北村薫さんの作品を読むなら絶対に外せないおすすめ小説6選

今回は北村薫(きたむらかおる)さんのおすすめ小説をご紹介です。

北村薫さんの作品は基本的に「日常の謎」や「暖かいお話」が多いですね。後味が悪い作品はほとんどありません。例外はありますけどね。

で、今回選ばせていただいた6作品なんですけど、これは北村薫さんの作品を読むなら絶対に読んでいただきたいんですよ。おすすめの中でも超おすすめってやつです。

ぜひぜひ、ご参考にしていただければ嬉しいです(* >ω<)=3

 

1.『スキップ』

 

北村薫さんを代表する「時と人 三部作」シリーズの一作目。

17歳の女子高生・一ノ瀬真理子が目覚めたらいきなり42歳の主婦になっていた、というまさに時間が「スキップ」してしまった物語を描きます。

心は17歳のまま、いきなり25年もの時を飛び越えてしまった少女。あまりにも残酷です。もし私だった間違いなくパニックを起こし病院行きでしょう。

果たして彼女はこの状況をどう受け止め、生きていくのでしょうか。ぜひ、彼女の歩む人生をご覧いただければと思います。

ちなみにこの「時と人 三部作」は他に『ターン (新潮文庫)』『リセット (新潮文庫)』と続きます。話の繋がりはないので順番に読まなくても楽しめますが、特に理由がなければ刊行順に読むことをおすすめします。

【北村薫】時と人三部作『スキップ』『ターン』『リセット』の順番は?感想あらすじ

2016.11.30

昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。

2.『空飛ぶ馬』

 

これもまた北村薫さんを代表する「円紫さんシリーズ」の一作目。

女子大生の「私」が持ちかける日常の謎を、円紫師匠が落語を絡めながら解決していく短編集です。

いわゆる「人が死なないミステリー」を代表する名シリーズであり、暖かい気持ちにもなれる読後感の良いミステリでもあります。

ミステリとして面白いのはもちろん、シリーズを通して少女の青春小説として楽しめるのも魅力的です。一作目『空飛ぶ馬』を読んだら、きっとシリーズを追いかけたくなることでしょう。

北村薫「円紫さんシリーズ」は〈日常の謎〉好きなら必読です。順番あらすじ

2016.12.02

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

3.『盤上の敵』

 

逃亡中の殺人犯が妻を人質に自宅に立て篭った。それを知った夫の末永純一は、警察には内緒で犯人と交渉を始める。果たして純一は妻を無事救出できるのか?というミステリ作品。

一言でいいますと「本格ミステリの傑作」でございます。

もう一つ付け加えますと、「北村薫さんの異色作」でございます。あの北村さんがこんな小説を書くの?!と。

私自身も《【名作選】最強に面白いおすすめ国内ミステリー小説50選》で選んでいるくらいオススメ。

ミステリ小説がお好きなら、ぜひ一度は読んでいただきたい作品ですね。ぜひとも「北村マジック」に思いっきり騙されてください(*´ω`)

北村マジック炸裂。北村薫『盤上の敵』は必読レベルの名作ミステリですよ!

2016.11.28

我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。

4.『月の砂漠をさばさばと』

 

小学生の女の子と、そのお母さんの日常を描いた12編からなる短編集。

ミステリではありません。でも、この作品は大好きだ!!

とにかく優しい気持ちに溢れていて、心がほんわか温かくなるんですよ。私も心が病んでいる時に読み返しては癒されています 笑。

しかも読むたびに新しい気付きがあるというか、初めて読んだ時と大人になって読んだ時とで違う感情が生まれるんですよ。さらに歳をとってから読むと、また違う印象になるのでしょうね。

これからもずっと読み返したくなる大切な作品です。

9歳のさきちゃんと作家のお母さんは二人暮し。毎日を、とても大事に、楽しく積み重ねています。お母さんはふと思います。いつか大きくなった時、今日のことを思い出すかな―。

5.『覆面作家は二人いる』

 

「覆面作家シリーズ」の一作目。

「覆面作家」という名で作家デビューしたお嬢様・新妻千秋(にいづまちあき)が、持ち込まれる事件をパパッと解決していくミステリシリーズ。

何と言っても新妻千秋のキャラが素晴らしい。もう超大好き。「ユニーク&破天荒」とでもいうのでしょうか。見ていてこちらも楽しくなってしまう実に魅力的な人物なのです。

そして新妻千秋の相方となる編集者・岡部もキャラも良し。このコンビの掛け合いがとても面白いんですよね〜。

作風もほのぼのしていて、キャラクターの良さと程よくユーモアな設定が絶妙にマッチ。楽しくサクサク読むことができます。

ちなみにこの後は、2作目『覆面作家の愛の歌 (角川文庫)』3作目『覆面作家の夢の家 (角川文庫)』で完結となります。終わり方もとても良いので、ぜひ全部まとめて読んでいただきたいですね(ノ∇≦*)

姓は「覆面」、名は「作家」―本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人がミステリ界にデビューした。しかも、その正体は大富豪の御令嬢…ところが千秋さんには誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ。

6.『街の灯』

 

「ベッキーさんシリーズ」の一作目。

昭和を舞台とし、上流家庭のお嬢様・英子とその運転手・ベッキーさんを中心としたミステリ短編集です。

ミステリとしても楽しいのですが、なんといっても昭和初期という舞台から溢れ出る雰囲気がとても心地よいんです。この時代背景の美しさだけでもどんどん読めてしまいます。もはや「時代小説」と言っても良いかもしれません。

円紫さんシリーズでは「女子大生」と「落語家」というコンビでしたが、今回は「お嬢様」と「運転手」。円紫さんシリーズとはまた違ったタイプの上品な雰囲気で、この珍しい組み合わせも見所の一つです。

ちなみにこの「ベッキーさんシリーズ」は全三部作。この次は『玻璃の天 (文春文庫)』『鷺と雪 (文春文庫)』と続きます。いずれも短編集で読みやすさは抜群。一作目『街の灯』の雰囲気を気に入っていただけたなら、ぜひ全部読むことをおすすめしますよん(*´∀`*)ノ

昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。

今回はここまで!

というわけで、今回は北村薫さんのおすすめ小説をご紹介させていただきました。

北村薫さんの作品を読む上でも絶対に外せない作品ばかりとなっております。ぜひ読んでみていただけたら嬉しいです。

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それでは、最後までありがとうございました。良い読書ライフを(* >ω<)=3

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anpo39

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。休日は引きこもって本ばっかり読んでいるので、人との交流があまりありません。仲良くしていただけたら嬉しいです(*≧д≦)