【古典】「世界三大倒叙ミステリ」ってどんな作品?あらすじや感想など

この世のミステリー小説の中で「世界三大倒叙ミステリ」、または「三大倒叙推理小説」などと呼ばれているものがあります。

その作品というのが

フランシス・アイルズの『殺意』

リチャード・ハルの『伯母殺人事件』

F・W・クロフツの『クロイドン発12時30分』

の3作品です。

「倒叙ミステリ」というのは、犯人が最初から分かっていたり、犯人の視点で物語が進行していくミステリ作品のことです。

そんな倒叙ミステリの中の「世界三大」と言われれば読んでみたくなりませんか?

今回はそんな古典的名作である『三大倒叙ミステリ』を簡単にご紹介させていただければと思います(●>ω<)っ

 

1.『殺意』

 

毒入りチョコレート事件【新版】 (創元推理文庫)』でおなじみのアントニー・バークリーによる、フランシス・アイルズ名義での作品。

イギリスの田舎町を舞台に、妻を殺そうとするビグリー博士の物語です。

殺意を覚え、犯行を計画し、実行に至るまでのビグリー博士の心理状態が細かく描かれており、人間の怖さと愚かさがリアルに伝わってきます。

このリアルな心情の変化を絡めたストーリーだけでも十分楽しいのに、さらに最後もあのオチでバチッと決めてくれちゃう。

なんともバークリーらしいラストですな(ノω`●)

完璧を誇る殺害計画、犯行過程の克明な描写、捜査の警官との応酬、完全犯罪を目前に展開される法廷での一喜一憂、そして意外な結末は殺人者の心理を描いて余すところがない。

2.『伯母殺人事件』

 

ウェールズの田舎で伯母と一緒に住む男が、遺産目当てで伯母の殺害を計画する物語。

なのですがおどろおどろしさはなく、ユーモアがあって実に楽しく読めます。

ニートでダメダメな主人公が、どうにかして伯母を事故に見せかけて殺そうとするんですけどね、その攻防についニヤニヤしてしまうんですよ。

ラストの展開にもひねりがあり、最後までしっかり楽しめる作品となっています。

個人的に、三大倒叙ミステリの中で一番好みですかね〜(*´艸`)

新訳版出てくれないかなあ。

遺産を狙って、伯母を殺そうとたくらむ男がこころみるプロバビリティの犯罪! 一度二度三度、彼の計画の前に伯母の命は風前の灯となる……しかし、がぜん後半に至って話は意外な展開を示す。

3.『クロイドン発12時30分』

 

名作『樽【新訳版】 (創元推理文庫)』でおなじみのF・W・クロフツによる倒叙の古典。

経営する工場が倒産の危機に陥ったチャールズが、遺産狙いでおじを殺害する物語です。

犯人役となるチャールズの心理描写が非常に細かく、かつ丁寧に描かれているので余計にドキドキしますね。まるで自分がチャールズになってしまったような。

決して良い人とは言えないのですが、倒叙モノはどうしても犯人を応援したくなってしまいます。

ストーリー展開もまさに古典という感じで、時間をかけてじっくり読みたい作品です(☆´ω`)

完全犯罪を成功させろ!工場を経営するチャールズは窮地に陥っていた。資金繰りが苦しくなり、従業員たちの給料さえ払えなくなる日も近い。頼りだったおじのアンドルーにも借金をきっぱりと断わられてしまった。

おわりに

というわけで今回は「世界三大倒叙ミステリ」をご紹介させていただきました。

どれも古典ではありますが、今読んでも十分に楽しめる作品となっておりますよ〜。

ぜひ、お時間のある時にでも読んでみていただければ幸いです。

それでは、良い読書ライフを!(●>ω<)っ)

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