本当に面白すぎたおすすめライトノベルを55作品に厳選しましたよ〜!
年間1000冊以上出版されているといわれるライトノベル。いくら読んでも追いつきません。
リアルでは味わえない非現実的な世界観、個性的なキャラクターたち。また読みやすいのも魅力的な一つですね。
私もライトノベルが大好きでもう読み始めて10年以上でしょうか。早いものです(。-_-。)
と、そんなわけで、今まで読んできたライトノベルの中で本当に面白かったおすすめ作品を55作品に厳選しました!
一応、ここ数年の作品が中心です。
ランキングは付けていません。付けようと思ったのですが、どの作品も面白すぎて順位を付けれず断念しました。
55作品って全然厳選してないじゃないか、と思うかもしれませんがこれでもかなり厳選しているんです。
では!ちょっと長いですが参考にしていただけたら幸いです(=゚ω゚)ノ
第二弾もあります。
➡︎第2弾【ラノベ50作品】本気で面白い超おすすめライトノベル②
目次
- NEW!1.『86―エイティシックス―』
- NEW!2.『白翼のポラリス』
- NEW!3『オリンポスの郵便ポスト』
- NEW!4.『地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-』
- NEW!5.『スカートのなかのひみつ。』
- 6.『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』
- 7.『赤鬼はもう泣かない』
- 8.『俺が生きる意味 放課後のストラグル』
- 9.『ようこそ実力至上主義の教室へ』
- 10.『放課後のゲームフレンド、君のいた季節』
- 11.『下読み男子と投稿女子』
- 12.『シー・マスト・ダイ』
- 13.『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』
- 14.『いなくなれ、群青』
- 15.『“文学少女”と死にたがりの道化』
- 16.『東雲侑子は短編小説をあいしている』
- 17.『オレと彼女の萌えよペン』
- 18.『マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。』
- 19.『還りの会で言ってやる』
- 20.『脱兎リベンジ』
- 21.『ブギーポップは笑わない』
- 22.『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』
- 23.『森の魔獣に花束を』
- 24.『雨の日のアイリス』
- 25.『ある日、爆弾が落ちてきて』
- 26.『魔法少女育成計画』
- 27.『オールユーニードイズキル』
- 28.『扉の外』
- 29.『コップクラフト』
- 30.『ノーゲーム・ノーライフ』
- 31.『ファンダ・メンダ・マウス』
- 32.『ガンゲイル・オンライン』
- 33.『灰と幻想のグリムガル』
- 34.『エスケヱプ・スピヰド(エスケープ・スピード)』
- 35.『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』
- 36.『バカとテストと召喚獣』
- 37.『狼と香辛料』
- 38.『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
- 39.『OP-TICKET GAME』
- 40.『ラノベ部』
- 41.『空ろの箱と零のマリア』
- 42.『六花の勇者』
- 43.『藍坂素敵な症候群』
- 44.『暴風ガールズファイト』
- 45.『本の姫は謳う』
- 46.『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
- 47.『ナイツ&マジック』
- 48.『ケモノガリ』
- 49.『know』
- 50.『課外活動サバイバルメソッド』
- 51.『月見月理解の探偵殺人』
- 52.『絶深海のソラリス』
- 53.『さびしがりやのロリフェラトゥ』
- 54.『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』
- 55.『戦略拠点32098 楽園』
NEW!1.『86―エイティシックス―』
第23回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作というだけあって抜群に面白い傑作ライトノベル。
ボーイミーツガールにSF戦争ものを掛け合わせたような作品で、「ページをめくる手が止まらないとはこのことか」と思った。
しかも読み進めていくうちにどんどん面白味がましていく構成にはやられました。
重厚な戦闘描写や登場人物のセリフ回しもすごく良くって、読んでいる最中に何度ニヤニヤしたことか。
読み終わったあとはすごい物語を読んでしまったなあ、と心地の良い疲労感が残る。
一言でいうなら「ただただ完成度の高いライトノベル」。そう、それだけ。
NEW!2.『白翼のポラリス』
美しいボーイミーツガールであり、良いジュブナイルでもある、戦闘機ファンタジーライトノベルです。
ライトノベルの名作『とある飛空士への追憶』のような物語を想像していましたが、また違ったタイプの良い作品でした。
戦闘シーンは爽快感があるし、終盤の疾走感もテンションが上がります。
主人公が成長していく過程には、心が締め付けられるような感じを覚えますね。
主人公以外のキャラクターの作り込みもすごく好きです。
続編を読みたい気持ちもありますが、一巻完結で綺麗に終わるのもいいんじゃないかなあ、と思ったりします。
でもやっぱり続編が読みたい!
※と思っていたら第二巻が発売されるそうです!やったあ!
NEW!3『オリンポスの郵便ポスト』
第23回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作品。
オリンポス山の天辺にあるという郵便ポストに投函された手紙は、神様がどこへでも届けてくれるという噂があった。
そんな星で長距離郵便配達員として働く少女・エリスが、機械の身体を持つ改造人類・クロと一緒にそのオリンポスの郵便ポストを目指す、という物語です。
とにかく世界観と雰囲気がいい。一生この雰囲気に浸っていたいような不思議な魅力があります。
2人のやり取りも楽しく、意外にバトルシーンもあったりと最後まで目が離せない展開となっています。
一巻完結かと思っていたら、嬉しいことに続編『オリンポスの郵便ポスト2 ハロー・メッセンジャー』が発売されて小躍りしました。
これから先が楽しみな期待のライトノベルです。
関連記事:『オリンポスの郵便ポスト』-そのポストに投函された手紙は、神様がどこにでも届けてくれる
NEW!4.『地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-』
ゾンビパンデミックにより、人類がほぼ全滅している世界での物語。
荒廃した東京をひとりぼっちで生活していた・少年ユキトは、ある日、北海道を目指し旅をしている少女・エコと出会う。
まるで死んだように生きていたユキトが、死につつも全力で生きようとしているエコに刺激され心が変化していく。
そんな対照的な二人が交わったら、そこからどんな世界がきりひらけるのか。
彼らの旅の行方を静かに見届けてほしい、そんな作品です。

地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD- (電撃文庫)
NEW!5.『スカートのなかのひみつ。』
青春グラフィティの傑作ライトノベルです。
ちょっと疑問に思ってしまうタイトルですが、決して変な話ではなくものすごく良い話なんですこれが。
タイトルで敬遠しちゃうと絶対に損です。
ある事情によりネタバレになってしまうので内容は書けませんが、もう純粋に良い青春物語なので、面白い青春小説が読みたい!と言うかたは騙されたと思って読んでみてください。
最初から最後まで一気に駆け抜けてしまうほど、圧倒的な疾走感と熱量でグイグイ読ませてくれます。
関連記事:宮入裕昂『スカートのなかのひみつ。』-今イチオシの青春ラノベをこの夏に読んでほしい!
