【島田荘司】「占星術」以外のおすすめミステリー小説12選【御手洗潔】

今回ご紹介させていただくのは、島田荘司さんの『占星術殺人事件』以外のおすすめミステリー小説です。

島田荘司さんの作品に『占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)』というミステリ好きな人は99%読んでいるであろう超名作があります。

名探偵・御手洗潔(みたらいきよし)という素晴らしいキャラクターが登場し、その絶大すぎるトリックで数多くの読者に衝撃を与えてきました。

 

 

しかし、私はこの『占星術殺人事件』をあまり楽しめなかったのです。

なぜなら

このトリックを知っていたんです(つД`)ノ

 

子供の頃見た某有名ミステリアニメでこの作品のトリックと全く同じものが使われていたのです。

あまりのショックにお茶をめっちゃこぼしたのを覚えています。もちろん『占星術殺人事件』の方が先なのはわかっていますが、とても悲しかったです。

なぜ私はアニメを先に見てしまったんだろうと、自分を呪いました。

最初に占星術を読んでいれば間違いなく最高のミステリー小説になっていたはずなのに。。。

 

しかーし!

 

悲しみに浸りながらも島田荘司さんの他の作品を読むと、そんな気持ちは吹き飛びました!なぜなら他の作品もめちゃくちゃ面白かったからです。

今回はそんな島田荘司さんの「占星術殺人事件」以外のおすすめ作品を12冊に厳選しましたよ!

どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

 

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 1.『斜め屋敷の犯罪』

 

「そんなバカな!」と叫んでしまうようなトリックということで、「バカミス」の一つとしても有名な作品です。私はこのトリック大好きなんですけどねえ。

『占星術殺人事件』に続く御手洗シリーズ2作目。「流氷館」という不気味な館で起きる殺人事件を描きます。

全体を通しての独特の雰囲気もさることながら、やはり見所はその「トリック」。まさかまさかの衝撃的なトリックは驚かずにはいられません。

現実的には無理だとか、そういうのはいいんです。これはロマンです。館モノがお好きならばぜひ読んでみましょう。

衝撃の大トリック!島田荘司『斜め屋敷の犯罪』は御手洗潔シリーズの中でもかなり好き

2016.09.16

北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。

2.『異邦の騎士』

 

『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』に続く三作目。『異邦の騎士』を読むにあたってまずは前2作を読むことをおすすめします。

記憶を失った男性がベンチで目覚める、という引き込まれる展開から始まる物語は、サスペンス色が強く一度読み始めたら途中で止めることはできなくなるでしょう。

そしてこの作品は少しのことでもネタバレになってしまう可能性があるので、極力レビューや感想などは見ないで知識ゼロの状態で読むのがベストです。

島田荘司最高傑作との呼び声の高いことで有名なんですがね、本当に名作なんですよ。だから絶対順番に読みましょうね。

失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活にしのび寄る新たな魔の手。名探偵御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリ『異邦の騎士』に著者が精魂こめて全面加筆修整した改訂完全版。

3.『ロシア幽霊軍艦事件』

 

お馴染みの名探偵・御手洗潔シリーズだけれど、この作品は今までと雰囲気が違う感じの歴史ミステリー。

とにかく予想の斜め上をいく、ロマン溢れる壮大なストーリーに酔いしれましょう。

張り巡らされた伏線の数々はもちろん、それが伏線だとは思わせない巧妙なテクニックが冴え渡ります。

御手洗潔シリーズの中でもあまり知名度は高くないんですけど、もっと評価されるべき名作に違いありません。

箱根、富士屋ホテルに飾られていた一枚の写真。そこには1919年夏に突如芦ノ湖に現れた帝政ロシアの軍艦が写っていた。四方を山に囲まれた軍艦はしかし、一夜にして姿を消す。巨大軍艦はいかにして“密室”から脱したのか。

4.『暗闇坂の人喰いの木』

 

