こちらの作品も同じレベルで面白い。なぜこんなに知名度に差があるのか!
海外ファンタジー小説の中でも読みやすい方ですし、試しに一巻読んだらもう止まりませんよ。
ハリーポッターが好みな方は取りあえず読んでみましょう。『ハリーポッター』『ダレンシャン』の原点とも言われる作品をご覧あれ!
騎士見習いのランドルは12歳の少年。ある日、城にやってきた魔法使いに魅せられて魔法の学校「スコラ・ソーサリエ」に入学する。彼が学んだ「サークル・オブ・マジック」とは?
8.『エラゴン』
これぞ海外ファンタジー!って感じ。私のイメージするファンタジーってコレ。
ドラゴン!ドワーフ!エルフ!魔法!冒険!ファンタジーの王道がこんなに揃って面白くないわけがない。
読みやすさは抜群。また続編も出ており、2巻3巻と進むにつれて成長していく主人公の描写も良いですね。
ストーリー展開も王道でありながら、濃厚でずっしりとした読み応え。王道ファンタジーが読みたい方は必須です(>ω<*)
竜と心を交わした者だけが、“ドラゴンライダー”になることができる。少年にとって、それは伝説のなかの話だった。森で青く輝く石を見つけるまでは―。
9.『ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり』
映画化もされた海外ファンタジー定番の一つ。
家にあった洋服ダンスに入ったら、魔法の国ナルニアとつながっていて冒険が始まって魔女と戦って、、という王道のワクワクストーリー。
洋服ダンスが異世界への入り口という設定だけで胸が高鳴ります。
この作品を初めて読んだ頃、タンスを開けるたびに異世界へ繋がるのではないかとドキドキしたものです。
そして今でもたまに思ったりしちゃうんですよね。部屋のクローゼットを開けたら、もしかしてナルニアに行けるんじゃないかって。
ペベンシー家の4人のきょうだいは、ロンドンの戦火をのがれて、いなかに疎開することになりました。末っ子のルーシーは、広いお屋敷の空き部屋で、古めかしい衣装だんすをみつけます。
みえない力に導かれるように、毛皮のコートをかきわけて進むと、そこは雪と氷におおわれた国、ナルニアでした。
10.『指輪物語』
今作を読まずして海外ファンタジーは語れないでしょう!
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作であり、名作の中の名作です。
まだ読んだことがない方はまずこれを。何を読もうか迷ったらとりあえずこれを。と言いたいのですが、実は今作を読む前に『ホビットの冒険』を読んだ方が『指輪物語』を何倍も楽しめるんです。
恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。
11.『ホビットの冒険』
ファンタジーの教科書。名作『指輪物語』の前の物語です。
『指輪物語』をまだ読んでいないなら、まずは『ホビットの冒険』を読みましょう。
もちろん『指輪物語』を読んだ後でも問題なく面白く、時系列が逆になることでまた違った楽しみ方が出来ますのでご安心を。
物語の序盤、まさに「冒険の始まり!!」って感じがすごく好きでそこだけ何回も読んでしまう(´∀`)
ひっこみじあんで、気のいいホビット小人のビルボ・バギンズは、ある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフ小人に誘いだされて、竜に奪われた宝を取り返しに旅立ちます。
12.『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
『ハリーポッター』にギリシャ神話を足してアメリカ仕立てにした感じのファンタジー。
12歳の少年パーシーはある日、神と人間のハーフであることを知らされ驚愕しながらも冒険に出るという非常にファンタジーらしい物語です。
この作品に影響されて、一時期ギリシャ神話関係の本を読み漁ったのを覚えています。
このギリシャ神話要素だけでもワクワクしますし、さらにはミステリー要素まであってより楽しめる物語となっています(*>∀<)
オリンポスの神ゼウスとポセイドンの戦争をとめるため、仲間のアナベスとグローバーとともに、旅に出ることになったパーシーに、予言の神が下した神託は4つ。
13.『ウォーターシップダウンのうさぎたち』
知る人ぞ知る名作です。
自分たちのいる村の危機を直感したウサギのファイバーと、ファイバーの言葉を信じたウサギたちが新天地を目指す冒険物語。
主人公がウサギたちってだけでほのぼのしますが、実は結構ハードなストーリーで緊張感漂う場面も。
それぞれのウサギのキャラクターも非常によく、個性と役割がしっかり描かれているので愛着の沸き方が半端ないです。
ちなみに、スティーブンキングの名作『ザ・スタンド』の中にこの作品が登場。それをきっかけにこの作品を読んで大好きになりました。
「すごく恐ろしいことだ!近づいてくる。ぐんぐんやって来る」。予知能力のあるファイバーの言葉を信じて、十一匹のウサギが旅に出た。いったいどこに平和な土地があるのか!?
