さて今回は『連続殺人鬼 カエル男』や『さよならドビュッシー』などの作品で有名な、中山七里さんの「御子柴礼司シリーズ」をご紹介です。
このシリーズは、悪辣弁護士・御子柴礼司を主人公とした法廷ミステリー。
法廷モノと聞くと難しいイメージがあるかもしれないですが、このシリーズは法廷モノのの中でもかなり読みやすいのでご安心ください。
そして、このシリーズの人気の秘密はなんといっても「どんでん返し」です!
どんでん返し好きな方はぜひ読んでみてほしいです(●´∀`●)ノ
作品紹介
1.『贖罪の奏鳴曲』
《どんでん返し度:★★★★》
シリーズ第一弾。
主人公が死体遺棄をしているという、びっくりな展開から始まる今作。なぜ死体遺棄を、、と気にさせて一気読み。
主人公・御子柴の人物像を知るためにも必読の一冊です。このシリーズを読んでいく上で非常に重要な作品であるので、しっかりこの作品から順番に読みましょう。
もちろん、一作目からどんでん返しがキマっています。
御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。
2.『追憶の夜想曲』
《どんでん返し度:★★★★★》
シリーズ2作目にして、「このシリーズは最高に面白い」と確信を得た作品。
悪辣弁護士の御子柴が、夫殺しの容疑がかかる主婦の弁護を突如希望する。一体なぜか?というストーリー。
ページをめくる手が止まらない、とはまさにこの事です。
物語自体も深く面白いことながら、特に終盤の二転三転する展開、どんでん返し、衝撃のラスト、のフルコースには圧巻です。お見事すぎる。
豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司は、夫殺しの容疑で、懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平。
3.『恩讐の鎮魂曲』
《どんでん返し度:★★★》
船の海難事故で、女性から救命胴衣を奪い取り生き延びた男が「緊急避難」として無罪となる。
話は一転、御子柴の恩師である稲見が殺人容疑で逮捕された。しかし、その容疑に違和感を持った御子柴は稲見の弁護人となる。
前作『追憶の夜想曲』ほどのどんでん返しでは無かった感じはしますが、二転三転するストーリー展開はさすがです。
あいかわらず序盤から引き込まれストーリーで、ほぼノンストップで読んでしまった。「あの事がここに繋がってくるのか!」という展開は本当に面白かったです。
御子柴もどんどん魅力的になってくる。早く続編が読みたい(●´Å`)
韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。
おわりに
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
ぜひ濃厚などんでん返しを堪能ください!楽しいですよ〜(* ´艸`)
コメント