日本人作家【か〜こ】– category –
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『皇帝と拳銃と』-倉知淳さんによる倒叙ミステリシリーズが開幕したよ!
倒叙ミステリを読むこと自体が久しぶりでしたが、思い出しました。倒叙モノの面白さを。 そして倉知さんは、やっぱり安定して面白い。 しかも、おふざけ控えめのマジ本格のやつだ!(失礼)。 https://300books.net/kurachijun/ 倒叙ミステリとは、「犯人... -
『死刑にいたる病』-櫛木理宇さんの名作『チェインドッグ』が文庫化したので感想などを
櫛木理宇(くしきりう)さんの名作『チェインドッグ』が改題され、『死刑にいたる病』となって文庫化しました(どこかで見たようなタイトルですが)。 ズバリ言いまして、櫛木さんの作品の中でも1,2位を争う面白さなので、ぜひお手に取ってみてほしい。 櫛... -
倉知淳さんのおすすめミステリー小説10選
そういえば、なぜか倉知淳さんのオススメ作品をご紹介していませんでした。 というわけで「倉知淳さんの作品を読むならコレは外せないよね」的なオススメ作品をまとめてみました。 参考にしていただければ幸いです。 最近発売された『シュークリー... -
『シュークリーム・パニック』-倉知淳さんらしさ溢れる短編集の「完成形」がついに登場
良き短編集が出ました。 『星降り山荘の殺人』や「猫丸先輩シリーズ」でおなじみの、倉知淳(くらちじゅん)さんです。 講談社ノベルスさんから出版されていた2冊を合わせて、今回の『シュークリーム・パニック (講談社文庫)』となったわけです。 2冊が1冊... -
【鏑木特捜班】河合莞爾さんのおすすめミステリー小説5選
第32回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作『デッドマン』で鮮烈なデビューを果たした、河合莞爾(かわいかんじ)さんのおすすめミステリをご紹介させてください。 ほんと面白いんですよ、河合さんのミステリ。 河合さんといえば「鏑木特捜班シリーズ」が有名... -
久坂部羊さんのおすすめ小説5作品を読んで医療小説にハマっちゃおう!
というわけで「面白い医療小説」といえばこの方、久坂部羊(くさかべよう)さんのおすすめ小説をご紹介です。 久坂部羊さんの小説の何が面白いって、医療の世界の「リアル」さなんですよね。 なんでこんなに臨場感あふれる書き方ができるの?医師なの?っ... -
『わざわざゾンビを殺す人間なんていない。』-本格ミステリでゾンビで密室で踊り食いで。
小林泰三さんといえば『玩具修理者』『アリス殺し』『記憶破断者』など好みの作品が多くて毎回新作を楽しみにしているのですが、先日発売された『わざわざゾンビを殺す人間なんていない。』がまた驚きの作品でした。 ゾンビです。 ゾンビをだらけの世界で... -
『拝み屋怪談 来たるべき災禍』-20年以上続いた怪異「桐島加奈江」の謎がついに明かされる
ついに「桐島加奈江」の怪異が明かされるなんて……。 ……まずは、このたび発売されました『拝み屋怪談 来たるべき災禍』という作品についてご説明しなくてはいけませんね。 今作は『拝み屋シリーズ(と、私は呼んでいる)』と呼ばれるものの五作目。 ... -
倉知淳『ほうかご探偵隊』-子供も大人も楽しめる謎解き小説の傑作が文庫化
『ほうかご探偵隊』は2004年にミステリーランドから出版された倉地淳さんの謎解き小説。 それが先日文庫化されたのですが、いやはや、まいりました。なんで単行本の時点で読んでいなかったのかと。 とにかく全国の少年少女に読んでほしい。そしたら確実に... -
【京極夏彦】百鬼夜行シリーズの順番とあらすじ【姑獲鳥の夏】
今回ご紹介させていただきたいのは、京極夏彦さんによる「百鬼夜行シリーズ」。またの名を「京極堂シリーズ」。 どんなシリーズなのかと簡単に言いますと、ミステリー小説と妖怪小説が合体したら突然変異してとんでもない世界になった、っていう感じ。 ど... -
『蟇屋敷の殺人』-乱歩のライバル甲賀三郎の本格探偵小説がついに登場!
