『バーナード嬢曰く。』は全ての読書家が読むべき名作漫画なのだ

『バーナード嬢曰く。』は施川ユウキ(しかわゆうき)さんによる漫画作品。しかし、ただの漫画ではありません。

読書家ならついニヤリとしてしまう内容が詰まった「読書」や「書籍」をテーマにした漫画なのです。

小説が大好きな皆様の中には、もしかしたら漫画を読まないという方もいるかもしれません。

しかし、この漫画だけは読まねばならないのです。むしろ小説が好きだからこそ読むべきなのです!

今回わたしは『バーナード嬢曰く。』という作品をぜひ、「読書が好き」というすべての方に読んでいただきたいのでここでご紹介させていただきます(* >ω<)=3

『バーナード嬢曰く。』登場人物紹介

 

読書好きなら思わずクスッとしてしまうネタが豊富に盛り込まれた漫画『バーナード嬢曰く。』。

まずは簡単に登場人物をご紹介させていただきましょう。

町田さわ子(まちださわこ)

この作品の主人公。自分のことを「バーナード嬢」と呼べ、というちょっと変わった女の子。

自分を読書家キャラに見せようと必死で、いつも図書室で本を読むようなそぶりをし、周りに見せつけている。

彼女の特徴は「名作を読んだことがないけど読んだ気分になる」こと。

難しい名作を読む自分に憧れを持つが、実際は難しくて集中力が続かず、読めない。けど読んだことにする。

神林しおり(かんばやししおり)

ガチの読書家。生粋のSF小説オタク。読書の知識がすごい。

普段は物静かだが、SF小説の話になると時間を忘れてアツく語り始めちゃう。

町田さわ子の読書スタンスにイライラしちゃうツッコミ役的存在。でも、なんだかんだ仲が良い。

左:長谷川 スミカ  右:遠藤

長谷川スミカ:図書委員。遠藤に思いを寄せている。おとなしい性格だけど、シャーロック・ホームズの事になるとアツく語り始める。

遠藤のことを、さわ子のストーカーだと思っている。

遠藤:図書室に通う読書好きの男の子。さわ子とよく絡む。


というように、現時点ではこの4人を中心に物語が展開されていきます。

ホントに良いキャラしてます。特に町田さわ子と神林しおり。読書好きのツボをしっかり押さえていて、いちいちニヤけてしまう。

読書が好きだからこそ共感してしまうネタが満載!

何と言っても嬉しいのは、作中で使われるネタが全て「読書」に関するということ。読書好きにはたまりません。

読書が好きならつい「あるある」と思ってしまうようなネタが豊富に詰め込まれています。

中でも注目なのは、町田さわ子の「読書家ぶりたい」グータラ発言。

『ハローサマー、グッドバイ』?

表紙可愛いな おもしろい?

おもしろくて読みやすくて かつ 読んだら読書家ぶれる?

『バーナード嬢曰く。』1巻 P.45より引用

『エンダーのゲーム』!コレ確か 今度映画になるんだよね?貸して!

映画の前に読んで「原作の方が!原作の方が!」って言いたい!

『バーナード嬢曰く。』1巻 P.50より引用

この本 文庫化したのが今年の2月で発売と同時に買ったんだ。でも結局間に合わなかった…

間に合わなかった……って何が?

ソッコーで読破して「へぇ これ文庫化してたんだー」と ハードカバー版でとっくに読んでるふうな顔をする作戦がよ!!

『バーナード嬢曰く。』1巻 P.65,66より引用

このようなことを平気で言えるのです。純粋な心で。

しかもちょっとその気持ちがわかってしまう。

実際、高校生の頃は私も「読書家に見られたい」という気持ちが結構あったので、町田さわ子を見ているとなんだか昔の自分を見ているようで恥ずかしくなった。

SF小説好きの神林しおりに関してもそうで、彼女の「普段はおとなしいけどSF小説のことを語りだすと止まらなくなる」というはすごく分かる。

今の私は神林しおりのミステリ小説版という感じですね。ミステリを語りだすと止められない…。

そんな読書好きだからこそ共感できる部分が多く、彼女たちに特別な愛着がわいてしまうのです。

数々の名作が登場。

また、それぞれの巻に登場する名作の数がすごい。

『世界の中心で愛を叫んだけもの』『海底二万里』『あなたの人生の物語』『ハローサマー、グッドバイ』『エンダーのゲーム』『変身』『銃・病原菌・鉄』『フェルマーの最終定理』『夏への扉』『トータル・リコール』『それから』『一九八四年』……などなど。

1巻だけでも60作品以上の名前が出てきます。

読書好きからしてみれば、これほどの名作が漫画に登場するってだけでも新鮮というか、楽しいんですよ。あの名作がいじられてる!ってなって。

しかも、神林しおりが読書に関する知識をガンガン披露するので、そういった知識を楽しみながら学べちゃうのも嬉しいポイント。

確かにSFファンたるものサンリオは押さえておきたい…

インパクトのある表紙 ディック作品の異常な充実度 復刻の見込みの薄いマニアックなセレクション…

しかし予算の都合から学生翻訳もあったりして雑な訳になってしまっている作品も少なくない……

例えば前に貸した『ハローサマー、グッドバイ』のサンリオ版は 裏表紙の内容紹介で主人公たちがアンドロイドだと誤訳されていて読む者を混乱させてしまったという……

『バーナード嬢曰く。』1巻 P.101より引用

みたいな、つい「へえ〜」って言ってしまう本に関する薀蓄(うんちく)がたくさん登場します。2巻では私の好きな星新一さんについて語ってるし。嬉しい。

※『ハローサマー、グッドバイ (河出文庫)』はマイクル・コーニイによるSF青春小説の傑作。私は夏が来ると必ず読む。

 

絵とか内容はこんか感じ↓

《2巻の裏表紙》

※『ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)』は夢野久作氏の代表作。日本三大奇書の一つ。

《3巻の裏表紙》

シンプルで味のある絵。わたし大好きです(*´∀`*)

アニメ版もあるよ!

2016年10月からアニメ放送されました。3分ほどの短編アニメですが、さわ子やしおりが動いて喋っているのを見て感動。

バーナード嬢曰く。 [Blu-ray]

よかった。本当によかった。。ぜひ漫画もアニメもどちらも見ていただきたいです。

でもまずは、漫画から読む方がオススメかな(*´ω`)ノ

 

それでは最後にもう一度、もう一度だけ言わせてください。

 

 

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anpo39

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。休日は引きこもって本ばっかり読んでいるので、人との交流があまりありません。仲良くしていただけたら嬉しいです(*≧д≦)