いつも通り本屋さんを徘徊していたら、なんとも美しい表紙の文庫本が。
表紙に惹かれて手にとってみると、なんと知念さんの『優しい死神の飼い方』ではないですか!!文庫本が出ていたのを完全に忘れていました!!(*>艸<)
知念実希人(ちねんみきと)さんといえば、他にも《天久鷹央の推理カルテシリーズ》という非常に面白い医療ミステリシリーズがあるのですが、『優しい死神の飼い方』もまた別の面白さを堪能させていただきました。
といういうわけで、嬉しい気分のまま『優しい死神の飼い方』の感想やあらすじなどをご紹介しちゃうよ!(*>∀<)ノ
知念 実希人『優しい死神の飼い方』
『優しい死神の飼い方』は、日本の小説家にして医師の「知念実希人(ちねんみきと)」さんによる作品。
知念実希人さんは他にも、医療ミステリー《天久鷹央の推理カルテシリーズ》などで有名ですね。
今作『優しい死神の飼い方』は2013年に単行本で出版されていて、2016年5月に文庫版が発売。
文庫化のおかげで非常に手に取りやすくなったので、今が読みどきですぜえ!(●>ω<)ノ゙
あらすじを見てみよう!
犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。
しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた―。
人は未練を残して死ぬと「地縛霊」となってしまう。
そんな世界のホスピスに死神の「レオ」はやってきました。犬の姿で。
彼の目的は、人々の未練を解消し地縛霊になるのを阻止するためです。
そして死神のレオは、死に直面する人々の未練を解消するために様々な謎を解明していく、というミステリー作品です。
死神が降りてきて、死が間近な人と交流する、、
なんかそんな作品が他にもあったような、、
小説を結構読む方なら、この設定にピンと来るかもしれません。
そうです。伊坂幸太郎さんの死神シリーズ『死神の精度 (文春文庫)』に少し似たような世界観ですね。私も大好きな作品です。
ですが、それとはまた別。
『優しい死神の飼い方』はファンタジー&ミステリー作品として他にはない面白さを放つ作品となっています。
うん、結局どちらも面白いんです(*´∪`)
謎、そして感動!
舞台がホスピス、死に直面する人々とのストーリーってことで予想はしてましたが、まあ泣きそうになります。
人が亡くなるというのは、わかっていても辛いものですよね(ノД`。)
といっても、「悲しい」というより「感動」という意味で泣ける物語なのが良いです。心が温まりますね。
また、心温まるだけでなくミステリとしても楽しませてくれるのが今作の良いところ。
ミステリー作品として読むにはとてもライトなのですが、それでも謎を解明している過程は楽しめました。気軽に読むにもちょうど良いです(・´ω`・)
最後まで順番に読もう!
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
この『優しい死神の飼い方』は、各章ごとに物語が完結する短編集のような構成になっているのですが、実は一つの長編作品という構成です。
逆に言うと、一つの長編を各章ごとに分割した、という感じです。
なので、短編だと思ってバラバラに読まず、最初から順を追って最後まで読んでください。
そうすると、ラストに素晴らしい読後感が待っていることでしょう!(*´ェ`*)
ぜひ、あの読後感を味わっていただけたら嬉しいです。
コメント
コメント一覧 (2件)
失礼な話ですが、紹介文は読まずに本屋さんに直行しました。
だって、表紙絵と題名で分かるじゃないですか。絶対面白いって!!
敢えて感想は控えますが、ページ捲る手が止まらず一気読みしちゃったので、また本屋に行かねばなりません。
歩いて5分の本屋は便利だけど、懐には厳しいです。
Kingfish さんいつもありがとうございます!
やっぱり表紙絵と題名でわかっちゃいますよね!笑
私も表紙絵をみてビビッときちゃいましたもん(*´艸`)気に入っていただけたようで嬉しいです。
わかります、私も近い所に本屋あるからすぐに行っちゃって、面白そうな本見つけてしまって、お金が、、って感じです(ノ∀`;)