【第13回】2016年「本屋大賞」TOP10のあらすじや感想など!

おすすめしたい作品ばかり!2016年「本屋大賞」TOP10の作品を全部読んだので簡単にご紹介です!

「本屋大賞」って?

「本屋大賞」とは本屋の店員(書店員)さんの投票のみで選ばれる賞のことです!

リアルにたくさんの本と接している書店員さんだからこそわかる面白い本。そんな作品と出会える素敵な賞なんです!ほんとオススメしたい作品ばかりなんですよね〜(*≧∪≦)

本には様々な「賞」がありますが、基本的に選考員が作家さんだったり、文学者さんだったりするんですね。それとはまた違い、リアルな「読者」としての目線を持った書店員さんが選ぶ作品、ってところがこの賞の面白い所なんですよ。

私も毎回楽しみにしております(*>艸<)

 

今回は2016年4月12日に発表された、《2016年(第13)本屋大賞受賞作品》TOP10を簡単にご紹介できればと思います。

ちなみに私、10作品中9作品はすでに読了済でした!フフフ。。。どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

 

10位.『火花』

 

芥川賞受賞で大きな話題にもなりましたね。お笑い芸人ピースの又吉さんによる作品です。

お笑い芸人の世界を舞台にした物語に、芸人である又吉さんならではのエッセンスが加わり純文学的仕上がりになっています。『火花』以外の又吉さんの作品も全て読んでいますが、文章が本当に上手いですよねえ。

「純文学」と呼ばれるジャンルのものでこれほど読みやすい作品はありまん。「純文学」ってなんか苦手だなあ、という方にこそぜひ読んでいただきたいです(´∀`)

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。

9位.『教団X』

 

テレビ番組で紹介されたことによって一気に話題にもなりました。

とある宗教団体を軸に、宇宙、科学、戦争、もうありとあらゆる要素が混合した超濃厚な物語です。ガッツリな読み応えで読後の疲労感がすごいですが、飽きることなく読まされてしまう力強さがあります。

ストーリーもすこぶる面白い。ただ、純文学を読み慣れていないとちょっと大変かもしれないですね(´∀`●)

謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。

8位.『流』

 

1975年、台湾を舞台に17歳の高校生・秋生が殺された祖父の真相を追っていく。

あらすじだけ見るとミステリー小説のようですが、これは壮大な青春小説とも言えるでしょう。

台湾、中国、日本をまたにかけ、そして戦争、友情、恋愛。苦く激しい青春のすべてを堪能できるような濃厚な作品です。最初は少し世界観に圧倒されますが、一度作品に入り込んでしまえば一気に読んでしまうほど面白いです(*´エ`*)ノ

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。

7位.『戦場のコックたち』



戦場を舞台に、コック兵のティムが料理を振る舞いながらその地で起こる謎を解決していく連作ミステリー、そして「戦争小説」です。

日常の謎ミステリーってライトで気軽に読めるような作品が多いですが、今作は戦争小説としての面もあり心に残る読み応えがあります。

個人的にも非常に好みな作品だったのでランクインが非常に嬉しい♪(*≧∪≦)

一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。

6位.『王とサーカス』

 

『氷菓』や『満願』、『儚い羊たちの祝宴』『折れた竜骨』など数々の名作を生み出す米澤穂信さんによる作品。

仕事でネパールに訪れていた記者・大刀洗万智が、王宮での王族殺害事件、そしてさらなる事件に巻き込まれていくミステリー小説です。

米澤さんの作品というだけで溢れ出る安心感。まあ、間違い無いです。面白いです。

ちなみにこの『王とサーカス』の主人公「太刀洗万智」は、同著者の作品『さよなら妖精 (創元推理文庫)』に登場しています。物語自体に大きな繋がりはないですが、『さよなら妖精』を読んでいた方がより楽しめるでしょう。

現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり…。

5位.『朝が来る』

 

辻村深月さんといえば、これまた私の大好きな作家さん。『スロウハイツの神様』『子供たちは夜と遊ぶ』『冷たい校舎の時は止まる』『凍りのくじら』などなど、好きな作品をあげたらキリがありません。

