【推理合戦】おすすめの「多重解決」ミステリー小説20選

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さて今回は、推理合戦や多重解決が楽しめるおすすめミステリー小説をご紹介です。

多重解決ミステリの何が面白いかって、

一つの事件に対し一つの真実しかないのにもかかわらず、推理する人によって全く違う過程と答えが導き出されちゃうところですよね。

しかもそれぞれの推理に説得力があるから、新しい推理が出てくるたびに「これも正解かも知れない!」と思ってしまう。楽しいですよねえ。

どうぞ参考にしていただければ幸いです(●>ω<)っ

1.『ミステリーアリーナ』

 

2015年に登場し、多重解決モノとして一気に有名になった名作。

人気TV番組「ミステリーアリーナ」で殺人事件の問題が出題され、回答者であるミステリマニアたちがそれぞれ推理していくというもの。

見事な面白さ、というか楽しすぎます。こんなのあり!?と思わせてくれる感じがたまりません。

多重解決モノとしておすすめというか、純粋にミステリー小説としてぜひおすすめしたい作品です( ゚∀゚)ノ

全編伏線ともいえる「閉ざされた館の不可解な連続殺人」の真相を見抜く。早い者勝ち、「真相」が分かればいつでも解答可能の争奪戦。もちろん「あなた」も参加OK。

2.『貴族探偵対女探偵』

 

麻耶雄嵩さんによる『貴族探偵』の続編。

「貴族探偵」という癖の強すぎる探偵と、真面目な女探偵・愛香が推理バトル(?)を行います。バトルというか一方的なのですが。

女探偵・愛香の推理も間違ったようには見えなくて、毎回「なるほど!」と思ってしまうのが面白いです。

麻耶さんの作品らしく「普通」ではありませんので、ミステリをある程度読みなれた方のほうが楽しめるかも?

コネと召使いを駆使して事件を解決していく、全てにおいて型破りな「貴族探偵」に、新米女探偵高徳愛香が果敢に挑む!

3.『プリズム』

 

小学校の教師が自宅で殺された事件を、その関係者がそれぞれの章の語り手となって犯人を探っていきます。

それぞれの推理に説得力があるので、どの真実も本当のように思えてくるのが楽しい。同じ事件なのに、人によって全く違った景色が見えてきます。

アントニイ・バークリーの名作『毒入りチョコレート事件』のオマージュとして有名な作品ですので、多重解決ミステリを読む上では欠かせません!(´>∀)

小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。

4.『聯愁殺』

 

名作ミステリ『七回死んだ男 (講談社文庫)』などでおなじみの西澤保彦さんの作品。四年前の未解決事件を推理集団「恋謎会」のメンバーが推理していく。

こちらも『毒入りチョコレート事件』をオマージュしていますが、ちょっと変化球。

推理合戦好きにはたまらない展開を見せつつ、ラストの展開でまあビックリ!(゚д゚ノ;)ノ

医師、小学生、老人、OL…連続無差別殺人の容疑者は失踪中の少年だという。事件から四年後、唯一生き残った梢絵は、男が自分を襲った理由をはっきりさせるため「恋謎会」に調査を依頼した…。

5.『愚者のエンドロール』

 

米澤穂信さんによる「古典部シリーズ」の二作目。今作もまた『毒入りチョコレート事件』をオマージュしております。

文化祭に出展する予定だったがわけあって「未完成」となってしまった映画を見て、複数人で「どのような結末になるか」を考察する物語です。

純粋に非常に面白いシリーズですので、ぜひ一作目『氷菓 (角川文庫)』から読んじゃいましょう!(●ノ゚∀゚)ノ

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?

6.『虚構推理』

 

アイドルの服を着て鉄骨を持った亡霊が出現する、という噂が蔓延する中で起きた殺人事件を解決いていくというもの。

ライトな文体に漫画映えするストーリーと設定のおかげでスラスラ読めます。頭の中での映像化も簡単で非常に楽しい。

多重解決が楽しめる作品の中でも結構な異色作。

漫画版もとても面白いのでそちらもおすすめ(●´∀)ノ『虚構推理(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

深夜、鉄骨を振るい人を襲う亡霊「鋼人七瀬」。それは単なる都市伝説か、本物の亡霊か?怪異たちに知恵を与える巫女となった美少女、岩永琴子が立ち向かう。

7.『異次元の館の殺人』

 

