さて今回は、G.K.チェスタトンによる「ブラウン神父シリーズ」のおすすめ作品をご紹介させていただきます。
エルキュール・ポアロ、ミス・マープル、シャーロック・ホームズ、エラリー・クイーン・・・などなど。
海外で活躍する名探偵は多いですが、その中でも忘れてはいけないのがこの「ブラウン紳士」。
小柄でまあるい顔、メガネに大きな黒帽子。一見冴えない風貌なのに、ひとたび事件となればキレッキレの推理を披露し読者を驚愕させる凄いお方です。
海外ミステリ好きならば知らない人はいないほど有名な名探偵で、「海外の名探偵といえば?」と聞けば真っ先に名が挙がることでしょう。
海外ミステリ小説がお好きなら、まず読んでおきたいシリーズですね(∩´∀`∩)
で今回は、「ブラウン神父シリーズって読んだことないよ!」という方はとりあえずこれを読めば間違いないよ、というおすすめ作品を選びました。
どうぞご参考にしてくださいませ(* >ω<)=3
1.『ブラウン神父の童心』
「ブラウン神父」シリーズの第一作短編集。
というわけで、まだシリーズを読んだことがなければこの作品から読むことをオススメします。
単純にシリーズ一作目だからというわけではなく、収録されている短編がしっかり傑作揃いなのでオススメするわけです。
しかも!
2017年1月12日に新版『ブラウン神父の童心【新版】 (創元推理文庫)』が出たんですよお!こりゃ読むしかありませんなあ(*´∀`*)
1911年の古典作品でありながら、今読んでもしっかり驚きを与えてくれる素晴らしさよ。
収録作品はどれも好きですが、『青い十字架』『秘密の庭』『見えない男』『折れた剣』は最高ですね。短編ですが、必ず一話目から順番に読みましょう!
奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモア、独特の逆説と警句、全五冊におよぶ色彩ゆたかなブラウン神父譚は、シャーロック・ホームズものと双璧をなす短編推理小説の宝庫で、作者チェスタトンのトリック創案率は古今随一だ。
2.『ブラウン神父の知恵』
一作目『ブラウン神父の童心』を読んで「ブラウン神父シリーズ面白いじゃん!」と思っていただけたなら、続くシリーズ第二弾『ブラウン神父の知恵』もぜひ。
一作目と変わらず安定感抜群。さらにユーモアと奇想天外が増した感じの短編集ですね。とにかく楽しい。
歴史に刻まれるほどのトリックを見せてくれる「通路の人影」や、嘘発見器の間違いを指摘する「器械のあやまち」、一族の滅亡を予言する呪いを描いた傑作「ペンドラゴン一族の滅亡」などなど、とにかくオススメの短編がいくつも収録。
この二作目くらいまで読むと、ブラウン神父シリーズの「クセ」に慣れてくるはず。そしたらもうこっちのもんですわ。
トリックの凄みでは、名作揃いの巨匠チェスタトン作品のなかでもトップクラスに位置する「通路の人影」、仮装舞踏会を舞台に神父の心理試験反対論を織りまぜた「機械のあやまち」など、いずれ劣らぬ名作12編を収録。
3.『ブラウン神父の不信』
シリーズ第三弾にして特に人気の高い短編集。
人気が高いというだけあって、実際に「名作ぞろい」という言葉がぴったりな短編集です。
中でも、複数の人が一つしかない入り口を見ていたにもかかわらずその家の中で死体が発見された、という一種の密室殺人を描いた「犬のお告げ」や、
ジョン・ディクスン・カーの傑作『白い僧院の殺人 (創元推理文庫 119-3)』の先駆けと言われる「翼ある剣」はぜひ読んでおきたい名作ですよん。
他にも「金の十字架の呪い」や「ダーナウェイ家の呪い」とかね。つまりは面白い作品ばっかりってことですわ(゚∀゚∩)
今回はここまで!
というわけで、今回は「ブラウン神父」シリーズのおすすめ作品を簡単にご紹介させていただきました。
シリーズはどれも面白いですが、まずは第1弾、第2弾、第3弾を読めば間違い無いです。
この3作品を読めば、続く第4弾『ブラウン神父の秘密』第5弾『ブラウン神父の醜聞』も間違いなく読みたくなってしまうでしょう。
参考にしていただければ幸いです(*´ω`)ノ

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