日本人作家【ま〜も】– category –
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道尾秀介『風神の手』-遺影専門の写真館がある町で、運命は奇妙に、美しく結ばれていく。
向かっているのは、遺影専門の写真館だ。お母さんが死んだあと、祭壇や仏壇に飾るための写真を、これから撮ってもらうことになっている。 P.10より 舞台となるのは、下上町(しもあげちょう)というちょっと変な名前の町で、北側のへりにある西取川... -
深木章子『消人屋敷の殺人』-覆面作家の住む屋敷に集まった招待客、消失する人々、嵐の山荘。
『消人屋敷の殺人』って。 もうタイトルからして、完全に買わせにきてますよね。 悔しいですが、このタイトルを出されては、読まないわけにはいきません(嬉)。 深木章子(みき あきこ)さんといえば『鬼畜の家 (講談社文庫)』や『衣更月家の一族 (講談社... -
松本清張おすすめ小説12選〜まず読んでみてほしい名作集〜
最初はランキングにしようかと思ったんですけど、何時間考えても順位が決められなかったので、「特に面白い」「これだけはぜひ読んでみてほしい」と思ったおすすめ作品をとにかく選びました。 「まだ松本清張をあまり読んだことがない」という方は、ぜひこ... -
祝映画化!『散歩する侵略者』が映画公開するので原作小説の感想とかあらすじ
2017年9月9日に『散歩する侵略者』が映画公開するようで、本屋さんに文庫版がたくさん並べられていました。 映画版のキャストも、長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さん、という私得な方々で、前々から気になっていたのです。絶対観るぞ。 ... -
真梨幸子『祝言島』-「消された島」と未解決連続殺人事件に隠された奇妙な繋がりとは?
『スプラトゥーン2』と『ドラクエ11』やりたい!!! でも読みたい本も山積み!!! 時間が足りない!!! どうすりゃいいねん!!( ゚∀゚) おっと、心の叫びが漏れてしまいました。 真梨幸子(まりゆきこ)さんといえば『殺人... -
【万能鑑定士】松岡圭祐さんの特にオススメしたいシリーズ5選
松岡圭祐さん(まつおかけいすけ)といえば「万能鑑定士Q」というシリーズが有名ですが、その他にもたくさんのシリーズ作品を書かれています。 そして見事にどれも面白くてですね、しかもたくさんあるものだから一度ハマると長〜い時間楽しめちゃうんです... -
『わざと忌み家を建てて棲む』の幽霊屋敷が尋常じゃなくヤバイやつでした
三津田信三さんの新刊『わざと忌み家を建てて棲む』が発売されました!谷川千佳さんの表紙絵が美しい! 先日ご紹介しました『どこの家にも怖いものはいる』と同じ幽霊屋敷小説、つまり『建物』にまつわる怪異を描いた作品なのですが、これはちょっと異質で... -
『どこの家にも怖いものはいる』-全く別の話なのに奇妙な繋がりがある物語って怖いよね
三津田信三さんの『どこの家にも怖いものはいる』が先日文庫化しました! まず読んですぐ思ったのは「やっぱり三津田信三さんのホラーは好きだわー」ってことですね。 三津田さんのホラー小説は『赫眼』『のぞきめ』『ついてくるもの』『怪談のテープ起こ... -
【腐葉土】望月諒子さんのおすすめ小説4選【大絵画展】
さて今回は望月諒子(もちづきりょうこ)さんのおすすめ小説をご紹介させていただきます。 「望月諒子さんの作品をまだ読んだことがない方は、まずこれらの作品をおすすめするよ!」という感じです。 重厚なミステリ『腐葉土』を始め、美術ミステリ『大絵... -
孤島で首なし!『M博士の比類なき実験』の恐るべきホワイダニットとは。あらすじ
先日14日に森晶麿さんの『M博士の比類なき実験』が発売しました! 今作は『COVERED M博士の島』を改題&文庫化したもの。 ひとことで言うと、孤島に佇む研究所で首なし死体の登場!ってわけです。 はい、大好物です。 この設定をやられちゃあ読まざるをえ... -
