ホワイトどんでん返し!このミス大賞隠し玉『カササギの計略』が本当に見事だった

隠し玉炸裂!才羽楽『カササギの計略』の感想、あらすじなど

 

先日ご紹介させていただいた『何様ですか?』と同じ日(2016/7/6)に発売となった、

2015年「このミステリーがすごい!」大賞・隠し玉作品のもう一つが、才羽楽さんの『カササギの計略』。

このミス大賞隠し玉『何様ですか?』でブラックどんでん返しを味わえ!

2016.07.06

『何様ですか?』が「黒いどんでん返し」だったのに対し、

『カササギの計略』は「白いどんでん返し」と呼ばれています。

隠し玉2作品の、一方が黒、一方が白。

なんともワクワクさせてくれるではないですか!

というわけで早速『カササギの計略』も読んでみたので、感想やあらすじなどを簡単にご紹介させていたきます(*ノ∀`*)

 

「このミステリーがすごい!」大賞・隠し玉作品とは?

新人作家さんの作品を募集したノベルス・コンテスト・「このミステリーがすごい!」大賞で、

賞は取れなかったけど編集部さんが「賞が取れなくても作品に残したい」と思えた作品に与えられる賞のことです。

 

『カササギの計略』あらすじ

 

今作の主人公は、一人暮らしをしている大学生の岡部。

彼がいつも通り部屋に帰宅すると、部屋の前に美女が座り込んでいた。

名前は「華子(カコ)」。

かつて岡部と交わした約束を果たすために会いに来たという。

 

しかし、

 

岡部にそんな記憶は一切ない。

 

顔も知らなければ、そんな約束をした記憶もない。

こんなに美人なら覚えていないはずがないのだが。

 

しかも彼女は、当たり前のように部屋に入り、勝手にオレンジジュースを飲み、一方的に七夕の話をした挙句、「じゃあまた明日」などと言葉を残し部屋を去っていった。

 

一体なんなんだ。

 

動揺を隠せない岡部。

 

そして次の日。

華子は当たり前のように大きなスーツケースを持って部屋にやってきた。

 

見知らぬ美女・華子との奇妙な同棲生活が始まる。

 

というのが大まかなあらすじです。

なんとも気になる展開ですよね。

見知らぬ美女がいきなり現れて共同生活。

果たして、謎の美女・華子は何者なのでしょうか。

 

読んでみた感想は?

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「ホワイトどんでん返し」などと呼ばれるこの作品。

読んでみて一体どうだったか。

結論から言いましょう。

 

 

 

非常に良いどんでん返しでした!

 

まさかこのミス大賞の隠し玉作品で、このようなどんでん返しを味わえることができるとは思っていませんでした。

完全に油断していました。すいません。

 

読み始めて中盤くらいまでで、なんとなくこうなるかな?って予想していたんですよ。

ああ、これは感動系のやつね、よくあるお涙頂戴的な感じか( ´ー`)、と。

 

ですが見事に予想を裏切ってくれました。

終盤、世界が変わるような展開は本当にお見事で「うおー!そうくるか!」と唸っていましましたね。

そして終盤までに散りばめられた伏線の数々もしっかり回収。

気持ちが良かったです。ブラボー。

 

というわけで、この作品をより楽しむポイントはただ一つ。

推理しないで何も考えずに読むことです。

 

隠し玉とは思えない面白さ!

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今作は「謎の美女がいきなり部屋に押しかける」という序盤から一気に引き込まれる展開を迎えます。

そして

①「華子」は一体誰なのか、その目的は

②「どんでん返しがある」とわかっている上で、一体どのようなどんでん返しをしてくれるのか

③そもそも「ホワイトどんでん返し」とはなんなのか

という点が気になり最後まで一気に読まさせられます。

そしてそのオチも文句無し。

このミス大賞の隠し玉作品としては十分な面白さでした。

たとえ賞が取れなくても隠し玉として作品となり、世に出たことがなにより素晴らしいことですね。

才羽楽さん、編集部さん、本当にありがとうございました。

 

ストーリー★★★
読みやすさ★★★★★
ミステリ度★★★
どんでん返し★★★★
意外性★★★★
オススメ度★★★★

 

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