日本人作家【さ〜そ】– category –
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下村敦史『サハラの薔薇』-砂漠に墜落した飛行機。ミイラの呪いか?生き残るのは、誰だ。
あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいいたします(*´∀`*) というわけで、私が追いかけている作家さんの1人、下村敦史さんの新作が先月21日に発売しました。 下村さん、毎回安定して面白い作品を書かれるので期待していたのです... -
堂シリーズ第4弾『伽藍堂の殺人』のトンデモトリックが予想の斜め上をいく凄さでした
伽藍堂(がらんどう)と読みます。 『眼球堂の殺人』『双孔堂の殺人』『五覚堂の殺人』に続くシリーズ第4弾、周木律さんの『伽藍堂の殺人』が文庫化されました。 なんだかんだで結局好きなんですよね、堂シリーズ。 もうリアリティとかどうでも良くて、「... -
下村敦史さんの新刊『緑の窓口』が樹木にまつわるミステリで新鮮で面白くてキャラ良くて
さて、絶賛どハマり中である下村敦史さんの新刊『緑の窓口~樹木トラブル解決します~』が発売されたわけですが、結論から言えば面白かった。超良かった。 下村さんと言えば乱歩賞受賞作の『闇に香る嘘』や山岳ミステリー『生還者』『失踪者』など、今までも... -
新本格30周年記念『名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇』がその名の通り傑作短篇集すぎて。
新本格ミステリ30周年記念ということで、なんかものすごい作品が登場しました。 島田荘司(しまだそうじ)さんによる『名探偵傑作短篇集 御手洗潔篇』です。 つまりは、御手洗潔シリーズの短編の中から選りすぐりの5篇が収録された短篇集というわけです。 ... -
どちらが嘘をついている?下村敦史『生還者』は山岳ミステリーの名作です
下村敦史さんの『生還者』が文庫化しました。 最高に面白いです。山岳ミステリーってこんなに面白いんだ、と思わせてくれます。 下村さんといえば乱歩賞を受賞した『闇に香る嘘』をはじめ、京都ミステリー『告白の余白』、警察小説『叛徒』など今の所ハズ... -
澤村伊智『ししりばの家』-「砂」にまみれた幽霊屋敷小説の名作がまたも登場!
澤村伊智(さわむらいち)さんの『ししりばの家』が発売しました! 澤村伊智さんはこれまで『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』『恐怖小説 キリカ』と書かれているのですが、本当にどれも面白くていま大注目のホラー作家さんなんです。 そして今作『しし... -
『僕と先生』-二葉と隼人の事件簿シリーズの「日常の謎」はやっぱり楽しい!
坂木司さんによる「二葉と隼人の事件簿シリーズ」の第二弾『僕と先生』がやっと文庫化しましたー! 今作の語り手となるのは、十八歳の大学生・伊藤二葉。 彼は推理小説研究会に属していながら、「超」がつくほどの怖がりで、殺人が起こる小説や怪奇小説な... -
朱川湊人さんのおすすめ小説5選-ノスタルジックで奇妙な物語をお届けします
朱川湊人さんの作品といえばやはり「ノスタルジックホラー」。 ホラーなんだけど「おばけ怖い!」とかじゃなくて、「優しさに包まれた不思議な物語」という感じなんです。 時代が昭和あたりのものが多く、なんだか懐かしい気持ちにもなれるんです。初めて... -
堂シリーズ3弾『五覚堂の殺人』発売。「回転」する館で密室殺人は起こる
先日、堂シリーズ第3弾、周木律さんの『五覚堂の殺人』が講談社文庫さんより発売となりました! この堂シリーズは「奇妙な建物」を舞台に起こる殺人事件を描いたシリーズでして、いわゆる「館モノ」が好きな方にピッタリのミステリなんです。 このシリーズ... -
『鼻』『熱帯夜』-曽根圭介さんのおすすめ名作ホラー小説をご紹介!