6.『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』
人類が滅んだはずの世界で唯一生き残った人間と、兵器となって戦う妖精たちのふれあいを描きます。
なんだこのタイトルは?となるかもしれませんが、内容は非常に丁寧で真面目な印象を受ける正統派ファンタジーラノベです。
独特で壮大な世界観、読めば読むほど深まる設定、彼女たちの存在理由など、心に染み渡る切ない感情に溢れる作品となっています。
「切ない」「儚い」という言葉がぴったりの物語。
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)
“人間”は規格外の“獣”に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。“人間”に代わり“獣”を倒しうるのは、“聖剣”と、それを扱う妖精兵のみ。
7.『赤鬼はもう泣かない』
白身魚さんの表紙絵につられて購入。
女子の二の腕をなめてしまった少年が、妖怪たちを隔離する学校に転校させられることに。
「なんだ、妖怪モノ青春ラブコメか」と思いきや、いい意味で期待を裏切る展開になっていく。
かるーい感じで読んでいると、だんだん話が重くなっていき……。と、前半と後半のギャップが面白い。
どこか良からぬ雰囲気が積み重ねられ、明かされる真実はかなり重たいものとなっています。
ですが読後感は「読んでよかったなあ」と思わせてくれる不思議なライトノベルです。
女子の二の腕をなめてしまったヘンタイ中学生(?)・西遺大豪は単身、地方の学校へと転校させられる。奇妙な担任やクラスメイトたちに囲まれながらも転校生活を慎重に送ろうとするのだが、いきなり隣の席の女生徒・喪庭ここめに指を吸われてしまってドキドキ。
8.『俺が生きる意味 放課後のストラグル』
『キミとは致命的なズレがある』で衝撃デビューし話題となった、赤月カケヤ氏によるパニックホラーラノベ。
謎の結界によって高校に閉じ込められた主人公たち。現れた化け物たちによって次々に殺されていくというハードな王道展開。
とにかく続きが気になりすぎる展開の連続で、飽きることなく一気読み。
学校が舞台のパニックホラー作品はいくつかあるけど、その中でもトップクラスに楽しめました。
誰かを選ぶということは、選ばなかった誰かを犠牲にするということだ―。ある日の放課後、高校生の斗和は、仲のよい2人のクラスメイトから同時に告白を受ける。どちらを選ぶか、斗和の中で答えは出ていた。
9.『ようこそ実力至上主義の教室へ』
毎月10万円のお小遣いが貰えて学内で自由に使うことができたり、私物の持ち込みも髪型も自由。それでいて希望の就職・進学率がほぼ100%という名門校が舞台。
主人公はその中でもランク最低のクラスに属されてしまうが、実は本当の実力を隠していて……。
ヒロインも魅力的で安定の可愛さ。ストーリーもテンポよく進んで読みやすく、かといって軽くなくしっかりとした読み応えがります。
とりあえず続きが気になって仕方がない作品。次巻が待ちどしい。
希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという全国屈指の名門校・高度育成高等学校。最新設備の使用はもちろん、毎月10万円の金銭に値するポイントが支給され、髪型や私物の持ち込みも自由。まさに楽園のような学校。
10.『放課後のゲームフレンド、君のいた季節』
ゲーム好きな少年がある日学校で親しくなった美少女・観月夢亜。そんな彼女は実はゲーム廃人だった!
ゲームを通じて仲良くなったり、イチャイチャしたりしながらもお互い成長していくのですが……。
王道だけどすごく心の温まる展開。甘酸っぱい!切ない!
一人じゃ乗り越えられなくても、好きな人と一緒なら乗り越えられるものもある。二人に幸あれ。
そして、まさかのラストがあああああ!(つД`)ノ
豹人族の拳士リオーグを操る少年はMMORPGクロスレヴェリにおいて、卓越した反射神経で“上位喰い”の異名を持っていた。
ある日、学校で親しくなった女子は、妖精のように可憐な容姿で、名を観月夢亜という。しかし彼女は廃ゲーマーで、性格に難アリの残念系ぼっち美少女だった!
11.『下読み男子と投稿女子』
高校生の主人公・青はラノベの下読みが超得意。
そんな彼が応募原稿を読んでいると、クラスで“氷の淑女”と呼ばれる孤高の少女・氷ノ宮氷雪の作品を発見する。
しかし彼女は新人賞を狙うも一次落選を続け悩んでいて、青にアドバイスを貰いながらラノベを製作していく。
という展開の爽やか青春ラブストーリーです。甘酸っぱいです。青春感半端ねーです。気をつけてください。
ど直球な青春ラノベで、不器用なヒロインがめっちゃ可愛いんですよこれが。
下読み男子と投稿女子 -優しい空が見た、内気な海の話。 (ファミ通文庫)
平凡な高校生の青は、実はラノベ新人賞の下読みのエキスパートだ。そんな彼は、ある日応募原稿の中に、同じクラスの氷ノ宮氷雪の作品を見つける。“氷の淑女”と呼ばれる孤高の少女が、フォント変えや顔文字だらけのラノベを書いて投稿している!?
12.『シー・マスト・ダイ』
超能力者の存在が当たり前になった世界。
とある中学校にテロリストが侵入し、騒ぐ生徒達を容赦なく殺害。彼らは残った生徒たちの超能力の強さを測定し始め……。こいつらの目的は一体なんなのか?
