【寄居虫女】櫛木理宇さんのおすすめ小説5選

櫛木理宇(くしきりう)さんの読んでおきたいおすすめ小説をご紹介です。

櫛木さんといえば、青春ホラー『ホーンテッドキャンパス』シリーズが有名かもしれませんが、面白い作品はそれだけではありません。

というか『ホーンテッドキャンパス』シリーズは、櫛木さんのほんの一部の顔。

ここでオススメさせていただく作品はどれも気分が悪くなる物語ですが、これこそが櫛木さんの真骨頂だと思います。

ぜひご参考までに。

 

1.『チェインドッグ』

 

大学生である筧井雅也の元に、投獄中の連続殺人犯《榛村大和》から手紙が届く。その内容は、「確かに罪は犯したが、最後の一件は自分じゃない」というものだった。

それをきっかけに事件を再調査する雅也だったが、調べれば調べるほど驚くべき真実が浮かび上がってくる。

雰囲気としてはサイコミステリで、ゾクゾクしながらもその完成度の高さから一気読みでした。

調査していくうちに明らかになるまさかの真実、からの怒涛の二転三転する展開は本当に素晴らしいです。櫛木さんの作品の中でもイチオシ。

 

追記:2017/10/19に『死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)』というタイトルに改題され、文庫化しました。

鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也に届いた一通の手紙。それは稀代の連続殺人犯・榛村大和からのものだった。

2.『寄居虫女(やどかりおんな)』

 

いやー怖い怖い。

普通の家庭を持つ主婦の留美子の元にやってきた白塗りの女《山口葉月》。

この葉月が留美子の家庭に寄生し、徐々に家庭を洗脳しを崩壊させていく様はホラーとはまた違った恐怖です。マインドコントロール超怖い。

精神的な気持ち悪さがすごいですが、とにかく先が気になって仕方がない展開。そしてまさかのラスト。やられた。

 

追記:2016/6/18に『侵蝕 壊される家族の記録 (角川ホラー文庫)』というタイトルに改題され、文庫化しました。

平凡な家庭の主婦・留美子は、ある日玄関先で、事故で亡くした息子と同じ名前の少年と出会い、家に入れてしまう。

3.『赤と白』

 

寒い北国で生活する少女たちの元に、小学生時代に転向していった京香が姿を現した。その出会いをきっかけに始まる少女たちの崩壊を描く。

読んでいて苦しいような哀しいような息の詰まる展開が続き、こっちまで精神がやられそう。

やはり著者の櫛木さんは青春時代を生きる少女の描き方が本当にお上手です。

地方都市で暮らす女子高校生達の閉塞感と彼女たちが“ある事件”を引き起こすまでの日々を描いた第25回「小説すばる新人賞」受賞作。

4.『世界が赫(あか)に染まる日に』

 

いじめの加害者への復讐を計画する、二人の少年の物語。

暴力的な描写が多くあり目を背けたくなるけれど、どうしても目を離せずに一気読みしてしまう。

いじめについて考えさせられる、とか単純な感想では表現できない作品。

辛い物語です。暗いです。でも、読み物として本当に面白い。

予行演習として、少年法に守られ罰せられない犯罪者たちを一人ずつ襲っていくが、彼らの制裁は次第にエスカレートしていき―。復讐の意味を問いかける衝撃作。

5.『避雷針の夏』

 

過疎化が進む排他的な集落。

殺人を犯して刑務所に入った男が英雄扱いされ、よそ者の妻とその子供たちが村八分にされる異常な村。

一言でまとめるなら、「閉鎖的な村で行われる救いのない話」

もう、いやな人物しか登場しない。最初っから最後まで、気分が悪い。でも読まされてしまうのが、櫛木さんの凄さ。

そこは、元殺人犯が我が物顔にのさばる一方、よそものは徹底的に虐げられる最悪の町だった。

おわりに

というわけで、今回は櫛木理宇さんのおすすめ小説をご紹介させていただきました。

これをきっかけに櫛木理宇さんという作家さんに興味を持っていただけたら非常に嬉しいです。

改めて言いますが、ここで紹介している作品はどれも読後感が良くないです。読んでいる間もイヤな気分になるものばかりです。

でもそこがいい!

小説として本当に面白いので、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

それでは、良い読書ライフを!

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anpo39

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。休日は引きこもって本ばっかり読んでいるので、人との交流があまりありません。仲良くしていただけたら嬉しいです(*≧д≦)