【挑戦状】綾辻行人『鳴風荘事件-殺人方程式Ⅱ』の謎を解いてみよ!

綾辻行人(あやつじゆきと)さんといえば、もう今更説明するまでもないくらい素晴らしいお方で。

名作『十角館の殺人』から始まる「館シリーズ」を筆頭とし、数々の名作ミステリを生み出しているミステリ界では知らない人はいない作家さんです。

なにせデビュー作の『十角館の殺人』が今の「新本格」ブームを巻き起こしたのですから!

 

さて、今回はそんな綾辻行人さんの『鳴風荘事件-殺人方程式Ⅱ』の感想やあらすじなどをご紹介させていただければと思います。

かの有名な「館シリーズ」とはまた別の「館モノ」です。

綾辻さんの「館モノ」というだけでワクワクしてきませんか?!

この『鳴風荘事件-殺人方程式Ⅱ』、個人的にも「館シリーズ」に負けず劣らずの名作だと思っております。

「館」を舞台にしたミステリー小説がお好きな方なら、きっと楽しんでいただける事でしょう(●´∀`)ノ

 

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綾辻行人『鳴風荘事件-殺人方程式Ⅱ』あらすじ

 

今作の主人公は

刑事・明日香井 叶(あすかい きょう)

叶の妻・明日香井 深雪(あすかい みゆき)

叶の兄・明日香井 響(あすかい きょう)

の三人。

序盤では、まだ叶が刑事になる前、深雪と出会う事になったとある事件の内容が綴られています。

その事件とは、深雪の友達の夕海の姉・紗月が殺害された事件。

紗月はマンションの自室に血まみれで、しかも長い髪を切り取られて息絶えていました。

そして時は経ち、「鳴風荘」へ

それから約7年後、叶の妻となった深雪の元へ一通の手紙が。

それは、10年前に中学の仲間たちと埋めたタイムカプセルを開けるから集まろうよ!という内容のものだった。

その仲間の中には姉を殺された夕海の名前も。

そこでワケあって、夫であり刑事である叶を一緒に連れて行く!と皆に言っちゃった深雪なのですが、なんと集まりの5日前に叶が急性中垂炎で入院。参加できなくなってしまったのです。

 

そこで叶の代わりに行く事になったのが、一卵性双生児の兄、響です。

他の人から見れば区別がつかないほど似ている響は、叶になりすまして深雪と集まりへと向かいます。

そしてこの響が、今作の探偵役となります。

これぞ綾辻さん!なミステリー

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さて、もちろん響たちが向かった「鳴風荘」で殺人事件が起きることになります。

しかも被害者は、あの事件と同じく髪を切り取られて死んでいました。

さらに被害者の持ち物が多々無くなっているなど、不可解な点が多く現場に残ります。

 

一体なぜ、犯人はわざわざ被害者の髪を奪い去ったのか。

一体なぜ、被害者の持ち物を多数持ち去ったのか。

多くの「なぜ」が、さらにまた次の「なぜ」を連れてくる。謎に続く謎。

「館」が舞台で、「探偵」がいて、奇妙な殺人事件が起きて、著者が綾辻行人さんですよ?

面白くないわけがないでしょう。

 

そして後半、事件を解決していく際の伏線回収も見事で。

探偵の推理の仕方が実に好みというか、「綾辻さんの本格」って感じがして大好きなんです。

探偵役の響が「あの時も○○でしたよね」みたいな事言うので、「あれ、そうだったっけ?」と思って読み返してみたら「うわあ!本当だああ!」ってなるんですよ。

とても丁寧にヒントが書かれていたのに、全く気がつけない。

うーん、さすが綾辻さん(*´A`)

この謎に挑戦してみよう!

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また、この作品は「読者への挑戦」が付いていることが大きな魅力の一つでしょう。

物語の終盤に挑戦状が挿入されているのですが、

つまりは、「この時点で犯人を示す手がかりや証拠はすべて提示したので解いてみよ」という事です。

 

確かに作品の所々に、鳴風荘の「見取り図」や、登場人物のプロフィール、被害者の死因や凶器、現場の状況、などが丁寧に書かれているんです。

とてもフェアに、読者へ挑戦してくれているのです。

もちろん私も「絶対に当ててやるぞ!」と意気揚々に挑戦しました。

 

でも全然わかりませんでした。

 

私に探偵の才能はないようです。

こんなの無理ですよ。。。

これって本当に解ける方いるんですか?

わたし、気になります。

おわりに

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実はこの作品、タイトルに「殺人方程式Ⅱ」とあるように、シリーズの二作目なんです。

シリーズ一作目は『殺人方程式 〈切断された死体の問題〉』です。

一作目ももちろん面白いのですが、個人的には二作目『鳴風荘事件-殺人方程式Ⅱ』の方が好みかなあ、と。

明日香井兄弟は一作目から登場しますが、作品自体に大きな繋がりはなく、いきなり二作目の「鳴風荘事件」から読んでも問題なく楽しめるようになっていますのでご安心を。

でももしお時間があるのであれば、一作目『殺人方程式 〈切断された死体の問題〉』から読んだほうがいいかもしれませんね。

どちらにしても、綾辻行人さんの作品がお好みなら読んでおいて間違いありませんから(●´I`)b

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