ラノベに良くある能力者モノですが、この作品はちょっと一味違います。
むやみに動けない状況&極限状態で、数少ない選択肢の中どういった行動をとるのかドキドキしっぱなし。
その緊張感を最後まで保たせながら、1巻完結で綺麗にまとまっているのも良い。
ぼく達は呆然としていた。理科の実験中、教室の窓ガラスを破ってハリウッド映画で見るような重装備の兵士が飛び込んできたのだ。兵士は本物にしか見えない銃を突き出す。「全員動くな」。
13.『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ!』
孤独な天才高校・高と、気持ちいいほどの腹黒さを持つ美少女・佐藤さんとの絡みがただただめっちゃ面白い作品。
主人公の残念感、佐藤さんの腹黒感、脇役キャラの立ち具合が良い。
これだけ笑えるラノベを読んだのも久々。
孤独な高校生と美少女という組み合わせながらも学園ラブコメでなく、高橋君と佐藤さんの掛け合いが楽しい学園ギャグコメディ作品に仕上げています。
こういう楽しいラノベってやっぱり良いですよね。
無駄に溢れる才能を持つ(勉強を除く)高橋。彼は孤高を気取り、王道学園生活から目を逸らしてきた結果、ぼっちのまま二年生となってしまった。そんな彼の下へ千載一遇のチャンスが訪れる。
14.『いなくなれ、群青』
はたして、この作品をライトノベルと言っていいものか非常に難しいところなのですが、この機会にぜひおすすめしておきたい作品です。
タイトルからして良い作品感が半端ないでしょう。
気がつけば「階段島」という謎の孤島にいた主人公。そこで出会ったのは、かつての同級生・真辺由宇。
この島はなんなのか?何故ここにいる?どうやったら脱出できるのか?という謎の数々。そして彼女との交流。
ほのかにミステリーの風合いを交えた、雰囲気良過ぎる青春小説です。
11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。
15.『“文学少女”と死にたがりの道化』
自称’’文学少女’’の文芸部部長・遠子先輩。彼女は本をむしゃむしゃ食べるというなかなかの生態でありながら、その魅力的なキャラクター性につい惹かれてしまう。
程よいミステリっぽさを醸し出しながらも、青春小説として最高に面白いです。
1巻では太宰治の「人間失格」を題材にしており、人生について深く考えさせられる内容にもなっています。
シリーズをすべて読み終えてしまった時は、心にぽっかり穴が開いたような喪失感を覚えたものです。

天野遠子・高3、文芸部部長。自称“文学少女”。彼女は、実は物語を食べる妖怪だ。水を飲みパンを食べる代わりに、本のページを引きちぎってむしゃむしゃ食べる。
16.『東雲侑子は短編小説をあいしている』
ザ・青春ラブストーリー。甘酸っぱさと切なさともどかしさと、全部入り。
短編しか書けない小説家・東雲侑子に、「長編恋愛小説を書きたいので付き合っているフリをしてほしい」と頼まれた主人公。
ありがちな設定?いやいやこれが甘酸っぺええええ!と叫びたくなるほどの青春を思いっきりぶつけてくるので苦しい。
それでいて十代の劣等感などの心理描写もお上手。そうそう、十代ってこういう感じですよね。
自分も青春したいなあ……と思わせてくれる。
何事にも無気力、無関心な毎日を過ごす高校生、三並英太。楽そうだからという理由だけで図書委員になった彼は、ともに委員を務める東雲侑子の熱のない静けさに、自分の空虚さに似たものを感じていた。
17.『オレと彼女の萌えよペン』
漫画家を目指している主人公・君島泉。彼はとある理由からプロ漫画家のアシスタントになったのだが、その漫画家は萌え漫画を描く女子高生だったのだ!
『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! (富士見ファンタジア文庫)』と同じ著者・村上凛さんによる安定安心の面白さを誇るラブコメ。
読みやすさや文章力の豊かさも申し分なく、ストーリー展開も面白いのでサクサク読めます。
1巻300ページほどの中できっちり起承転結していてテンポも良い。全5巻なので一気に読んでほしい作品です(もっと読みたかった)。
熱血バトル漫画家としてプロデビューを目指す俺、君島泉は技術を磨くためにプロ漫画家の生駒アギト先生のアシスタントをすることになったのだが…。彼女は俺の目指す漫画とは無縁の萌え漫画を描く女子高生で!?
18.『マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。』
ついついタイトルにつられて買ってしまったが大当たり。
まるで童話のような幻想的雰囲気のあるストーリーが詰まった連作短編集。
表紙絵のようなふんわりした内容を想像しているととんでもないことになる。
どことなくSFチックで、心に残るような話ばかりでいちいち感情を刺激します。
なんて言うのでしょう、とにかく雰囲気が良いのです。とくに大きな山場があるとかじゃないんですが、ああ読んでよかったなあ……ていうなんとも言えぬ読後感。
マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。 (MF文庫J)
「そんなわけで、千年生きるにはどうしたらいいの?」マカロン大好きなメルヘン少女が千年生き続けるお話や、コンクリートとお話ができる女の子のお話、不思議な宇宙人ぱらぽろぷるん君の恋のお話、そしてセミ王国からやってきたセミ子のお話…。
19.『還りの会で言ってやる』
クラスいじめを受けている幼馴染みの女の子・柚舞。
主人公・沖永創吾はイジメの事実に気付きながらも、なかなか一歩を踏み出せないでいた。そんな矢先、謎の大学生が二人の前に現れ、皆で協力してイジメを解決していくことになった。
と、イジメをテーマにしながらもそんな重い作品ではなく、むしろ主人公と幼馴染みの絡みをニヤニヤしながら応援したくなるような青春ライトノベルです。
なにより、イジメの主犯格である三野瀬がすごく魅力的に感じてしまう。どうしても憎めない。
え?続編出てないの?!もっと続きを読ませてよ!ってくらい面白い。
いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ。おれはそれを理解していながら、幼なじみである柚舞が迫害を受けている事実から目を背け続けてきた。
20.『脱兎リベンジ』
いつも馬鹿にされている気弱な高校生の主人公。軽音楽部に所属していながらも、ろくに練習させてもらえずバンドを組む仲間もいない。
しかし、ひょんなことから漫研の部長・兎毛成結奈と出会い、バンドを組んで周りの連中を見返すことに!という王道設定ですが想像をはるかに超える面白さ。
とにかく超アツい!!!
