霧舎巧「あかずの扉」研究会シリーズの読む順番やあらすじ

霧舎巧(きりしゃ たくみ)さんの代表作と言えば、やはり《あかずの扉》研究会シリーズでしょう。

このシリーズは私立北澤大学にある《あかずの扉》研究会のメンバーが、奇妙な館や島で殺人事件に巻き込まれ解決していくというミステリーシリーズ。

そうなんです!

館です!孤島です!洞窟です!塔です!

たまりませんねえ!

館や孤島を舞台としたミステリがお好きならぜひ読んでみていただきたいシリーズなんですよ(●>ω<)ノ゙

というわけで、さっそく順番やあらすじなどをご紹介しちゃいましょう!

 

関連記事

王道!「孤島」が舞台のおすすめミステリー小説15選 【館モノ】「館」が舞台のおすすめミステリー小説15選

1.『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』

 

流氷館という奇妙な館での連続殺人、という本格ミステリらしいオーソドックスな舞台設定。

終盤での二転三転する展開やどんでん返しも楽しめるし、メインとなる大掛かりで豪快なトリックにもびっくりさせられました。

何より伏線の量と質が凄まじい。ありとあらゆる伏線を買う週していく終盤は思わず声を失うほど。もう一度読み直して「あーこんな所にも伏線が!」という快感が味わえます。

いろんなミステリネタなども盛り込まれており、ミステリを読み込んでいる方なら余計に楽しめるでしょう。

本格モノの要素をギュギュっと詰め込んだ濃厚さがありながら、サークルメンバーのノリが軽くて楽しく読めてしまいます。

文庫で600ページ超えとは思えないほど読みやすいのもありがたいです。

ゴシック様式の尖塔が天空を貫き屹立する、流氷館。いわくつきのこの館を学生サークル『あかずの扉』研究会のメンバー6人が訪れたとき、満天驚異の現象と共に悲劇は発動した!

2.『カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ』

 

横溝正史さんの名作『獄門島 (角川文庫)』を意識して書かれたという作品。これだけで読んでみたくなりますよね。

さすがに本家『獄門島』ほどのおどろおどろしさはありませんが、舞台背景やストーリー展開は『獄門島』らしさを感じさせます。

伏線の忍ばせ方がすごく好きだし、しっかり回収していく過程も気持ちが良い。メンバーそれぞれ見せ場があり、探偵が二人いるということも面白ポイント。

終盤の謎解きはお見事で「そういうことか!」と何度唸ってしまったことか。

何が良いって、本格ミステリを大好きな人が書いた本格ミステリ、ということを感じさせてくれる所ですよ。所々にあるミステリ好きの心をくすぐる小ネタがなんとも愛おしい。

文庫にして約680ページほどの長編ながら、最後まで飽きることなく読み進められるっていうのも凄いことです(*´∪`)

八丈島沖にひっそりと隣り合う月島と竹取島。古くからの因習に呪縛され、月島の一族に支配され続けている双つの島を、“あかずの扉”研究会の六人が訪れた時、血も凍る連続殺人の万華鏡が回転を始めた。

3.『ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ』

 

土砂崩れによって洞窟に閉じ込められた《あかずの扉》研究会のメンバーが連続殺人殺人に巻き込まれます。

何重にもなる密室の中の密室、見立て殺人にミッシングリンクと、ミステリファンなら誰しも喜ぶ要素が満載。

本格を愛しているなあ、という強い想いが伝わってくる作品ですね。相変わらず伏線は絶妙に面白いし。

「本格推理の王道をいく、超技巧派ミステリー」と呼ばれるだけあります。

相変わらず登場人物に緊迫感がないのはこのシリーズの味。

途中で語られる〈ダイイング・メッセージ講義〉が非常に楽しめるので、それだけでも見る価値あり。ダイイング・メッセージについての考え方が印象に残る作品です。

嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた“あかずの扉”研究会のメンバーを襲う連続殺人。作中で示される“ダイイング・メッセージ講義”に倣うかのように、不可解な文字と言葉が連発される。

4.『マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ』

 

《あかずの扉》研究会に届いたのは死者からの手紙。今回彼らが向かうは、自殺の名所「首吊塔」。

首吊塔という舞台も魅力的だし、暗号解読も面白いですね。本格でありながらラブコメ要素が強いのも逆に楽しい。

色々詰め込み過ぎくらいなのが「あかずの扉」研究会シリーズの醍醐味なのです。

今まで謎だったメンバーの過去が少しづつ明らかになっていき愛着が増してしいく。

何回も言うけれど、このシリーズに限らず霧舎巧さんの作品は「伏線」が大変面白いです。敷き方も回収の仕方まさにプロの技。

この作品に至ってもそれは変わらず、終盤の伏線回収ラッシュは見事でした。

死者からの手紙が“あかずの扉”研究会に届けられた。多重にして難解な暗号に導かれた先に妖しく聳える斜塔こそ、閉鎖されたテーマパーク内の自殺の名所・首吊塔であった。

おわりに

いやあ、やっぱり館ミステリというのは良いもんですねえ。

久々に読み返したらシリーズ一気読みしてしまいましたよ。

どれから読んでも面白いですが、やはり順番に読むことをおすすめします

館や孤島などのミステリがお好きな方はぜひ読んでみてください〜(●´▽`)

それでは良い読書ライフを!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です