SF要素を盛り込んだミステリ。

館を舞台とした普通の本格ミステリかと思いきや、事故によってパラレルワールドに飛ばされてしまう中で殺人事件を解決していく。

面白いのは、推理を間違えると過去に戻ってやり直し、さらに登場人物の名前や状況が変わるというところ。

こういう斬新な試みは非常に大好き。楽しく読めました。

森江春策シリーズというシリーズもののひとつですが、この作品から読んでも十分に楽しめます(●´∀`)ノ

証拠品鑑定のため、粒子加速器をもつ研究施設を訪れた検事の菊園綾子。だが鑑定中に加速器が暴走し始める。一方、調査のため弁護士の森江春策と共に西洋館を訪れた菊園は、密室殺人事件に遭遇する。

8.『厭魅の如き憑くもの』

 

三津田信三さんによる「刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズ」の一作目。名作。

神々櫛(かがぐし)村という奇妙な村を舞台に、ホラーとミステリの見事な融合を楽しむことができる作品です。

多重解決ミステリというのは「複数の人物がそれぞれの推理を披露する」というのが一般的ですが、この作品ではなんと一人で多重解決しちゃう。

つまりは探偵役となる刀城言耶が一人で推理をし、それを自分で否定してまた推理をし直すんです。これが実に面白いんですよね〜。

私も大好きなシリーズで、どんでん返しも見事ですのでぜひ読んでみてくださいな(●´∀`●)

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。

9.『密室殺人ゲーム王手飛車取り』

 

名作『葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)』でおなじみの歌野晶午さんの作品。

〈頭狂人〉〈044APD〉〈aXe〉〈ザンギャ君〉〈伴道全教授〉のうち誰か一人が殺人を行い、それを他のメンバーで推理していくというもの。

殺人が行われていくのにすごい軽い感じで、エンタメ度も高くてグイグイ読めちゃう。

完全にゲームとして殺人を行っており、動機なんてないし犯人もわかっているので、純粋に「どうやって殺したか」に特化し推理しているのがポイント。

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。

10.『その可能性はすでに考えた』

 

なかなかに斬新な、新しいタイプの多重推理モノ。

通常ミステリというのは「可能性を潰していって最後に残ったのが真実」というものですが、この探偵が見たいのはすべての可能性が否定された後に残る「奇蹟」。

この探偵は、新しい推理が出てくるたびに「その可能性はすでに考えた」と言い、すべての可能性をことごとく否定していくんです。

読む人を選びそうな変化球ですが、私は好き(*´∀`)σ

かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、青髪の探偵・上笠丞と相棒のフーリンのもとを訪れる。彼女の中に眠る、不可思議な記憶。

11.『丸太町ルヴォワール』

 

殺人容疑で「双龍会」という裁判にかけられた城坂論語。果たして、事件当日に彼が目撃した謎の女はどこに行ったのか。

裁判ミステリーですが重苦しさは全くなく、軽いタッチの文章ととっても読みやすいです。

裁判に関しても、普通の裁判とはまた違う特殊なものなので余計に楽しい。

しかもどんでん返しに次ぐどんでん返しは最高!見ものですよ(´ε`●)

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言するが、その痕跡はすべて消え失せていた。

12.『首断ち六地蔵』

 

多重解決を取り入れた連作短編集。

バカミスと言われても仕方がないくらいの強烈トリック満載で、非常に楽しく驚ける作品です。

一章から順番に読んでいき、最後の章を読むと・・・!!

豪凡寺の六地蔵の首が何者かに持ち去られた。悪質なカルト集団を取り締まる特殊法人・寺社捜査局に勤める魚間岳士は、住職の風峰と調査に乗り出す。が、地蔵の首が見つかるたびに、そばには奇妙な死体が。

13.『13人目の探偵士』

 

元はゲームブックだったのを小説家したもの。

密室や見立て殺人、ダイイングメッセージなど本格ミステリ要素満載なのはもちろん、この作品の面白いところは何と言っても探偵が3人いるというところ。

ズバリ、どの探偵を選ぶかでストーリーも真相も変わってくるのです。

それぞれの推理も非常に面白く遊び心満載の一作(o´∀`o)

奇妙な童謡を模して、探偵ばかり狙う殺人鬼・猫。残忍かつ狡猾な見立て殺人は、13人目の犠牲者に向け研ぎ澄まされていった。密室で発見された探偵皇の死体、血文字の伝言と記憶喪失の男、そして消えた凶器。

14.『虚無への供物』

 

三大奇書の一つ。

ですが他の『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』と比べるとはるかに読みやすいのでご安心を。

前半の推理合戦は見もの。ですが、推理小説というより純文学な一面も持つアンチミステリー。

なかなかボリュームがありますが、ミステリ好きであれば1度は読んでおいて損はない作品です(o ・`∀・´)

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。密室状態の風呂場で紅司が死んだのだ。そして叔父の橙二郎もガスで絶命―殺人、事故?