ストーリー展開も期待を裏切らず抜群に面白いし、ラストの展開はこれまた一転、おおそうくるか!ってマジで胸熱。
また、主人公以外の登場キャラが抜群に魅力的でカッコいいってのがたまらんのです。
「宇宙人」と揶揄され、友達もいない内気な高校生・兎田晃吉。軽音楽部に所属する彼の唯一の趣味はギター。文化祭を控えるも、彼にはバンドを組む仲間もなく、イケメン部長・志鷹の嫌がらせで練習場所もない。
21.『ブギーポップは笑わない』
言わずと知れた説明不要の名作ライトノベル。
15年以上前に発売されたものでありながら、今読み返しても褪せることのない面白さです。
一つの物語を様々な方向からの視点で描き、視点が違うだけで同じ物語がここまで違ったものになるのかという驚きと楽しさ。
人間描写の巧さ、読ませる文章表現でどんどん作品にのめり込んでしまいます。
まだ読んでいない方は、ぜひお早めに。
君には夢があるかい?残念ながら、ぼくにはそんなものはない。
でもこの物語に出てくる少年少女達は、みんなそれなりに願いを持って、それが叶えられずウジウジしたり、あるいは完全に開き直って目標に突き進んだり、また自分の望みというのがなんなのかわからなかったり、叶うはずのない願いと知っていたり、その姿勢の無意識の前向きさで知らずに他人に勇気を与えたりしている。
22.『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』
過去に厨二病を患っていた主人公・佐藤一郎は過去を葬って高校デビューを目指すも、夜の学校で青の魔女「佐藤良子」に出会ってしまうことで生活が一変する。
いや最高。これぞ青春ラブコメ!
ストーリーはもちろん主人公を取り巻く個性的すぎるキャラも最高。
特にラストスパートの怒涛の展開は面白すぎて目を話すことができません。
「厨二病」をテーマとした青春ラブコメの傑作であることに間違いなしです。
一巻完結で綺麗にまとまっているのも嬉しいポイント。
その日。教科書を忘れた俺は、夜半に忍び込んだ学校で彼女と出会った。教室に向かう階段の踊り場。冷たい月の光のスポットライトを浴び、闇を見据えている少女。美しい―。そこには、人を惹き付けるオーラを放つ青の魔女がいた。
23.『森の魔獣に花束を』
一言でいえば、人間の少年と魔獣の少女の心温まるボーイミーツガールラノベ。ですがそんな簡単なもんじゃないんです。
まるで欧州の童話の世界に入り込んだ感覚を覚える優しいファンタジー小説。
タイトルと表紙絵から滲み出ていますが、とにかく良い雰囲気。そしてこの読後感、涙腺を刺激する。ぜひ味わってほしいなあ。
「読んでよかった」感が半端じゃない。
剣と魔法が大きな力として存在する世界。クレヲは絵を描くことだけを生きがいに孤独な日々を過ごしていた。だが、名家に生まれた彼は、跡継ぎになるための試練の旅に出なければならなくなる。
24.『雨の日のアイリス』
この作品を傑作と呼ばずに何と呼ぶのか。
家政婦ロボット・アイリスは、家族のように優しく接してくれた博士と共に幸せな生活を送っていた。
しかし博士の死後、待ち受けていたのは完全な「物」として扱われる過酷な日々。ああ、やめてあげて……。
感情を持つロボットだからこそ余計に心に刺さる。
読みやすさ、文章力、ストーリー構成も申し分のない、心から読んで良かったと思えるライトノベルです(T ^ T)
ここにロボットの残骸がある。『彼女』の名は、アイリス。正式登録名称:アイリス・レイン・アンヴレラ。ロボット研究者・アンヴレラ博士のもとにいた家政婦ロボットであった。
25.『ある日、爆弾が落ちてきて』
『時間』をテーマとし、暖かく、切なく、面白く、様々な感情を揺さぶられる7編からなるボーイミーツガール短編集。
どのストーリーも非常によくまとまっており、不思議な世界観での出来事を堪能できます。
そしてため息が出てしまうような、いちいち心に染みる読後感。本当に「良い」と思える作品です。
表題作のほか、「三時間目のまどか」「むかし、爆弾が落ちてきて」がお気に入り。
「人間じゃなくて“爆弾”?」「はい、そうです。最新型ですよ~」。ある日、空から落ちてきた50ギガトンの“爆弾”は、なぜかむかし好きだった女の子に似ていて、しかも胸にはタイマーがコチコチと音を立てていて―
26.『魔法少女育成計画』
16人の魔法少女達の、生き残りをかけたバトルロワイヤル。
魔法少女達はそれぞれ異なった能力を一つだけ持つ。明らかに強そうな能力を持った者、何も役に立たなそうな能力を持った者。
『魔法少女まどか☆マギカ』とは一味違った、残酷でダークな魔法少女作品。
しかし、これはまだ始まりにすぎません。
この続編『魔法少女育成計画 restart (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)』が更に面白い。シリーズを追うごとにどんどん面白くっなっていくんです。

大人気ソーシャルゲーム『魔法少女育成計画』は、数万人に一人の割合で本物の魔法少女を作り出す奇跡のゲームだった。幸運にも魔法の力を得て、充実した日々を送る少女たち。
しかしある日、運営から「増えすぎた魔法少女を半分に減らす」という一方的な通告が届き、16人の魔法少女による苛烈で無慈悲なサバイバルレースが幕を開けた…。
27.『オールユーニードイズキル』
タイムループラノベの名作。
自分の好きなタイミングでループできるのではなく、「戦死」することで強制的にループしてしまうのがポイントです。
シンプルでテンポも良く、起承転結がはっきりしていてとても読みやすいのも嬉しいところ。
映画化されるのも納得の面白さを誇るSFライトノベルです。
「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死―死すら日常になる毎日。
28.『扉の外』
一言でいうならば「心理型バトルロワイヤル」。
密室に閉じ込められた高校生達が、奇妙なルールの中で生きていくサスペンスラノベ。
個人的にはこの設定だけでドストライク。
ありがちと言ってはありがちだけど、いい感じの緊迫感に包まれていてハラハラさせてくれる。
高校生らしい心理描写が丁寧に描かれていて、一度読みだしたら止まらないほど、物語に引き込まれてしまいます。
修学旅行に行くはずだった千葉紀之が目を覚ましたとき、そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。訳もわからず呆然とする一行の前に、“人工知能ソフィア”を名乗る存在が現れる。
29.『コップクラフト』
なんど見ても表紙のイラストが美しい。
というわけで単純に表紙の絵柄に惹かれ1巻だけ購入したら大当たり!すぐに続きを買い足していったほどの作品。
異世界ファンタジーの美しい世界観の中で、海外ドラマっぽいハードボイルドをやっている感じ。この組み合わせが最高なんですよ。
テンポも良く読み始めてすぐに引き込まれるストーリー展開。
文章構成、ストーリー共にハイクオリティで、安心しておススメできる超良作です。
ティラナ・エクセディリカ。異世界から来た見習い騎士。常識不足、白皙の美少女。ケイ・マトバ。サンテレサ市警の敏腕刑事。猫アレルギーの不器用な男。超空間ゲートで異世界とつながった都市サンテレサで、二人に命じられた合同捜査。
30.『ノーゲーム・ノーライフ』
天才ゲーマー兄妹の「空」と「白」はある日突然、ゲームによって全てを決める異世界へと連れてこられてしまった。
数々の魅力的なゲームにおける駆け引き、戦略。そして伏線回収に続く逆転劇!など心理戦が好きな人にはたまらない作品です。
アニメでは描かれなかった部分も多くあるので、アニメを見た方も楽しめます。というかアニメを見て面白いと思ったなら原作を読まないと損です。
ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです (MF文庫J)
ニートでヒキコモリ、だがネット上では都市伝説とまで囁かれる天才ゲーマー兄妹・空と白。世界を「クソゲー」と呼ぶそんな二人は、ある日“神”を名乗る少年に異世界へと召喚される。
31.『ファンダ・メンダ・マウス』
文体に癖があり人を選ぶといわれているこのラノベ。私的にはこの癖がたまらなく好きです。
キャラクターの個性、テンポ、会話の掛け合い、ストーリー自体の面白さ、どれをとってもgood。
癖は強いのにリズムがよく、疾走感がありスルスル読める不思議なラノベ。
良い意味でラノベらしくない、インパクト大の作品です。
おれはマウス。しみったれた倉庫でくそったれなAIシステム相手に終日ダラ~っと、家に帰ればネーネがべったり。そんな毎日。でも、おれは今の自分にかなり満足。いい女はべらして万ケンシャンパンドンペリジャンジャンBMベンツにPMゲッツーみたいなことが必要だとは思わない―のに!
