これぞ本格!周木律『眼球堂の殺人』は館モノ好きなら必読の作品です

先日、周木律(しゅうきりつ)さんの『眼球堂の殺人 ~The Book~』が講談社文庫さんより発売されました!

日田慶治さんのカバー装画、坂野公一さんのデザインがとても美しい・・・。

 

突然ですが、「館モノ」ってお好きですか?

いわゆる「館」や「屋敷」、「城」などの建物を舞台にしたミステリー小説のことです。

私は大好きなんですよ。この「館モノ」って。

で、今回ご紹介させていただく『眼球堂の殺人』は「館モノ」が好きな方にはぜひおすすめの作品なんです。

必読ですよ!っていうくらいに。

というわけで、簡単にあらすじや感想などをご紹介させていただきますね(●>ω<)っ

 

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2015.12.04

『眼球堂の殺人 ~The Book~』

 

今作のメインとなる人物は、放浪の天才数学者・十和田只人(とわだただひと)と、駆け出しルポライターの陸奥藍子(むつあいこ)。

探偵役が十和田、語り手&ワトソン役が藍子という感じですね。

 

天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)から謎の招待状を受け取った十和田は、藍子と共に「眼球堂」に向かいます。

そこに集まったのは、世界を代表するような物理学者や芸術家、大物政治家などなど各界の天才たちばかり。

そんな中、まさかの殺人事件が起きることになります。

 

招待状によって奇妙な館に集められた天才たち。

そして起きる奇怪な殺人事件。

外には出られない、電話も通じない、完全なクローズドサークル。

まさに本格ミステリのお手本のような設定!最高じゃあないですか!(*゚∀゚)

魅力的すぎる「眼球堂」

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ミステリー小説には数多くの建築物が殺人の舞台として登場していますが、この「眼球堂」はその中でもかなり好きな館です。

まさに奇怪なデザインをしており、現実で建てることはおよそ不可能であろう構造は「見取り図」を見ているだけでワクワクが止まりません。

あとがきで著者の周木律さんはこのように述べています。

だが、ひとつだけ自信を持って言えるのは、この建物はきっと、読者をわくわくさせられるだろうということだ。

こんな建物はあり得ない、だが、あり得ない建物で起きるあり得ない事件だからこそ、きっと読み手の心も躍るに違いないということである。

『眼球堂の殺人』あとがき P.544より引用

まさに、その通りでございます。

もう「眼球堂」という魅力的な建物を見られただけでもお腹いっぱい、大満足です。

現実には建てられないけど、小説の中なら建てられる。

いわば、小説の中にしか建てられない建築物。最高です。

 

え、「眼球堂」ってどんな建物かですって?

それは読んでからのお楽しみですよ!!(○´∀`○)ふふふ

Who・How・Why、全部入り

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つまり

Who・誰が殺したか

How・どうやって殺したか

Why・なぜ殺したか

のミステリと基本となる謎が全て楽しめるようになっています。

特に「眼球堂」という奇怪な建物が舞台だからこそ、「どうやって殺したか」を推理していくのは本当に楽しいです。

館の「見取り図」はもちろん、殺害現場の状況も「図」が挿入されているので非常にわかりやすいし、ワクワクします。

つまり「とても面白いミステリー小説」ということですね(*´エ`*)

最後の最後まで目の離せない展開!

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この『眼球堂の殺人 ~The Book~』は文庫本にして約570ページほどあるんですよ。

他の作品と比べるとちょっと分厚いかな?って感じるくらいのボリューム。

ですがなんと私、この作品を一晩で一気に読んでしまいました!

何と言ってもめちゃくちゃ読みやすい。

しかも次々にワクワクする展開が起こり、続きが気になって全然中断させてくれないんです。上手いなあ。

しかも最後のオチまで私の好みで。

「ああ!そういうラストかあ!良いよう!そういうの好きだよう!!(≧∀≦*)」と、深夜に一人でテンション上がりっぱなしでした。

この最後までお手本を行く感じ。なんだか懐かしい気持ちになりましたね。

最初から最後まで読んで、「そう。こういうミステリが読みたかったんだ!」と素直に思えた作品です。

おわりに

というわけで今回は周木律さんの『眼球堂の殺人 ~The Book~』をご紹介させていただきました。

最初にも述べたように、「館」などを舞台としたミステリー小説がお好きならぜひ読んでみてください。きっと楽しんでいただけるはずです。

かなり私のツボを押さえている作品なので、同じような趣味の方がいらしたら嬉しいです(*´∀`*)

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