『10の奇妙な物語』-ミック・ジャクソンが描く「奇妙な世界」を堪能しましょう
まさにタイトル通りの「奇妙な物語」が10編収められている作品集です。 ええ、大好きなんですよ。この雰囲気。なかなかブラックなお話もあって実にツボなわけです。 しかもデイヴィット・ロバーツの挿絵も最高なんです。奇妙さ10倍増しくらいになります。 ... -
『首無の如き祟るもの』は刀城言耶シリーズ最高傑作なので必読ですよ
『首無の如き祟るもの』は、三津田信三(みつだしんぞう)さんのミステリー小説。 ホラーとミステリが見事な融合を魅せる〈刀城言耶シリーズ〉の三作目です。 そして最高傑作です。 断言しましょう。 ミステリー小説がお好きなら、『首無しの如き祟るもの... -
【百年シリーズ】森博嗣『女王の百年密室』は死の概念を覆す「森ミステリィ」の名作です
森博嗣さんの好きなシリーズ作品はたくさんありますが、その中でも「百年シリーズ」はかなり好きなほう。 私の好きなミステリー小説でありながら、ちょっと普通のミステリではないところがツボなのです。 「本格ミステリ」ではなく、まさに「森ミステリィ... -
【10選】森見登美彦さんの超おすすめ小説を10作品に厳選したよ!
今回は森見登美彦(もりみとみひこ)さんのオススメ作品を。 最近『夜行』を読んだらまた森見さんにハマってしまいましてね、再読しまくっちゃいました。やっぱり何度読んでも面白いですね。なんなんでしょう。 最初は5作品に厳選しようとしたんですが、ど... -
真梨幸子『イヤミス短篇集』で気軽にサクッとドキドキを!感想あらすじ
先日2016/11/15に真梨幸子(まりゆきこ)さんの『イヤミス短篇集』が発売となりました。今回はそのあらすじや感想などを。 真梨幸子さんといえば名作『殺人鬼フジ子の衝動』を始め、『女ともだち』や『深く深く、砂に埋めて』などのイヤーな後味の残る「イ... -
湊かなえさんの『告白』以外のおすすめミステリー小説7選
今回は、湊かなえさんの『告白』以外のおすすめミステリー小説をご紹介させていただきます。 湊かなえさんといえばやはり、映画も大きな話題となった『告白』が有名でしょう。 「娘は事故でなくこのクラスの生徒に殺された」という女性教師の衝撃の告白か... -
観覧注意?!三津田信三『のぞきめ』のせいで夜中にトイレ行けない。
今回は、三津田信三(みつだしんぞう)さんのホラー小説『のぞきめ』のあらすじや感想などをご紹介させていただきます。 三津田さんといえば名作ミステリ『厭魅の如き憑くもの』で始まる「刀城言耶シリーズ」が有名ですね。 ほんとに面白いミステリシリー... -
三津田信三さんのおすすめホラー小説7選
今回ご紹介させていただくのは三津田信三(みつだしんぞう)さんのおすすめホラー小説です。 三津田さんといえば、名作『厭魅の如き憑くもの』で始まる「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ」が有名。 ホラーとミステリの絶妙なマッチングが楽しめる大... -
麻耶ワールド全開!メルカトル鮎シリーズは順番に読むべき?おすすめは?
「メルカトル鮎シリーズ」は日本の作家・麻耶雄嵩(まやゆたか)さんによるミステリーシリーズ。 その名の通り、名探偵メルカトル鮎が活躍するシリーズです。 このシリーズに限らず、麻耶さんの作品は「癖が強い」で有名。 一度読めばわかるのですが、まあ... -
【羊と鋼の森】本屋大賞!宮下奈都さんのおすすめ小説5選
祝「本屋大賞」!というわけで、宮下奈都さんのぜひ読んでほしいおすすめ小説を選びました。 先日4月12日に発表された「本屋大賞」で見事大賞に輝いた宮下奈都さんの『羊と鋼の森』。 ピアノの調律師を軸にした物語で、宮下奈都さんらしい丁寧で優しい...
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