32.『ガンゲイル・オンライン』
大人気ライトノベル『キノの旅』の時雨沢恵一さん&黒星紅白さんによる、もう一つの『ソードアート・オンライン』。
要は『ソードアート・オンライン』が剣と魔法なら、それの銃バージョン。
ゲーム設定は相変わらず面白く、銃などの武器の描写は細かくリアルで臨場感たっぷり。
SAOが好きなら間違いなく好きです!むしろ私はこちらの方が好きだったり。
身長183cmの女子大生・小比類巻香蓮。長身コンプレックスが災いし“現実世界”では人付き合いが苦手な彼女を変えたのはVRMMO“GGO”だった―。
身長150cmにも満たない理想の“チビ”アバターを手にした香蓮は、全身ピンクの戦闘服を身に纏い、プレイヤー“レン”となってGGO世界を駆け回る!
33.『灰と幻想のグリムガル』
ラノベによくある剣と魔法のファンタジーではなく、ゲーム部分とリアル部分が絶妙にマッチいている珍しい作品。
主人公がいきなりチート級のステータスで「俺tueee!」とか、そんなのないです。その逆です。
生きていくために必要な「衣食住」といったリアルな問題を始め、雑魚モンスターと泥臭く必死に戦う描写は素晴らしいです。
ゴブリン1匹に対し命をかけて戦うラノベってあまりないですもん。
灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ (オーバーラップ文庫)
おれたち、なんでこんなことやってるんだ…?ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。
34.『エスケヱプ・スピヰド(エスケープ・スピード)』
電撃小説大賞の大賞作品という単純な理由で購入。あたりまえだけど面白い。
人間を見つけたら攻撃してくるロボットがあふれる都市。食糧も乏しい絶望的状況。
都市から脱出できる唯一の出口には最強の兵器。文章力も高く、読みやすい。ストーリー構成、設定共に抜群。
戦闘描写がとてもうまく、テンポとセンスで作品にのめり込ませてくれる。
昭和一〇一年夏、廃墟の町“尽天”。暴走した戦闘兵器に襲われた叶葉は、棺で眠る不思議な少年に出会う。命令無しに動けないという少年に、叶葉は自分を助けるよう頼む。それは、少女と少年が“主従の契約”を結んだ瞬間だった。
35.『明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。』
恐い顔かつ優しすぎる主人公、「坂本秋月」の体に、彼と、事故で死んだ少女「夢前光」の魂が1日ごとに入れ替わる。
これだけ見るとありがちな設定ですが、実はまったくそんなことはないのです!
これの面白さは、『主人公視点のみ』というところ。
つまり魂が「夢前光」に入れ替わっている間は、何が起きているかわからないのです。
この設定が実に面白く、うまく生かしており、唯一無二の傑作となる大きな理由となっているのです。
生まれつきの恐い顔のせいで、学校で浮きまくっている坂本秋月。彼はある夜、一人の少女の事故現場に遭遇し、謎の人物から究極の選択を迫られる…。
『お前の寿命の半分で、彼女を救うか?』秋月は寿命と引き換えに少女“夢前光”を救った、はずだったのだが…なぜか秋月の体は1日おきに光の人格に乗っ取られるというおかしな展開に―!
36.『バカとテストと召喚獣』
通称「バカテス」。アニメもとても面白い。
進級テストの成績で設備の格差が激しいクラスに割り振られる学園が舞台。
主人公たちFクラスの面々がAクラスに上がるべく、『召喚獣』を使ったクラス交代戦争で勝ち抜いていく物語です。
出てくるキャラクターはみな個性的で愛らしく、ギャグも多数出てきて笑える作品となっています。
まるで漫才を見ているように読みやすくて、面白い、ラノベらしいラノベ。
「こんな教室は嫌じゃああっ!!」アホの明久は叫んだ。ここ文月学園では、進級テストの成績で厳しくクラス分けされる。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備だが、彼のいる最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳だけ。
37.『狼と香辛料』
交易を行う商人と狼少女の経済的ファンタジー。
不連ライトノベルには珍しい、貿易や商業をメインに物語は進んで行きます。
剣や魔法などライトノベルらしいファンタジー要素がない分、キャラクターの魅力を存分に味わえるのも良いポイント。
世界観良し。文章も読みやすく、普段ライトノベルを読まない人にも安心しておススメできる雰囲気のよい作品です。
行商人ロレンスは、麦の束に埋もれ馬車の荷台で眠る少女を見つける。少女は狼の耳と尻尾を有した美しい娘で、自らを豊作を司る神ホロと名乗った。「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」老獪な話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。
38.『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
タイトルとは裏腹に、内容はしっかりとした正統派ダンジョンファンタジー作品。
ほんとにタイトルと絵柄がいかにもな感じで敬遠されがちなのだけれど、本当に面白いんです。
程よくラノベの良さを取り入れてあり、テンポの良さから一気に読んでしまいます。
俺TUEEE的な所も確かにあるのですが、純粋にロマンを追い、強くなろうと頑張るベル君の成長物語として、嫌味のない爽やかな物語になっているます。
アニメをまだ見ていなかったら、先に原作を読むことをおすすめします。
『迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。
39.『OP-TICKET GAME』
10枚集めると男の夢を叶えてくれる魔法のようなチケット。非常にバカらしいテーマだが、あなどるなかれ!