14.『妖女サイベルの呼び声』
冒険だ!剣と魔法だ!ドラゴンだ!戦いだ!というファンタジーではありません。
しっとりと深く、静かで美しい物語なのです。
山奥に暮らし特殊な能力を持つ妖女サイベルが、とあるきっかけで人間と交流を持ったことで成長しつつ、葛藤していく。
念密に練られた幻想的世界観、細部まで描かれた人間描写、情景描写にうっとり。
15.『タイタス・グローン―ゴーメンガースト三部作』
不気味な巨大な迷宮ゴーメンガースト城を舞台に繰り広げられる物語。
陰鬱で重厚な圧倒的世界観に最初はなかなか入り込みにくいかもしれません。一気に読もうと思ってもなかなかページが進みません。それだけ濃厚なのです。
しかし読んでいるうちにグングン面白くなっていって、気がつけばこの世界の虜になっていることでしょう。
閉鎖空間という舞台が余計に重苦しさを加速させます。ダークで濃厚な読み応えのあるファンタジーを読みたい方はぜひ。
いつとは知れぬ時の、いずことも知れぬ地にその城はあった。巨大な石の迷宮ゴーメンガースト。そして今、七十七代城主が呱々の産声を上げた。
16.『アルテミス・ファウル』
犯罪一族に生まれた天才少年がコンピューターを使って「妖精の書」を解読し巨万の富を得ようと試みる。
それを阻止するため、ハイテク武装妖精集団が立ち上がり少年と戦いを始める。
私の知ってる妖精と違う!って言いたくなるくらい凄い妖精たちです。斬新。
ストーリーも当然面白いのですが、なにより妖精文字の解読がメチャクチャ面白い!ぜひこの暗号に挑戦してみていただきたいです(>皿<)
アルテミス・ファウルは、伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年。コンピュータを駆使して「妖精の書」を解読したアルテミスは、妖精が隠し持つという黄金を手に入れようともくろむ。
17.『デルトラ・クエスト』
国を守っている7つの宝石が影の大王に奪われ、それを取り戻すために少年が冒険に出るという王道ストーリー。
男の子が大好きそうなザ・冒険ファンタジーです。超王道のロールプレイングゲームみたいな。
子供の頃とんでもないくらいハマったのを覚えています。
大人になってからも読んでみましたけど、結局王道って面白いですよね。あの頃に戻ったような、このワクワク感はたまりません。
ここはデルトラ王国。王家に伝わる7つの宝石が、国を守っている。その宝石が、影の大王にうばわれた!デルトラを救うため1枚の地図をたよりに、少年が冒険の旅に出る…。
18.『ローワンと魔法の地図』
『デルトラ・クエスト』同じ著者・エミリーロッダさんによるローワンシリーズ。
急激に減ってしまった村の水を取り戻すため、弱気な主人公が勇敢な仲間と共に竜の住む山へ向かうが。
大人になってから読むと、また違った発見と学びがあります。忘れていた大切なものを思い出しますね。
シンプルで分かりやすいストーリーですので気軽に読めるのがありがたいです。小学生も大人も楽しめる良質ファンタジー。
強い主人公が魔法で無双!というのではなく、弱い主人公が知恵と勇気を振り絞って成長していく冒険物語というのが実に良い。
19.『影との戦い―ゲド戦記』
日本海外問わず、ファンタジー小説に興味があるなら必読のシリーズ。
魔法使いのゲドはその優秀さゆえに魔法で〈影〉を生み出してしまい戦うことになります。
とにかく「深さ」が尋常ではなく、おそらく子供の頃に読んだとしてもこの「深さ」には気づかないのではないでしょうか。
大人だからこそ読んでほしい名作ファンタジーです。