狂気的な世界観がお好きな方、お待たせいたしました。 曽根圭介(そねけいすけ)さんのおすすめ名作ホラー『鼻』『熱帯夜』のご紹介です。 『鼻』『熱帯夜』はどちらとも3編からなる短編集となっておりまして、そのどれもが「救いがない」とか「後味が悪い... -
澤村伊智『恐怖小説 キリカ』感想。ああ、またホラー小説の傑作が誕生してしまった
デビュー作『ぼぎわんが、来る』を読んでからというもの、澤村伊智(さわむらいち)さんの作品が発売されるのを心待ちにしていました。 そして今回、待ちに待った三作目『恐怖小説 キリカ』が発売! 発売初日、本屋さんに並んでいるのを見てテンションが上が... -
ぶっ飛びグロミス。白井智之さんのおすすめ作品をまとめてご紹介するよ!
2017年版「このミステリーがすごい!」に『おやすみ人面瘡』がランクインしたことで、ググーンと有名になられた白井智之(しらいともゆき)さん。 で、今回はその白井智之さんのおすすめ作品をご紹介させていただくのですが、もし「白井智之さんのおすすめ... -
2017このミス8位、白井智之『おやすみ人面瘡』はパニック小説に見せかけた極上ミステリです
2017年「このミステリーがすごい!」で見事8位となった白井智之(しらいともゆき)『おやすみ人面瘡』。 白井智之さんといえば『人間の顔は食べづらい』や『東京結合人間』などの「特殊な世界観でのミステリ」がお馴染みなんですが、今回もその作風は変わらず... -
堂シリーズ第2弾!周木律『双孔堂の殺人』はどこまでも新本格な館モノでした
昨日2016/12/15に「堂シリーズ」第2弾、周木律さんの『双孔堂の殺人』が講談社文庫さんより発売となりました。今回はそのあらすじや感想などを。 『双孔堂の殺人』は2013年に講談社ノベルスより発売された作品なのですが、今回みごと文庫化いたしました!... -
桜庭一樹『GOSICK-ゴシック-』の順番とあらすじと思い出
今回は桜庭一樹さんの『GOSICK-ゴシック-』シリーズの読む順番とあらすじ、私の思い出を少々。 読んでいない小説が圧倒的に多いこの世界で、わざわざもう一度読みたいと思える小説ってなかなか出会えません。 大抵1回読めば満足だし、まだ読んでいない小... -
【殊能将之】『ハサミ男』の次は「石動戯作シリーズ」を読もう!順番あらすじ
今回は殊能将之(しゅのうまさゆき)さんの「石動戯作シリーズ」をおすすめ&ご紹介させていただきます。 殊能将之さんといえば、ミステリー小説好きには知らない人はいないほど有名な『ハサミ男』という作品ありますね。 当然わたしも『ハサミ男』は大... -
全てが伏線。下村敦史『告白の余白』がすこし引くほど見事なミステリでした
先日2016/11/23に、下村敦史さんの『告白の余白』が発売となりました。今回はその感想やあらすじなどを。 下村敦史さんといえば『闇に香る嘘』というミステリ作品で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビューした作家さんで、私も『闇に香る嘘』を読んだ時から下... -
【特殊な館モノ】佐々木丸美「館シリーズ三部作」をご紹介するよ!
さて、今回は佐々木丸美さんの「館シリーズ三部作」をご紹介させていただきましょう。 その名の通り「館」を舞台にした『崖の館』『水に描かれた館』『夢館』の三作からなるこのシリーズ。 館を舞台にしたミステリといえば、『十角館の殺人』から始まる綾... -
映画『君の名は。』を観たら絶対小説版も読むべきたった1つの理由
映画『君の名は。』を見てきました。 新海誠さんの作品は前から好きで、「今回も面白いんだろうなあ」と期待して見に行ったら予想をはるかに超えて良い作品でした。 その後すぐに小説版『君の名は。』と『君の名は。 Another Side:Earthbound』を読んだの... -
【島田荘司】ぜひ読みたい「吉敷竹史シリーズ」のおすすめ3選
島田荘司さんといえば『占星術殺人事件』から始まる「御手洗潔シリーズ」が有名ですが、今回は「吉敷竹史(よしきたけし)シリーズ」のおすすめ作品をご紹介させてただきます。 この「吉敷竹史シリーズ」、「御手洗潔シリーズ」と比べ知名度はやや劣るもの...
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