このチケットを巡る男子校たちの頭脳戦、心理戦がとても面白く魅せるものがあるもです。
アホでバカな事に真剣に取り組む、熱い熱い作品。バカを全力でやるとこうなるのです。
願いが叶うチケットがあるという。それは学校伝統のチケットで、使用者の願いを叶えるのだ。そのチケットを手にすることができるのは男子に限られ、そして願いを叶えるのは同級生の女の子だという。
40.『ラノベ部』
人気ラノベ『僕は友達が少ない』の著者・平坂 読さんの前作。
ラノベ部の何気ない日常を書いた作品でゆるーく物語は進みます。
ネタが豊富でただ面白いだけでなく、「ライトノベルとはなんなのか?」と考えさせられる。
ラノベ好きな方にはもちろん、「本」が好きな人の心に響く作品でしょう。
読めばラノベがより好きになる作品ですね。
物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた…!
41.『空ろの箱と零のマリア』
数ある「ループ」物の中でもトップクラスの完成度を誇る作品。
推理要素あり、驚きの連続でミステリー小説好きにもぴったり。ラストにはなかなかビックリさせられます。
ストーリー展開、キャラクター、世界観、どれを取っても完成度が高い。
全7巻というボリュームですが、次が気になる終わり方をしているので次々に手に取ってしまいます。
3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美しさに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げた。教室全体が次の言葉を待っていた、その時―。
42.『六花の勇者』
6人しか選ばれないはず勇者がなぜか7人集まってしまい、その中の偽物を探すというミステリバトルファンタジー。
みな勇者に選ばれるだけあってめっちゃ強いので、偽物探しも大変なバトルになっちゃう。
しかもその場所には結界を張られて脱出不可能になる、というクローズドサークルもの。そりゃ面白いに決まっているでしょう。
キャラクターたちも個性的でデザインもよく、きっとお気に入りのキャラが見つかるはず。
とにかく続きが読みたい!と思わせてくれる作品で、1巻を読んだら2巻を読まずにはいられないでしょう。
闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。
43.『藍坂素敵な症候群』
表紙から察するに、どう見ても萌え系学園コメディのありがちなラノベにしか見えない。
ですが、おすすめするということは当然そんなわけはなく、「耽溺症候群」というキーワードにより、狂気に満ちたとんでもない展開が待ち受けている。
二転三転する展開にキャラクターの魅力が加わって、物語にグイグイ引き込まれていきます。
最初は「ふーん。」って感じで読んでたんですが、後半に突入してからは時間を忘れて一気読みでした。
最後のタイトル回収も気持ち良く、よく練られた良い作品です。
私立千歳井高校。那霧浩介が転校初日に連れていかれたのは医術部というちょっと奇妙な部活だった。部長・藍坂素敵。ちっちゃくて白衣を纏いメスを持ち、やたらと元気な女子。部員その1、宵闇ヶ原陰子。傘を異常に溺愛するお嬢様。
44.『暴風ガールズファイト』
ラクロスをテーマにした、8人の女の子たちの熱い熱いスポ根作品。
とある弱小ラクロス同好会に、超ラクロス少女・五十嵐千果がやってきて主人公もろとも巻き込まれ、高校ラクロス日本一を目指すことに。
ただ熱いだけではなく8人の女の子たちの魅力が十分に描かれています。もう単純に面白い青春小説ですね。いい作品です。
それぞれのキャラもたっているし、物語が安定していて好きです。ラクロスについての知識は全くなかったけど、この作品のおかげで興味をもてました。
マリア様が見守る聖ヴェリタス女学院。高等部に進学した麻生広海は、親友との別れによる喪失感と何ら変わり映えのしない高校生活を前にすでに鬱屈していた。ところが!そんな広海の前に吹き荒れる五十嵐千果というちびっこい嵐!
45.『本の姫は謳う』
デビュー作『煌夜祭』で話題騒然となった多崎礼さんによるファンタジーライトノベル。
この世には46の文字スペルがあり、うち22は活動停止している。問題は残り24。その残りのスペルを回収する旅を続ける少年アンガスと本の中の歌う姫の冒険物語。
どこに伏線が隠れているのかと、推理小説のように疑りながら読むのも楽しいポイントです。
二つの世界の物語が入れ替わりで語られており、話が進むごとに少しづつ繋がっていき……という魅力ある設定。
なにより、この独創的な世界観がとても雰囲気がよく心地が良いのです。
「滅日」によって大陸中に散らばった、世界を蝕む邪悪な存在―文字。天使の遺跡を巡り、本を修繕する少年アンガスは、文字を探し回収するために、“本の姫”と旅を続けている。ある日、無法者たちから救い出した少女に、文字の気配を感じた彼は―。
46.『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
タイトルからして敬遠されがち、でも読んでみると超面白い名作。ただのラブコメではなく真面目に読ませる深い作品。
アニメも大人気の通称「俺ガイル」。アニメもとても面白いのだけれど、間違いなく原作はその数倍面白い!