アースシーのゴント島に生まれた少年ゲドは、自分に並はずれた力がそなわっているのを知り、真の魔法を学ぶためロークの学院に入る。進歩は早かった。得意になったゲドは、禁じられた魔法で、自らの“影”を呼び出してしまう。
20.『トムは真夜中の庭で』
「時」をテーマとした古典的名作です。
夏休み、弟の麻疹によって叔母さんのアパートに預けられてしまったトム。
せっかくの夏休みが台無しだ!と寝付けないでいたある夜、アパートの裏口を開けるとそこには昼間にはなかった「庭園」が広がっていた。
そこで出会うは不思議な少女・ハティ。彼女は一体何者なのか?
ワクワクして切なくて、本当にいろいろな事を学べます。子供の頃何回も読んだ思い出深いファンタジー。
友だちもなく退屈しきっていたトムは、真夜中に古時計が13も時を打つのを聞き、昼間はなかったはずの庭園に誘いだされて、ヴィクトリア朝時代の不思議な少女と友だちになり…。
21.『床下の小人たち』
スタジオジブリのアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』の原作。アリエッテイを見た方はぜひ原作も読むことをおすすめします。
人間の家に小人が住んでいて、人間に見つからないように物を借りて暮らしている世界の物語。
もしかしたら自分が無くしたと思っているものは、小人に借りられたのかもしれません。
私はここ最近「体力」が無くなっていってる気がするのですが、これも小人に借りられているのでしょうか。
イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家。暮らしに必要なものはすべて、こっそり人間から借りていましたが、ある日、その家の男の子に姿を見られてしまいます―カーネギー賞を受賞した「小人シリーズ」の第1作。
22.『オオカミ族の少年』
悪霊に取り憑かれたクマに父を殺された少年が、父との約束を果たすためクマをやっつけに旅に出る物語。
大人向けファンタジーのようで実は児童向けなのでとても読みやすい。シンプルで誰にでも楽しめるようなストーリーでありながら、約6000年前という舞台がとても新鮮でワクワクです。
重厚そうな物語ですけど、気になる謎や伏線もたくさんあってグイグイ読まされちゃうし。
少年だけではなく、たまに描かれる狼の視点がすごく面白いんですよね〜( ´ᆺ`)
「おまえに誓ってほしいことがある」父さんが言った。「山を見つけるんだ。“天地万物の精霊”が宿る山だ。…そこにしか望みはない」―紀元前4000年の森―巨大なクマの姿をした悪霊に襲われた父との誓いを守り、“精霊の山”をさがす旅に出たトラク。
23.『はてしない物語』
冒険ファンタジーといえばこの作品!という方も多いはず。
古本屋で買った本の物語の中に入り込んでしまう、という超あこがれる設定!笑。私にもこんなことが起こるのではないかと、子供の頃ドキドキしてました。
ファンタジー小説に興味があるなら読んでおいてまず間違い無いでしょう。
現実と物語の融合。もしかしたら本当にありえるんではないかと思える溶け込みやすさ。ひたすらワクワクします。
読んでいて本当に自分が物語の中に入ってしまったような感覚は、今読んでも変わりません。本当に大切な一冊です。
バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない.その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ!