さて、今作『朝が来る』は、平和に暮らす家庭の元に「子供を返して欲しい」という電話がかかってくることで物語は始まります。

特別養子縁組という重めのテーマを扱った社会派ミステリーですが、辻村さんの文章は非常に読みやすくグングン読み進めることができるのでご安心を(*´エ`*)ノ

「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。

4位.『永い言い訳』

 

妻を突然の事故で亡くした作家の津村啓だが、悲しみを感じることができなかった。しかし、同じく妻を失った大宮の家族と関わりを持つことことで彼の中で変化が起き始める。

実に深く感情を揺さぶられる作品ですね。登場人物の心情の描き方が素晴らしくお上手で、いちいち胸に突き刺さる。

泣けるだけでなく考えさせられるし、読後の余韻がなんともいえません。素直に「読んでよかったなあ」と思える物語でした(*ノД`*)

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。

3位.『世界の果てのこどもたち』

 

戦時中に出会った3人の少女を軸にした物語。

このような戦争を舞台にした小説を読むと、月並みな感想になってしまうのですが「やっぱり戦争はダメだ」と強く感じます。これはキツすぎますよ。

それに主人公が少女たちというのもあってこの作品は特に胸にきますね。過酷な運命に翻弄される少女たちを見ていて正直辛かったです。でも、グイグイ読んでしまうのがこの作品の素晴らしさ。

戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。

2位.『君の膵臓をたべたい』

 

タイトルにビックリしていまいがちですが、内容はいたって真面目で心に残る作品。余命わずかな少女と、それを知ってしまった少年の物語です。

天真爛漫な少女と友達のいない少年、っていうこの二人のキャラも良くって。結果、泣ける物語なんだけど、悲しいだけじゃないんだなあ。

読みやすい文章でサクサク読めますが、軽すぎずしっかり心に刻まれる。続きが気になるストーリー展開で読む手を止めさせてくれませんでした。ああ、読んでよかった、って思えます(。ノдヽ。)゚

読み終わる頃にはタイトルの意味がわかって余計に(ノД`。)ホロリ

ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。

大賞.『羊と鋼の森』

 

見事大賞に輝いたのは宮下奈都さんの作品。ピアノの調律師の物語です。

正直、初めはその綺麗すぎる世界観になかなか入り込めなかったんですよ。ですが読み進めているうちにどんどん作品にのめり込んで行って、中盤くらいからはほぼ一気読みでした。ため息が出るほどに美しい。

読み終わった頃には私の心は浄化されていましたね。初めに入り込めなかったのは私の心が汚れていたからのようでした笑。普段は殺人が起きるミステリー小説ばっかり読んでいるもんで、、(´A`)

良い意味で「ああ、本屋大賞っぽいなあ」って感じられる綺麗な作品です。少しでも気になるならば、まず読んでおいて間違い無いでしょう。

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。

最後に

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

いやあ、毎年そうなのですが本屋大賞は面白い作品ばっかりですね〜。読者の目線ってやっぱり大事。

ぜひぜひ読んでみてくださいね!それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

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2 件のコメント

  • こんにちは。本屋大賞を9作品も読んでるなんて凄いですね。私はまだ4作品しか読んでません(>.<)1位だった『羊と鋼の森』は大好きな作品です。本屋大賞には珍しくエンタメっぽくないですが、詩的な美しい文章の素敵な小説ですよね。『戦場のコックたち』が気になってて購入したんですが、まだ未読なので楽しみです。今日の感想を読んで、他の作品も読みたくなりました。

    • りかさん!いつもありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
      4位の『永い言い訳』だけ読んでいなくて、発表されてから慌てて読みましたよ、笑
      『羊と鋼の森』は良い作品ですよね〜。本当に素敵です!
      『戦場のコックたち』ぜひ読んでみてください〜!個人的にとても好みでした♪( ´▽`)
      他の作品もぜひ読んでみてください!本当に、いつもありがとうございます!!

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