文章で読むといっそう面白くなるから不思議です。渡航さんの文章はとにかくクセになる。
アニメだけで満足している人は非常にもったいないので今すぐ原作を読みましょう。
1巻を読むとほんと止まらなくなるから困る。一気読みをおすすめします。
孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。青春を謳歌するクラスメイトを見れば「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば「働かないこと」とのたまう―そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の先生に連れてこられたのは、学校一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」。
47.『ナイツ&マジック』
事故死してしまったロボットオタクの主人公が、ロボットファンタジーの異世界へ転生してしまう。
普段ロボットものに興味のない私でもめっちゃハマってしまった作品。
主人公君のメカオタっぷりが逆にかっこいい!ロボットに詳しくなくてもすごくワクワクさせてくれるんですよねえ。
アニメ化もしているので、まずはアニメから見てみるのもいいかも。
アニメを見てから原作を読むと、アニメでは描かれなかった細かい描写とか楽しめます。
とある一人の日本人が事故でこの世を去った。彼の魂は、異世界において『エルネスティ・エチェバルリア』として転生する。しかも、前世である日本人としての記憶を受けついだまま。エルの趣味嗜好も前世に倣ったものだった。彼は前世に続いて極度の『メカオタク』であったのだ。
48.『ケモノガリ』
修学旅行中のバスが拉致され、廃墟の町で「人間狩り」ならぬゲームに巻き込まれる。
次々にクラスメイトが殺される中、一人の少年の「殺し」の才能が開花し、狩られる側から狩る側に……。
特別なファンタジー的超能力を使うわけでもなく、戦闘描写がリアルで良い爽快バトルラノベ。
才能に目覚めた主人公がバッサバッサと敵を殺していくのはやっぱり気持ちが良い。
一巻完結のような終わり方をしていますが、なんと全8巻あります。
平凡な顔、平凡な成績、何もかもが平凡な少年。だが誰にでも一つくらいは取り得がある。彼の場合はそれが「殺人」だった――。東欧小国で修学旅行中のバスが拉致された。犯行グループは財閥の好事家たちによる「狩猟クラブ」。GPSを埋め込まれ、廃墟の街を逃げまどう生徒たち。
49.『know』
2081年、全ての人間の頭の中にチップを仕込み、頭脳拡張によって溢れる情報を処理する世界。
いわゆるラノベっぽいキャラ設定とセリフ回しですが、テーマとなる知識欲についての論考などは大変興味深く読まされました。
ストーリーも分かりやすいし、SF作品としてクオリティが高く純粋に面白い。
また、作りこまれた世界観、設定が本当に素晴らしい。
野崎まどさんの味がよく出ている。
超情報化対策として、人造の脳葉“電子葉”の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。
50.『課外活動サバイバルメソッド』
謎の存在『校長』によって、とある学校が謎の霧によって閉鎖空間となり、全校生徒の大半が殺される。
殺された生徒はゾンビとなって。生き残った生徒を襲い始めた。
生き残った生徒は超能力を与えられ、生き残りをかけたデスゲームに強制参加させられることに!
予測できない展開、緊張感ある世界観に手に汗握る学園サバイバルホラー作品です。やっぱりパニックホラーラノベは好きだあ。
保健室のベッドに入り浸る無気力系女の夜子、面倒見が良く甲斐甲斐しい幼馴染の優理。彼女たちと過ごす石堂幸也のいつもの日常は、ある日を境に一変する。突如として宣告された「課外活動」。千数百人の生徒たちは、巨大学園に閉じ込められて生活することを強制された。
51.『月見月理解の探偵殺人』
父を殺した犯人を殺すために転入してきた、特殊能力を持つ探偵・月見月理解を中心に物語は進む。
理解のぶっ飛んだキャラ設定や彼女のれーくんとの掛け合いは見ていて飽きないし、純粋にボーイミーツガールものとしてとても面白いですね。
ミステリーだけど読みやすく、テンポも良くて一気に読むことができます。
キャラクターがかなり特徴的なので読んでいて楽しい。
「探偵殺人ゲーム」自体が面白い設定だし、この物語の決着が気になって最後まで余すことなく楽しめます。

「どうしたんだ、暗い顔して。またちゅーでもしてやろうか?」「全部君が原因だよっ!」都築初のクラスに車椅子の少女が現れた。唯我独尊な態度で周囲を圧倒する、その美しい少女の名は月見月理解。
52.『絶深海のソラリス』
テーマは「深海」×「絶望」。
海面上昇により水没した世界を舞台にした、驚愕のパニックホラー作品。
人間たちは「水使い」という能力を持っており、その「水使い」たちを育成する学校の教官となった主人公・山城ミナト。
序盤はよくある学園ラブコメのような日常が描かれており、和やかな気持ちで読んでいたのですが……。
後半からヤバイ。
まさに「絶望」。
“水使い”それは22世紀の人類が生み出した“深海踏破の異能”―。山城ミナトは水使いの訓練生を指導する教官として、母校であるアカデミーに帰ってきた。
そんな彼の教え子は二人。落ちこぼれでもマイペースな幼馴染の星野ナツカと、性格に難はあるが水使いとして至宝の才能を生まれ持つクロエ=ナイトレイ。
53.『さびしがりやのロリフェラトゥ』
人気ラノベ「変態王子と笑わない猫。(MF文庫J)」でお馴染みの「さがら総」さんによる青春ミステリコメディ。
さがら総先生の持ち味が存分に発揮されている作品です。
イラストは黒星紅白さんの安定可愛さ。表紙絵だけで買っても後悔はない!
一つの同じ物語を様々な人物の視点から見ることによって、全く別の物語のように描くストーリー構成。
この構成が見事すぎてまあ面白い。散りばめられた伏線の回収も素晴らしいです。
ぼくらの学校には、血を吸いつくす吸血姫がいる――。クラスメイトたちのあいだでまことしやかに囁かれる噂は、真実だった。
理想と現実のバランスに苦悩する高校生作家、常盤桃香は深夜の旧校舎で怪異と出会い、風変わりな姫とおかしな会話を紡ぐことになる。
54.『ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた』
タイトル通り、ニートの主人公がハローワークに行ったら異世界で戦うことに。
主人公のニートっぷりも良いし、登場人物のキャラも濃い。予想してた以上に面白くてびっくりした作品。
俺TUEEEではなく、主人公が最初苦労してだんだん強くなっていく過程がいい。
神からチートクラスの技能を授かったものの、結局別な面で苦労するのも面白いポイント。
もちろん可愛い女の子もたくさん出てくる。だから続きを読んでしまう。
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた (1) (MFブックス)
ニートがチートで異世界冒険ライフ!とある求人の面接から即異世界送りとなったニートの山野マサル(23)業務内容は20年以内に破滅を迎える世界で、特定条件を満すか20年間生き残るだけの簡単なお仕事。
55.『戦略拠点32098 楽園』
第6回スニーカー大賞金賞受賞作品。永遠の名作です。
敵軍が守る惑星に降下した兵士ヴァロワと、その星に住む少女マリアと敵軍兵士のガダルバと共に暮らす日々が描かれます。
この星は何のためにあるのか?マリアという少女はなぜここにいるのか?