24.『モモ』
『はてしない物語』と同じ著者ミヒャエル・エンデさんによるファンタジー。こちらもまた名作。
「時間泥棒」こと灰色の男たちは人間の時間を盗んで生きている。
人々は自分の時間を奪われ忙しさに追われる中、唯一影響を受けなかったモモは時間を奪われた人々を救うため立ち上がる。
まさに大人が読んでも面白い児童書。というか大人になって読むと、子供の頃にはわからなかったその深さに改めて感動を覚えます。
私もいつの間にか、灰色の男に大切な時間を盗まれていたようです。
時間に追われ,落ち着きを失って,人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々.人間たちから時間を奪っているのは,実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ…
25.『カメレオンの呪文-魔法の国ザンス』
存在する誰もが魔法を使える、もしくは魔法的生物である魔法の国ザンス。
しかし成人になるまでに魔法を使えなかったビンクは、魔法の国ザンスから追放されてしまう。
なんと20巻以上も続くこのシリーズ。そんなに続くのは結局面白いからなのです!
20巻以上と聞くと途中で断念しそうなのに、1巻読み終わるとすぐに次の巻が読みたくなってしまう見事なストーリー。
言うまでもなく傑作です。
26.『騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族>』
ファンタジー好きに大人気のシリーズ〈ファーシーアの一族〉。
あまり明るい楽しい感じではないのですが、その暗くて重厚な雰囲気にどんどん引き込まれていきます。
過酷な状況に置かれた少年が大人たちに見守られながら成長していく、という物語は面白いに決まっているのですよ。
“技”とよばれる力を持った遠視者一族が治める六公国。そこに、継ぎの王の私生児として生まれた男の子がいた。庶子と名付けられたその子は、王の命で密かに暗殺者としての教育を受ける。
27.『予言の守護者』
全5巻からなる傑作シリーズ「ベルガリアード物語」の第一弾。
平和な農園で暮らす少年が予言によっていきなり世界の運命をかけた冒険に出る、という王道展開。
「正統派ファンタジー」と呼ぶにふさわしい物語で、ファンタジー小説好きなら誰が読んでも面白いと思えるのではないかな。
練りに練られた世界観、キャラの立った登場人物、ワクワクが止まらないストーリー展開。文句なしの名作です(´∀`*)
太古の昔、莫大な力を秘めた宝石“珠”をめぐって神々が熾烈な戦いを繰り広げた。争いの末に魔術師ベルガラスが邪神トラクを倒し、その復活の日まで争いにひとまず終止符を打ったのだった…老人ウルフの語る神話は、平和な農園で暮らす少年ガリオンの一番の楽しみだった。
28.『黄金の羅針盤』
映画も面白かったですが、個人的にはやはり小説の方が好み。
おてんば娘・ライラの周りで子供失踪事件が多発。なんと子供たちは、北の地で何かの実験に使われているとのこと。さらわれた友人を助けるためにライラの壮大な冒険が幕をあける!
序盤はややゆっくり進むので、焦らずじっくり読みましょう。徐々に加速していき後半からは目を離せません。
「ダイモン(守護精霊)」など独特な世界観の構築はお見事で、読んでから何年も経っていますが強く印象に残っています。
私もダイモンが欲しい(*≧д≦)
両親を事故で亡くしたライラは、お転婆な11歳の女の子。そんな彼女のまわりで子供が連れ去られる事件が起きる。どうやら北極で子供たちが何らかの実験に使われているらしい。
29.『ネシャン・サーガ』
知名度の高い傑作です。単純におすすめです。
現世に住む車椅子の少年ジョナサンと、ネシャンという特殊な世界で旅をすることになった少年ヨナタン。
別々の世界で生きる少年たちの運命が混じり合う。
子供心をくすぐられまくりのストーリーに世界観。一巻一巻の物語が濃い。だけどスルスル読めちゃう。ファンタジー好きなら読んでおいて間違いないでしょう。
まずは一巻だけでも(ΦωΦ)
ネシャン北域の森で、少年は謎めいた杖を発見する。青い光を発する杖を握ると、五感はとぎすまされ、記憶や感情を伝える力まで強まるようだ。これは涙の地ネシャンを解き放つ伝説の杖ハシェベトなのか?
