知念実希人さんの「天久鷹央の推理カルテシリーズ」の読む順番やあらすじなどを、簡単にご紹介させていただきます。
『天久鷹央の推理カルテ』シリーズとは?
『天久鷹央の推理カルテ』シリーズは、知念実希人さんによるミステリシリーズ。
天医会総合病院に設立された統括診断部には、各科から「診断困難」と判断された患者が集められる。
人魂を見たと怖がる看護婦や、河童に会ったという少年。ここに集まる患者は皆、不思議な出来事を体験している。
そんな謎を、天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が解決していくというメディカルミステリーです(●ゝω・)
でも医療ミステリーってたくさんありますよね。そこで、このシリーズならではの面白いポイントを簡単にご紹介です!
初心者にもぴったりな医療ミステリー!
医療ミステリー、というと「難しそう」というイメージがあり、なかなか手を出しにくかったりするものです。
普段医療の世界を知らない人からすれば当然入り込みにくいですよね。
しかし!
この『天久鷹央の推理カルテ』シリーズはそんな心配を吹き飛ばしてくれます。
まず文章がライトでとても読みやすい!小説とライトノベルの中間のような読み心地で、詰まることなくスラスラ読めるんです。
さらに、度々登場する医療用語も初心者にわかりやすく説明してくれている親切設計。ありがたい!勉強にもなっちゃいます。
つまり医療ミステリーが苦手な人にもうってつけの作品というわけです(●゚∀゚)ノ
天久鷹央のキャラが良い!
今作では女医の天久鷹央(あめくたかお)が探偵役となり、ワトソン役に小鳥遊という人物が設定され、この小鳥遊が今作の語り部となります。
天才的頭脳を持ち少し変わった性格の探偵役が、ワトソン役を振り回しながら事件を解決、というミステリー小説の基本をいくスタイルは読んでいて安心します。
そしてシリーズものと言えば主役のキャラクターが重要になってくるわけですが、これが実に良いのです。
素晴らしい知力、記憶力を持つ天才。だけどワガママで正確に少し難あり。そして27歳にもかかわらず、小柄で童顔なため高校生に間違えられるという可愛さを持っている。
読めば読むほど意外な一面も見れてハマってしまう。そんな探偵役・天久鷹央が非常に魅力的なのです。
やはり、ミステリー小説の名探偵は「天才で変人」が良いね!d(゚∀゚*)
順番に読もう!
タイトルに番号が振ってあるので順番はわかりやすいけど、一応「刊行順」に載せておきますね。
ほとんど連作短編集となっていますが、やっぱり一巻から順番に読んでいくのが良いです!
1.『天久鷹央の推理カルテ』
記念すべき第一弾。連作短編集でとても読みやすい。
2.『天久鷹央の推理カルテII ファントムの病棟』
続いても連作短編集。
キャラは面白いけれど、話は重くて切なくて。
3.『天久鷹央の推理カルテIII 密室のパラノイア』
同じ連作短編集。鷹央と小鳥遊コンビに解散の危機!
豊富な医療知識とキレッキレの頭脳で事件を解決していく様は気持ちが良い(o´▽`o)
番外.『スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ』
ここで初の長編です。3巻の続きではなく「エピソード0」、鷹央と小鳥遊の出会いを描いたストーリーです。
なので基本どのタイミングで読んでも大丈夫ですが、やはり刊行順通りに読むのがベターかな。
4.『天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム』
連作短編集。ここまで安定して面白いからすごい。
毎回の事ながら「こんな症例があるのか、、」と驚かされます。
話の中には結構重たいテーマもあるのですが、それを感じさせずに気軽に読めるようにしているのが素晴らしいです。
キャラもしっかり立っているので、アニメ化もドラマ化もどちらもいけそうですね。ぜひ映像で見たい!
太田紫織さんの『櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)』もアニメ化しましたからね。これは期待です。
本当に読みやすいシリーズですので、今まで医療ミステリーに手を出さなかった方もぜひお気軽に読んでみてください(◎ゝ∀・)ノ
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちはー。天久鷹央シリーズ大好きです。映像化してほしいですよね!私は仕事が医療関係なのでたまーに結末が分かっちゃうこともありますが、それ抜きでも読みやすくて凄く面白いですよね!特に2巻の天使の話が切なくなって大好きです。なんだか読み直したくなっちゃいました(*´∀`)
りかさんこんにちは!天久鷹央シリーズ良いですよね!ほんとぜひ映像で見てみたいです。
お仕事医療関係なんですね!すごい(゚Д゚*)
しかもそれで結末わかっちゃうんですね笑 それもすごいです!
私も天使の話はすごく印象に残っています。。私も読み直したくなってきました(σ´∀`)