分厚い。文庫にして680ページという分厚さ。けれども読み始めるとその分厚さを感じさせないほどに引き込まれます。

人喰いの木?ファンタジーなの?ホラーなの?と思うかもしれないですが、ちゃんとした本格ミステリー作品です。

安定のストーリーの面白さから、「まじか!!!」と叫んでしまうような衝撃のトリックをぜひご覧ください。面白すぎ注意です。

さらし首の名所・暗闇坂にそそり立つ樹齢2000年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ? 近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とは何か? 信じられぬ怪事件の数々に名探偵・御手洗潔が挑戦する。

5.『御手洗潔の挨拶』

 

4つの事件を描いた御手洗シリーズの短編集。名探偵・御手洗潔のキャラが存分に楽しめ、より好きになる作品。

4編とも見事に面白く、短編なので読みやすいのに濃厚。

トリックには相変わらず驚かされるものばかりで贅沢極まりない作品となっています。

御手洗潔シリーズを楽しむなら「必読」の作品ですので、お早めにどうぞ。

嵐の夜、マンションの十一階から姿を消した男が、十三分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。しかし全力疾走しても辿りつけない距離で、その首には絞殺の痕もついていた。男は殺されるために謎の移動をしたのか?

6.『眩暈』

 

島田荘司さんの名作『占星術殺人事件』を読んだ青年が残した手記。

そこには妄想としか思えぬ信じがたい内容が書かれていたが、御手洗はそれを事実だと考え謎を解いてく。

まずこの設定が良いですよね。『占星術殺人事件』が好きな私としては最高にワクワクします。

受寄の謎を解いていく過程も非常に面白く、とにかく続きが読みたいと思わせてくれるストーリーは毎度のことながら素晴らしいです。

あのわけのわからないとんでもない手記の謎が解決しちゃうんですから。ああ、たまりません!

もちろん、この作品を読む前に『占星術殺人事件』をぜひお読みくださいね(*´ω`)っ

切断された男女が合成され、両性具有者となって甦る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書き残した戦慄の日記が示すものは何か。

7.『ネジ式ザゼツキー』

 

脳に記憶障害を持つ男性が書いた童話『タンジール蜜柑共和国への帰還』の謎を御手洗潔が解いていく。そして明らかになる驚愕の真実とは。

物語の構図としては、上におすすめさせていただいた『眩暈』と似ている感じになります。

ですがこちらはこちらでまた別の面白さが。

意味が全くわからない数々の謎が意味をなしてきて繋がっていき、あの真実に辿り着くとは御手洗さん凄すぎというか島田荘司さんが天才というか。

読み返すと伏線もしっかり張ってあるんですね。すごいですわ。

記憶に障害を持つ男が書いた奇妙な童話『タンジール蜜柑共和国への帰還』。そこには蜜柑の樹の上の国、ネジ式の関節を持つ妖精、人工筋肉で羽ばたく飛行機などが描かれていた。それらはいったい何を意味しているのか?

8.『龍臥亭事件』

 

上下巻からなる大作です。

山奥にある閉鎖的な村、奇妙な旅館・龍臥亭、そして起こる奇怪な殺人の数々。この横溝正史さんばりのおどろおどろしい雰囲気、最高ですね。

今作では御手洗潔の友人、推理作家の石岡が探偵役を務めます。御手洗潔は電報などでしか登場しません。ですが、いやだからこそ面白いのです。

二転三転して最後に騙される、というミステリの楽しさも健在。御手洗潔シリーズを何作か読んでいるなら最高に楽しめる作品となるでしょう。

御手洗潔が日本を去って1年半。彼の友人で推理作家の石岡は、突然訪ねてきた二宮という女性の頼みで、岡山県まで悪霊祓いに出かけた。2人は霊の導くままに、寂しい駅に降り立ち、山中分け入り、龍臥亭という奇怪な旅館に辿り着く。

9.『水晶のピラミッド』

 