15.『ディスコ探偵水曜日』

 

舞城王太郎さんの傑作。

普通のミステリー小説という感じではなく、ほとんど「奇書」と言ってもいいのではないか?っていうくらいの癖の強さ。

でも、読み物として圧倒的に面白いんです。これが「舞城ワールド」です。

この記事で紹介するということはもちろん推理合戦はあるのですが、正直そんなの関係なしにオススメしたい作品。

どんでん返しもいちいち凄い。

迷子専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデイは、東京都調布市で、六歳の山岸梢と暮らしている。ある日彼の眼前で、梢の体に十七歳の少女が“侵入”。人類史上最大の事件の扉が開いた。

16.『毒入りチョコレート事件』

 

多重解決ミステリといえば、この作品を挙げないわけにはいかないですね。

贈り物のチョコレートを食べた夫人が死亡するという事件を、犯罪研究会のメンバー6人がそれぞれ推理していきます。

おそらく世界で最も有名な多重解決モノだと思われます。と、同時に海外古典の傑作ですので読んでおいて間違いございません(○´w`)ノ

ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面面は、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、毒がしこまれた、新製品という触れ込みのチョコレートを試食した夫妻。

17.『ジェゼベルの死』

 

定番の海外古典ミステリー。

大勢の観客が見守る舞台上で、悪女ジェゼベルが絞殺される。

伏線の回収もそうなんですが、特にミスリードが旨すぎて脱帽。あっぱれです。

終盤の二転三転する展開も素晴らしく、推理合戦ならぬ自白合戦も見もの、と面白要素ありすぎの作品です。

ミステリ好きなら読まなきゃ損ですぜ(・`_・)

18.『はなれわざ』

 

続いてもクリスチアナ・ブランドの代表作。いかにも古典らしい名作です。

ツアー旅行に参加していたコックリル警部が殺人事件に巻き込まれます。

そのトリックはまさに「はなれわざ」!またそれを際立たせる構成と伏線もすごい。読めば「名作」と呼ばれる理由をわかっていただけるでしょう(∀`●)

休暇をすごすため、イタリア周遊ツアーに参加したスコットランド・ヤードの名警部コックリル。だが、事件が彼を放っておかなかった。景勝で知られる孤島で一行のひとりが何者かに殺された。

19.『陸橋殺人事件』

 

「ノックスの十戒」でおなじみの著者・ロナルド・ノックスの古典名作。「ノックスの十戒」とはミステリ小説を書く時に守らないといけないルールみたいなこと。

ゴルフ中に4人組が顔のつぶれた死体を発見。彼らは素人探偵となって独自の推理を展開していく。

推理合戦をしながら迷走し始める4人が面白く、ユーモア溢れ楽しく読める作品となっております。

もちろんミステリとしてのクオリティも高く、どんでん返しも綺麗に決めてくれちゃう(ノ∀`●)

イングランドの一寒村にあるゴルフ場でプレイ中の四人組は、推理談義に花を咲かせていた。みな推理小説にはうるさい一言居士ぞろい。ところが、たまたまスライスした打球を追ううちに、鉄道の走る陸橋から落ちたと思しき顔のつぶれた男の死体を発見する。

20.『ウッドストック行最終バス』

 

こちらもまた古典的名作。

ヒッチハイクを始めた二人の女性のうち一人が死体で発見される。しかしもう一人の居場所がわからない。そんな事件にモース警部が挑みます。

推理をしては崩されて、を繰り返しながら少しづつ真相に近づいていく過程が見事。よくこれだけの推理がポンポン出てくるものです。

多少の古さを感じますが、逆にそこが味わいがあって良いですね。ストーリーも最後の展開まで申し分なく面白く、名作はいつまでたっても名作なのだなと感じさせてくれる作品です(ゝ∀・。)

夕闇のせまるオックスフォード。なかなか来ないウッドストック行きのバスにしびれを切らして、二人の娘がヒッチハイクを始めた。「明日の朝には笑い話になるわ」と言いながら。

おわりに

というわけで今回は、推理合戦や多重解決が楽しめるおすすめミステリー小説をご紹介させていただきました。

ぜひ登場人物と一緒に推理合戦をしてみてくださいな!

どれも非常に面白い作品ですので、どうぞ参考にしていただければ幸いです(●>ω<)っ

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