甲賀三郎(こうがさぶろう)って誰?ってことなんですが、ズバリ江戸川乱歩とほぼ同時期にデビューした作家さんです。 甲賀三郎を「本格派」、乱歩が「変格派」と呼ばれていて、乱歩の最初のライバルだった、と呼ばれている方です。 はい、つまり、本格推... -
このミス大賞隠し玉『愚者のスプーンは曲がる』が見事に面白い超能力モノでした
いやー面白い作品に出会ってしまいました。 それが桐山徹也さんの『愚者のスプーンは曲がる』ですよ。『愚者のスプーンは曲がる』。 先日発売されました第15回このミス大賞「隠し玉」の一つで、サイキックミステリーというジャンルの作品です。 いわゆる「... -
笠井潔『オイディプス症候群』-孤島に館にクローズドサークルって最高だよね!
『オイディプス症候群』とは笠井潔(かさいきよし)さんによる〈矢吹駆シリーズ〉の五作目。 シリーズの中でもわたしが特に好きな作品です(シリーズはどれも面白いです)。 なぜなら、孤島を舞台にしたクローズドサークルものだから。ただそれだけです!... -
『過ぎ行く風はみどり色』は猫丸先輩シリーズの最高傑作です-感想あらすじ
『過ぎ行く風はみどり色』とは、倉知淳さんによる長編推理小説。 神出鬼没で猫のようなまん丸の目が特徴の「猫丸先輩」を探偵役とした〈猫丸先輩シリーズ〉の二作目です。 何を隠そう、この作品は同著者の『星降り山荘の殺人 (講談社文庫)』と並ぶ傑作なの... -
『拝み屋郷内 花嫁の家』は実話怪談集の中でも「最凶」の怖さです
実話怪談集って私よく読むんですが、その中で一押しのシリーズがあるんです。 それが、拝み屋を営む郷内心瞳さんの〈拝み屋シリーズ〉というもの。 〈拝み屋〉ってなに?と思われるかもしれませんが、本書では以下のように述べられています。 家内安全に交... -
不死身の竜が殺された。『殺竜事件』は数少ない名作ファンタジーミステリー
著者の上遠野浩平(かどの こうへい)さんといえば『ブギーポップは笑わない』という名作ライトノベルで有名な作家さん。 今回はそんな上遠野さんの『殺竜事件』をちょっとご紹介しちゃいます。 この作品は「魔法」や「竜」が存在するファンタジーの世界を舞... -
まず読みたい加納朋子さんのおすすめ小説7選【ななつのこ】
学生の頃『ななつのこ』というミステリ作品を読んでからすっかり加納朋子さんにハマった私。 この前発売された『自薦 THE どんでん返し2』に加納さんの作品が載っていて、それを読んだら再熱して久々に加納さんの作品を読みあさっていました。 というわけ... -
『覆面作家は二人いる』は、お嬢様のキャラ良すぎの名作「日常の謎」シリーズ
『覆面作家は二人いる』は北村薫(きたむらかおる)さんによる日常の謎シリーズ。 北村薫さんの日常の謎といえば『円紫さん』シリーズが有名ですが、こちらの「覆面作家シリーズ」も忘れてはなりません。 『円紫さん』シリーズと同じ「日常の謎」をメインと... -
首なし!北山猛邦『ギロチン城』殺人事件のススメ。感想あらすじ
さて今回は北山猛邦さんの『ギロチン城』殺人事件のご紹介を。 この『ギロチン城』殺人事件は「城シリーズ」の4作目であり、現在までに『クロック城』『瑠璃城』『アリス・ミラー城』『ギロチン城』と色々な城が登場しています。 私の中では『アリス・ミ... -
北村薫さんの作品を読むなら絶対に外せないおすすめ小説6選
今回は北村薫(きたむらかおる)さんのおすすめ小説をご紹介です。 北村薫さんの作品は基本的に「日常の謎」や「暖かいお話」が多いですね。後味が悪い作品はほとんどありません。例外はありますけどね。 で、今回選ばせていただいた6作品な...
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