エジプトのピラミッドを原寸大で再現した建物で起こる殺人事件。しかも密室。

文庫にして700ページを超える長編ですが面白いったらありゃしない。

正直言うと前半は冗長に感じてしまい、初めて読んだ時「あれ、長すぎない?今回は微妙かな?」なんて思ったりもしましたが、読み終えてみれば大満足でした。

後半に御手洗潔が登場する辺りからはほぼノンストップで読み切ってしまいましたね。

御手洗潔シリーズを初めて読む方にはおすすめ出来るかと言われると微妙ですが、ある程度慣れている方ならきっと楽しんでいただけます。

これぞ御手洗潔作品!という感じ。いい意味で。

エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが5000年の時空を超えて突然甦り、空中30メートルの密室で男が「溺死」を遂げる!

10.『御手洗潔のダンス』

 

他のシリーズ作品の長編っぷりに少し疲れてしまった、という方にピッタリな4編からなる短編集。

短編ならではの切れ味で、長編にはないまとまり感があるのが良いです。一つ一つのトリックにも捻りがあり読み応えもしっかりあります。

さらに読みさすさもバッチリですので一瞬で読めちゃう。御手洗と石岡君の掛け合いも安定していて面白く、御手洗潔シリーズがもっと好きになるはず。

どれも面白いですが特に「舞踏病」が好きですね〜(*´∇`)

人間は空を飛べるはずだ、と日頃主張していた幻想画家が、四階にあるアトリエから奇声と共に姿を消した。そして四日目、彼は地上二十メートルの電線上で死体となっていた。しかも黒い背広姿、両腕を大きく拡げ、正に空飛ぶポーズで。

11.『北の夕鶴2/3の殺人』

 

島田荘司さんといえば〈御手洗潔シリーズ〉が有名ですが、今作は〈吉敷竹史シリーズ〉と呼ばれるものの三作目。

〈御手洗潔シリーズ〉ほど知名度はないかもしれませんが、作品の面白さはピカイチです。作家の伊坂幸太郎さんが絶賛したことでも有名。

ズバリ、島田荘司さん版トラベルミステリーです。

電車や時刻表のトリックを使ったアレです。トラベルミステリってあまり読まないんだよね、という方にこそ読んでいただきたい。これは普通のトラベルミステリではないんですよ!

あまりに大掛かりで凄まじいトリックのため「バカミス」なんて呼び声も。しかしそれがいいのです。このトリックを当てられる人はほぼいないでしょう。

【島田荘司】ぜひ読みたい「吉敷竹史シリーズ」のおすすめ3選

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12.『奇想、天を動かす』

 

同じく〈吉敷竹史シリーズ〉。島田荘司さんの全作品の中でもトップ3に入るだろう傑作です。

たった12円の消費税がきっかけで殺人事件が起きてしまう。しかし犯人の老人は完全黙秘。この事件、何かがおかしい。

タイトル通り、まさに「奇想」なトリックをぜひ目にしてみてください。面白すぎます。

いわゆる社会派ミステリーというジャンルの作品ですが難しいことは何もなく、本格探偵小説としても十分に楽しんでいただけます。

浅草で浮浪者風の老人が、消費税12円を請求されたことに腹を立て、店の主婦をナイフで刺殺した。だが老人は氏名すら名乗らず完全黙秘を続けている。この裏には何かがある。

おわりに

島田荘司さんの作品は『占星術殺人事件』以外もとにかく面白いので、未読な方は他の作品もぜひ読んでみてください!ということです。

読む順番は、基本的に①『占星術殺人事件』②『斜め屋敷の犯罪』③『異邦の騎士』の順番さえ守っていれば、あとはどれを読んでも楽しめます。

参考にしていただければ幸いです。

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それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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anpo39

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。休日は引きこもって本ばっかり読んでいるので、人との交流があまりありません。仲良くしていただけたら嬉しいです(*≧д≦)