『僕らが毎日やっている最強の読み方』がどういう本かというと、ジャーナリストの池上彰さんと作家・佐藤優さんの「読書の方法」がたくさん詰まっている、というもの。
なんと凄い方々の、凄そうな本。
なので読む前は、
「この人たちの読む本は難しいものばかりで私には合わなそうだな〜」とか、
「二人の読み方は凄すぎて一般人の私には真似できなそうだな〜」
なんて思っていたのですが、実際読んでみると実はとっても読みやすくわかり易い内容で、難しい本だけではなく私の好きな「小説」を読む場合にもピッタリの内容がたくさん書かれていました。
しかも共感できる部分も多々あって、これはジャンルを問わず、読書をする方ならぜひ読んで欲しい!と思ったわけです。
僕らが毎日やっている『最強の読み方』
まずこの一文。
私がいくらすすめられてもツイッターをやらないのは、それが理由です。本を読む時間が減るのが怖くて。将来的にはやる可能性はゼロとは言えませんが、少なくとも現時点では、そんな時間があるなら少しでもたくさん本を読んで、自分の中で咀嚼する時間にあてたいですね。
『最強の読み方』P.137より引用
まさにそうなんですよ。
私自身はツイッターはやっているのですが、頑張ってほとんど触らないようにしています。
なぜなら「一度見てしまうとなかなかやめられないから」なんですよね。ちょっとだけ、と思ってもついどんどん見ちゃう。
ホントは見たい気持ちもあるんですが、たくさん読書をするためにはどうしても他の時間を削らなければいけません。
池上さんもおっしゃっていますが、私も本を読む時間が減るのが怖いんです。
10分でも時間があるなら本を読みたい・・・、と常に思ってしまう体質でして。
ツイッターは使い方によっては本当に素晴らしいツールなのは間違いないですが、そのぶん多くの時間を費やしてしまいがちな恐ろしいものでもありますね(ノω`*)
電源を切っちゃえ!
ってなわけで、私は読書をするときはスマホの電源は切るようにしています。
スマホの電源を入れていると、たとえ読書に集中しようと決めていたとしても、ラインとかツイッターの通知が来た時にどうしても気になってしまうんですよね。
「ん、なんの通知だろう?急ぎの用事かな・・・・?」って。
で、読書に集中できなくなって、結果、見ちゃう。そして見るだけでは収まらず、5分くらいスマホをいじっちゃう。
これが嫌なんで、読書中はあえてスマホは電源を切っています。
今のところ、電源を切っていて損した、と感じた時はありません。
リアル書店に足を運ぶメリット
帯の情報は本選びには重要です。優秀な編集者ほど、帯にどんな情報、どんなキャッチコピーを入れるかに心血を注ぎますから。帯に力が入っている本は、それだけ編集者が力を入れている本の事が多いですね。
『最強の読み方』P.216より引用
これこそ私が本屋さんに足をよく運ぶ理由の一つ。
新しい小説を探すとき、私は本屋で「帯」を見てるんですよ。
ネットだとこの「帯」が見れない場合が多い。その点、リアル書店だと一度に大量の帯を目にすることができるんですよ。
例えばミステリー小説であれば、帯に「脅威のどんでん返し!」だとか「あなたは絶対騙される!」とか書いてある作品は片っ端から買います。
「ほう、そこまで言うなら騙されてみようじゃないの」って気分になります。
《こんな帯の作品は絶対買っちゃう。(『武家屋敷の殺人(講談社文庫)』の帯)》
「帯に書いてあるほどじゃないな」って作品もたまにはありますが、適当に選ぶよりは遥かに「当たり率」は高いですね。
迷ったら買うべし
いずれにしても、いい本に出会うためのコツはひとつ、「本をたくさん買うこと」です。だから私も「迷ったら買う」を原則にしています。
『最強の読み方』P.218より引用
これもその通り。
私も本選びは「迷ったら買う」をモットーにしています。
もし買ってつまらなかったら時間とお金がもったいないなー、という気持ちももちろんあるのですが、結局「読んでみなければわからない」のです。
むしろ、スルーした作品が実は超おもしろい作品だった、なんて事になってしまう方が怖い。
「迷う」ということは、少なくとも「読んでみたいな」と思ったわけですから、その自分の気持ちを抑え込んでしまうのは非常に勿体無いです。
読書時間は先に決めておく
「本を読む時間がとれません。どうすればいいですか?」という質問をよく受けます。これに関しては、まずは「1日これだけの時間、本を読む」と、自分の中で最初に決めてしまわないと難しいと思います。
『最強の読み方』P.246より引用
つまり、「空いた時間に読書をするのではなく、あらかじめ読書をする時間を作っておく」ということですね。
私の場合は「寝る前の2時間」がこれですね。何があろうと寝る前の2時間は布団に入って読書をします。
どうしても見たいテレビがあれば録画します。次の日の朝が早いのであれば、もっと早くに布団に入ります。もちろんスマホの電源はOFFです。
あとはお昼休憩の30分とか、お風呂に入りながら20分とか、ちょっとした間の10分とか、そういう細かい時間を組み合わせて、1日合計3時間くらいは読書ができています。特に分厚い小説でなければ一冊は読めます。
この考え方は「お金」にも応用できる!
本を買うときに「お金」で悩んでしまう時もあると思います。
「1500円も出して面白くなかったらどうしよう」
「他にも買いたいものがあるのに、本にお金を使って良いのかな」
などなど。
というわけで、先ほどの「先に読書時間を確保する」と同じ考え方で、「今月はいくらまで本を買って良い」という上限を決めておくのです。
そうすれば、その上限までは思いっきり本を買うことができます。
ちなみに私の場合は「月5万円までは本にお金を使って良い」というルールにしています。
このルールのおかげで気持ち良く本を買うことができるようになりました。実際に5万円を超える月もあまりないですし。
そのぶん生活費の節約が大変ですけど(;゚;ж;゚; )
今回はここまで
今回ご紹介させていただいた内容はほんの一部です。
他にも「新聞・雑誌」の読み方やネットの使い方、電子書籍についての事など、様々な「読み方」がわかりやすく述べられていました。
この『最強の読み方』は読書がお好きな方はもちろん、「なかなか思うように読書ができない」と悩んでいる方にピッタリの本となっております。
ただし、めっちゃ読書がしたくなるので覚悟しておいてください。
ただでさえ高かった読書欲がこの本のおかげで更に増えました。大変です。
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どうぞ、参考にしていただければ幸いです(* >ω<)=3
コメント
コメント一覧 (2件)
一日に三時間とは凄いですね!
僕も沢山の本を読みたいのですが、他に趣味が幾つかあるので必然的に読書量が減っています(笑)
予め一日にどれぐらい読書をするかを決める方法は良さそうですね!
来年はもっと読むよう頑張ります。
じゃくおさーん!
他のものを犠牲にしてなんとか3時間作り出してるって感じですね、、笑。大変です。。
趣味がたくさんあると時間配分は大変ですよねー!私も他にもやりたいことがあるのになかなかできません。。
ぜひ来年もたくさん読書をお楽しみください!とは言いつつも、無理せずに、じゃくおさんの丁度良いペースで読書していただければと思います(*´ω`)ノ