30.『盗まれた記憶の博物館』
『ネシャン・サーガ』と同じ著者のラルフ・イーザウさんによる作品。
父の失踪。消えていく記憶。古代の謎。歴史好きな人にはピッタリ、そうじゃない人もきっと歴史に興味が湧いちゃう歴史ファンタジー。
児童書とのことなのですが、読み応えがすごくて結構大人向けな感じがします(ㆁᴗㆁ✿)
父さんが、弟が、次々と消えていく。だれかが私の記憶を消そうとしている…。ふたごの天才コンビが古代から現代まで、時空を超えて謎に挑む壮大な歴史ロマンファンタジー。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
ここで紹介させていただいた作品は、私が読んで本当に面白いと思った大好きな作品ばかりです。
定番のものや名作と言われている知名度の高いものが多いですが、参考にしていただければ嬉しいです。
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今年から年金生活の引退独居老人です。
主に内外のミステリーが長年の愛読ジャンルで貴ブログをよく参考にさせていただいています。
ハイファンタジー(異世界ファンタジー)系も大好物ですが、いかんせん児童向けやYA向けが主流のジャンルのため
年齢的にも書かれている世界に入り込める作品が少なくて残念がっているところでした。(守り人シリーズは大好きで再読再々読しました)
この欄に推薦されているものではサークルオブマジック、サブリエル3部作、ローワンシリーズ全作、闇の公子、バーティミアスなど
はかってとても楽しめたものでした。
そこで「ライラの冒険3部作」と「エラゴン」シリーズはなんとなく敬遠していたものだったのですが、これを機会にと読みはじめてみると
もう夢中でどっぷり作品世界にひたり、全作読み終えてしまいました。素敵なチャンスを与えてくれてありがとうございます。
また同じ企画で続編をと願っています。(ただし、若い男女のロマンスべったりなのはニガテですが・・たとえば「火と茨の女王」②巻め③巻めとか)
南天の実さん。ブログを見ていただきありがとうございます!
気に入っていただけた作品があったようで大変嬉しいです。
「ライラの冒険3部作」「エラゴン」は本当に面白いですよね。なんとなく子供向けのイメージが強いですが、実際読んでみてその深さと世界観に圧倒されたのを覚えています。私も夢中で読みきっちゃいました。
こちらこそ嬉しいお言葉を本当にありがとうございます。今すぐにとはいきませんが、いつか続編を書きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(*ノ´∀`*)
実は1日は25時間あり、その秘密の1時間は特別な少年少女達しかしらない。その子達はみな特殊な力をもっていてバケモノと戦う。そんな内容の小説を昔読んだんですが、題名が思い出せないんです。ミッドナイトなんちゃらみたいな感じだったような気がするんですが、、、
アルテミスファウル小学生の頃大好きでした!ファンタジーやっぱりいいですねぇ〜!
詩他人さんこんばんはー!コメントありがとうございます。
すいません、その内容の物語、どこかで読んだようで、でもどうしてもわからないんです。。
もしかしたら私、読んでいないのかもしれません。
ミッドナイト……うーん。。
というかとても面白そうな作品じゃあないですか!ぜひ私も読んでみたいです。
アルテミスファウル良いですよねー!!私も子供の頃に夢中で読んだのを覚えています。大人になってからもう一回読んだことあるんですけど、相変わらず面白かったです。新しい発見とか、子供の頃にはわからなかった感情が味わえました。
……というわけで、もしその作品が判明したら、また記載させていただきますね。
お役に立てず、すいません!(>_<)