真実が明らかになるとき、ヴァロワは自軍に戻るか惑星に残るかの選択を迫られることに。
この儚さ、切なさをなんと言おうか。とにかく心に沁みるし、後味が胸に残る。
読後は「ああ、読んでよかった……」とセンチメンタルな気分になってしまう。そして、泣く。
青く深く広がる空に、輝く白い雲。波打つ緑の草原。大地に突き立つ幾多の廃宇宙戦艦。―千年におよぶ星間戦争のさなか、敵が必死になって守る謎の惑星に、ひとり降下したヴァロアは、そこで、敵のロボット兵ガダルバと少女マリアに出会った。
おわりに
以上、【ラノベおすすめ55作品】本当に面白いライトノベル傑作選でした。
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
どの作品も実際に読んで’’本当に面白い!’’と思った作品です。気に入っていただけたら嬉しいです(。-_-。)
関連記事

見ていただけたら嬉しいです〜!
参考にしていただければ幸いです。それでは、良いラノベライフを!(=゚ω゚)
このサイトを参考にちょくちょく買ってこうと思います。
個人的には
「ひきこもりの彼女は神なのです」
も良いと思いますよー。
ありがとうございます!参考にしていただけてほんとに嬉しいです(つД`)ノ
「ひきこもりの彼女は神なのです」面白いですよね!実はまだ3巻までしか読んでいなかったので、記載することができませんでした。。すいません(。-_-。)
全巻読破して、第二弾を書く時には胸を張っておすすめできるようにします!( ´ ▽ ` )ノ
「俺ガイル」面白いですよね( ^^) _U~~
アニメも原作も見ましたが、どちらもいいんですよね(笑)
学校でラノベ読んでるんですが(見られてもマシなやつだけですが・・・)、やっぱり面白いですよ( *´艸`)
このサイト参考にして、いろいろ読んでみたいと思います!
Chirichiriさん!
私も原作もアニメもどちらも好きです(●´∀`)
うわあ!ありがとうございます!大変嬉しいです!どうぞよろしくお願い致します(* ´>艸<)
私個人として良いと思った小説が大多数入っていて、ほぼ納得なのですが、紅玉いづき作品が一つもないのは解せぬ!!(笑)
にゃーさんすいません!
紅玉いづきさんの作品が入ってないことに書き終わってから気がついたのです笑
ミミズク入ってないとかおかしいですよね。。
今第三弾に書いている途中なので、少々お待ち下さい(●>ω<)
あと、メディアワークス文庫をライトノベル扱いするのはアウトですっ、
小売店(書店)が、出版社側から釘をさされてますので。
…まあ、営業の電話番号は同じなんですけども、それはそれです、しょうがないだけです(笑)
ものすごく丁寧で詳しい内容で感動しました!
ラノベ愛がひしひしと伝わってきますね。
少しづつ読んでいきたいと思います。
個人的に気になっているのは『オーバーロード』です。
那由多不可思議さん!嬉しいお言葉ありがとうございます(。ノД`)
参考にしていただけて本当にホントに嬉しいです。
「オーバーロード」はアニメも良かったので、ぜひ原作と合わせて見てみてくださいな|´▽`●)
細音啓さんが書かれている黄昏色の詠使い、氷結鏡界のエデン等も非常に面白いので是非
円環少女という作品も非常に世界観がよいので一度読んでみては
どれも絶対に損はしない作品です
ジンさん!ありがとうございます(* >ω<) 黄昏色の詠使いと円環少女は読了済です!面白いですよね。今度第三弾に書こうと思っています! 氷結鏡界のエデンはまだ未読でした。早速読んでみようと思います!ありがとうございます(ノω`*)
紹介されていた中でも特に気になった絶深海のソラリスを読みました。
期待していたよりずっと面白く、今後も紹介されている作品を読んでいきたくなりました。
第三弾をとても心待ちにしています。
疾走れ、撃て!という作品も面白いですよ。
もしお読みになられていないのであればご一見ください。
連続で投稿して申し訳ないのですが、
灰燼のカルシェールという作品も是非読んでいただきたいと思っています。
これは桜井光さんという、元々はゲームのライターさんで、主にスチームパンクシリーズというゲームを作成されています。
もし興味を抱いてくださるのであれば、ゲームの方も合わせてやってみてください。
ジンさん、嬉しいお言葉ありがとうございます!
『絶深海のソラリス』面白いですよね〜、お気に召していただけたようで嬉しいです。
『疾走れ、撃て!』好きです!ただまだ全部読んでないので、全部読んだら第三弾に書こうと思っています☆
『灰燼のカルシェール』はまだ読んでいないです!面白そうな作品を教えていただきありがとうございます。早速読んでみますね〜(*´ω`)
「いなくなれ、群青」がすごく気になります
表紙といい題といい他のラノベとは違う雰囲気がありますね
ちなみに私は「イリヤの空、UFOの夏」が好きすぎる瑞っ子なのですが秋山瑞人作品が無くて少し残念orz
ぶらっくまんたさん!「いなくなれ、群青」良いですよ〜(ノω`*)
すいません。「イリヤの空、UFOの夏」は間違いなく名作です。記事に書かなかったのは私のミスです。。今第三弾を書いているのですが、そこにはちゃんとイリヤを入れておりますので…。お許しください(* _ω_)…
参考にさせて頂きます。
ここにはなかったですが
「さよならピアノソナタ」もいいですよ。
ぺんさんありがとうございます!
あああ「さよならピアノソナタ」!
実はまだ2巻までしか読んでなくて、でもとても良い作品ですよね。
まだ途中までしか読んでいないのをいま思い出しました。
読みます。必ず読みます。教えていただきありがとうございます。
参考になります!
この素晴らしい世界に祝福を!も、良いですよ。
今も連載中ですので読んで見てください
アニメでいい作品ありませんか?おすすめお願いいたします。
キドさんありがとうございます!
『この素晴らしい世界に祝福を!』面白いですよね。アニメ版も最高でした( ´∀`)今『爆焔を』の方を読んでいるところです〜。
アニメはオススメがありすぎて、笑
最近のモノに限定するなら、ラノベ原作だったら、『異世界食堂』『冴えない彼女の育てかた♭』や『ゲーマーズ!』など、漫画原作のアニメだったら『賭ケグルイ』や『NEW GAME!! (第2期)』や『メイドインアビス』など、あとはアニメオリジナルだったら『リトルウィッチアカデミア』が特に好きです。
最近のだとこの変が好きですかね〜(´∀`*)
やっぱSAOだと思うんだよなぁ
あ、否定している訳ではないですよ