ほのぼのホラー!「幻想シリーズ」をご紹介させてください!
というわけで、堀川アサコさんの「幻想シリーズ」です。
そのシリーズ名通り「幻想」的な世界感をベースに、ほのぼのしておきながらゾクッとするホラーやミステリーも楽しめちゃう非常に面白いシリーズなんです。
初めて『幻想郵便局』を読んだときは、「面白いシリーズ作品に出会えた!!」ってテンション上がったなあ。
ぜひご参考にしていただけたら嬉しいです!(=゚ω゚)ノ
1.『幻想郵便局』
幻想シリーズ第1弾。
なりたいものがわからない。そんな就職浪人中だった安倍アズサは、山の上にある郵便局で働くことになった。
しかしなんと!そこはあの世とこの世をつなぐ不思議な郵便局だった!
幽霊とかも出てきますが怖い話ではないですし、ちょっとミステリーな部分もあってワクワクしながら楽しめます。言うなれば「ファンタジーホラーミステリー」ですね。この世界観を味わえる作品はなかなか出会えないです。
設定も凝っているし、人物(幽霊)描写の描きかたも好き。特に真理子さんイイね!!(*>∀<)
就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。
2.『幻想映画館』
シリーズ2弾。前作と少し繋がりがあるので、第1弾『幻想郵便局』を読んでからにしましょう。
幽霊が見える体質の女子高生スミレ。ある日、彼女は父を追っているうちに映画館へと迷い込む。でもやっぱりそこはちょっと不思議な映画館で、スミレはそれから様々なことに巻き込まれていく。
前作同様、ホラーでありミステリーでありファンタジーな世界観。ほのぼの面白いなあ、と思いきや急に雰囲気が変わってゾクッとしたり。一冊で色々な感情が楽しめて面白い!(○´艸`)
趣味はシリトリ。ちょっぴり学校に行きたくない高校生・スミレは、「不思議なもの」がよく見える。ある日、「不思議なもの」と同時に父の不倫現場を目撃。
3.『幻想日記店』
茶摘みに行き、その土地の主である猩子さんに捕まってしまった大学生の友哉。勝手に茶摘みした罰として猩子さんの営む「日記堂」で働くことになってしまった。
この日記堂、いわゆる売るために書かれた日記ではなく、他人が書いた本当の日記を売っているのだ。
いったい猩子さんはなぜ日記を売っているのか。そしてなんと猩子さんの正体は!!
前2作とはまた少し雰囲気が違った不思議な世界感がすごく良くて、「日記」を扱うという設定も深みがあって実に面白い作品となっています(●´∀`●)ノ
謎の美女、猩子が営む日記堂。山奥に佇むこの店では、人に読ませる目的で書いたのではない「本当の日記」を売っている。日記は悩みと希望の生の記録。
4.『幻想探偵社』
シリーズ第4弾。
中学生の海彦とその同級生ユカリは、とあるキッカケで「たそがれ探偵社」にたどり着く。そこはなんと幽霊専門の探偵社で、海彦とユカリはヤンキー姿の幽霊・大島の依頼を受けることになってしまった。はたしてどうなるのやら。
登場人物のキャラも良いし、点と点が繋がっていく展開の物語が純粋に面白いです。ほのぼのホラーな雰囲気でゾクッとする場面もありますが、幽霊自体は怖くありません。むしろ愛着がわいてしまう(*ノ∪`*)
ハラハラドキドキな展開もあり、読みやすいので最後まで一気読み出来てしまいます。はたして、ヤンキー大島ちゃんの死の真相は、、!!
野球部を休部中の中学二年生、海彦は落とし物をした同級生のユカリを追いかけて「たそがれ探偵社」にたどりつく。
おわりに
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
このシリーズは文章も読みやすく、ストーリー自体も面白いのでぜひお気軽に読んでみてください〜!
それでは良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