奇妙幻想!津原泰水さんのまず読みたいおすすめ小説7選

津原泰水(つはら やすみ)さんの世界観に酔いしれよ!ってことで、今回は津原泰水さんのおすすめ小説をご紹介しちゃいます。

わたくし、ミステリー小説に限らず奇妙で不思議な世界観の小説って大好物なんです。

きっと同じよう方もいると思います(いますよね?)。

で、そんな不思議な小説がお好きな方におすすめしたいのが、今回ご紹介させて頂く津原泰水さんの作品です。

私と同じように、不気味で奇妙な世界観の物語がお好きならぜひ読んでみてくださいな。

きっとハマっていただけるはずです!(*>∀<)

 

1.『11 eleven』

 

独特で怪くて幻想的な世界観を堪能できる短編集です。個人的にも津原泰水さんといえばこの作品のイメージ。

個人的な思い入れもありますが、この一冊で津原さんらしさを堪能できるので最初の一冊にもオススメ。

基本全部面白いですけど、中でも100年に一度生まれ未来を予言する「くだん」の物語を描いた『五色の舟』は傑作です。

百年に一度生まれ、未来を予言するといわれる生き物「くだん」。鬼の面をした怪物が「異形の家族」に見せた世界の真実とは(「五色の舟」)

2.『綺譚集』

 

生と死をテーマとした怪奇で幻想的な短編集。グロあり。

気を抜くと置いていかれしまいそうになるほどの美しき世界観が漂います。江戸川乱歩と似ているようで、やっぱり違う「怪奇」な雰囲気。

私は『11 eleven』とこの作品を立て続けに読んで、一気に津原泰水さんにハマりました。

天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。

3.『蘆屋家の崩壊』

 

幽明志怪シリーズの第一弾。

ホラー、ミステリ、幻想、怪奇。これらの気味が悪い要素をたんまり混ぜ込んだ短編集。

これを読めば津原さんの世界観に完全に引き込まれます。この世界に入り込んだらしばらくは抜け出せないので注意してくださいね。

一編一編のクオリティも文句なしに高く、程よいユーモアがより物語を楽しくさせてくれる。ああ、この奇妙さ。大好きです、、(ノω`*)

【怪奇語り】津原泰水「幽明志怪シリーズ」で幻想の世界へ導かれよ!順番あらすじ

2017.02.01

三十路を過ぎて定職につけずにいる「おれ」こと猿渡が、小説家の「伯爵」と意気投合するに至った理由は、豆腐。名物を求め津々浦々を彷徨う二人に襲いかかる奇怪な現象。

4.『たまさか人形堂物語』

 

祖父から譲り受けた人形屋さんを舞台に、人形に秘められたミステリで幻想的なお話が収められた短編集。

人形の知識が全くない私でも、主人公と一緒に人形の事について学べて楽しかった。

「人形」と一口に言ってもいろんな人形がありますからね。それぞれの人形事情が面白いです。

ちなみに続編『たまさか人形堂それから (文春文庫)』もグッと面白いので一気に読んじゃいましょう♪

祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪は、押しかけ従業員で人形マニアの冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、なんとかお店を切り盛りしている。

5.『ルピナス探偵団の当惑』

 

ルピナス学園高等部に通う少年少女たちが事件を解決していくミステリ短編集。

ライトながら決して薄っぺらくなく、事件も魅力的でありミステリ小説としてもしっかり楽しめました。登場人物のキャラもとても良い。

フーダニット(犯人は誰か?)はもちろん、「なぜ犯人は犯行後にピザを食べたのか?」「なぜ女優の右手は切り取られたのか?」などなど、ホワイダニット(なぜおこなったか)が非常に面白かったです(´ε`●)

私立ルピナス学園に通う吾魚彩子(あうおさいこ)は、かつてうっかり密室の謎を解いてしまったために、刑事である奇矯な姉に無理やり現場写真を見せられ、推理を強要される。

6.『エスカルゴ兄弟』

 

表紙とかめっちゃホラーっぽいですけど、実はユーモアたっぷりの料理小説。

出版社をクビになった主人公がエスカルゴ料理の店で料理人となる、っていうドタバタエンターテイメントな物語。

『11 eleven』などの作品とのギャップが激しく、最初は本当に津原さんの作品か疑ったほど。もう単純に面白い「お仕事小説」です。ただ、料理描写がお上手で非常にお腹が減るので注意。

エスカルゴ料理を食べたくなったのはコレが初めて。

出版社勤務の柳楽尚登(27)は、社命で足を運んだ吉祥寺の家族経営の立ち飲み屋が、自分の新しい職場だと知り愕然とする。しかも長男で“ぐるぐる”モチーフを偏愛する写真家・雨野秋彦(28)は、店の無謀なリニューアルを推し進めていた。

7.『クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』

 

この作品は文庫本の『爛漫たる爛漫 』『廻旋する夏空 』『読み解かれるD 』の三冊をまとめて一冊にしたもの。文庫本から単行本に、という一般的な逆を行くスタイルですがこれが大成功。

超人気バンドのボーカル・新渡戸利夫が急逝し、その死に違和感覚えた少女が真相を追いはじめるという物語です。

あらすじを見るとガッツリミステリーのようですが、これは一人の少女の成長記にして、とんでもなく素晴らしい青春小説なのです。「読んでよかった」感が半端ないです。

津原泰水さんといえばホラー!奇妙!幻想的!というイメージが強かった私には衝撃的な作品でした。

私は文庫版3冊とも買ってさらにこの単行本を買いましたが、文庫版を一冊も読んでないよ!という方もこれ一冊あれば大丈夫。

「次は誰が死ぬの?」自分がロックバンド“爛漫”に関わってしまったことを、後悔したことは一度もない。著者最高の青春犯罪小説。

 

……っと、まず読んでいただきたい作品はこんな感じですね。

なんだかんだ言って、奇妙で不気味な感じが強い作品は1.『11 eleven (河出文庫)』2.『綺譚集 (創元推理文庫)』3.『蘆屋家の崩壊 (ちくま文庫)』の3作品くらいでしたね。。

あとは『バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫JA)』っていうSF作品も面白いんですが、初めての津原作品には向かないかな?という印象。ちょっと難解でサイバーパンクな物語なので、ある程度の慣れが必要です。ほんとに面白いんですけど。

とりあえず今回ご紹介させていただいた作品を読んでおけば、津原泰水さんの世界観をかなり堪能していただけます。

ぜひ、この不思議な物語に引き込まれちゃってください!(* >ω<)=3

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