館ミステリ!今邑彩『金雀枝荘の殺人』で密室も見立ても楽しんじゃおう

今回は、今邑彩(いまむらあや)さんの『金雀枝荘の殺人』の感想やあらすじなどを簡単にご紹介させていただきます。

今邑彩さんといえば『ルームメイト』が映画化もされて有名ですね。

 

でもでも、今邑彩さんは他にも面白い作品がたくさんあるのでぜひ読み漁ってみてください!

それにしても最近「館モノ」を再読しまくっているんですが、やはり館モノは好きだなあと再確認した次第で。

久しぶりの館モノブームが来ましたね(*゚∀゚*)

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2015.08.16

『金雀枝(えにしだ)荘の殺人』

 

まずはこの「金雀枝荘」がどういう館か説明しなければなりません。

この館は、一年前に一族6人が殺しあった場所。

しかも彼らはグリム童話「狼と七ひきの子やぎ」に見立てられた形で殺されていました。

さらに何十年も昔にも、この館で3人の人物が死んでいたのです。

なんという呪われた館!

 

そんなかつての惨劇を解決するために、その一族の兄弟たちが「金雀枝荘」にやってくるところから物語は始まります。

彼らは事件の真相を自分たちだけでで解決しようと試みますが、その中の一人が幽霊の見える少女・笠原美江を連れてきたり、自称フリーライターの中里辰夫が館に迷い込んできたり、と招かれざる客もチラホラ。

とまあ予想外の展開もありながら、彼らは一年前に起きた事件を推理していきますが・・・。

密室!見立て!推理合戦!

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そうなんです。

一年前に起きた6人惨殺事件、なんと密室だったんですよ。

館の入り口の鍵はもちろん、窓という窓すべてに釘が打ち込まれていて外からは開けられないようになっていたんですね。

では犯人は、6人を殺害した後どうやって館から脱出した?ということになるわけです。

 

そして見立て。

見立て殺人が起きるということは、当然「犯人なぜ見立てる必要があったのか?」という謎が持ち上がりますね。

これがまた面白くて、初めて読んだ時はなるほどなあと唸ってしまいました。

さらにさらに、過去の事件を皆で推理するわけだから「推理合戦」ってのも楽しめちゃう。

というように「奇妙な館が舞台」で「密室殺人」で、「見立て殺人」であり「推理合戦」もある、という本格ミステリらしい要素満載の贅沢極まりない作品となっております。

そこに若干のホラー要素が加わっているのだから。もう、そりゃ面白いわけですよ(*´v`*)

後半、物語はさらに加速する!

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一年前の惨殺事件の真相がだんだんと近づいてきたころ、物語はさらなる展開を迎えます。

そう、今まさに推理をしている彼らにも惨劇が降りかかるのです。

この後半は本当に濃いです。

一年前の事件の謎の数々が解き明かされていく、というだけでも十分面白いのに、さらに現在進行形で事件が起きちゃう。

「ホラー小説か!」ってくらいスリル満点で、ハラハラドキドキが凄かったですね。夜中に読んでいたので余計に怖かったです。

さらに二転三転する展開にどんでん返しもバッチリ効いていますし。

「え?!犯人はこの人!?うわ!違う?!やっぱりこの人?!え!嘘!!あの人なの!?」と若干のパニックですよ。ああ楽しい(*´∀`)

おわりに。

というわけで、今回は今邑彩さんの『金雀枝荘の殺人』を簡単にご紹介させていただきました。

まあ一言でまとめますと、「館モノが好きならぜひ読んでみて」ということです。

舞台となる館の雰囲気を始め、ストーリー展開とその構成、そしてトリックやどんでん返しなど全てのクオリティーが高く安心して楽しんでいただけるでしょう。

もし気に入っていただけたなら、今邑彩さんの他の作品もぜひ読んでみてくださいな!(●>ω<)っ

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