【マザーグース】「見立て殺人」を扱ったおすすめミステリー小説

童謡殺人、見立て殺人とは?

「見立て殺人」「童謡殺人」とは、マザーグース(童謡)や言い伝えなどあるものに見立てて行われる殺人のこと。

独特の不気味な雰囲気があって個人的にも大好きなミステリー設定です。

ちなみに「マザーグース」とはアメリカやイギリスなど、英国を中心に馴染みのある伝統的な童謡の総称のこと。

 

一言に「見立て殺人」といっても、その狙いは様々。

「犯人はなぜわざわざ見立てる必要があったのか?」っていうのを考えるのが楽しいんですよね〜♪( ´▽`)

というわけで今回は、マザーグースや童謡が事件に絡んだり、見立て殺人を扱った小説のおすすめをご紹介です!

どうぞ参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

 

1.『霧越邸殺人事件』

 

『十角館の殺人』でお馴染みの綾辻行人さんの作品。

雪に閉ざされた館での見立て殺人、というもうそれだけでワクワクが止まらない設定です。

伏線を回収しながら終盤に謎を解いていく過程はやはり素晴らしいですね。《館シリーズ》よりやや幻想的な雰囲気が強めで、実に綾辻さんらしい作品となっています(ゝω・o)

信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」。訪れた劇団「暗色天幕」の一行を迎える怪しい住人たち。邸内で発生する不可思議な現象の数々…。

2.『悪魔の手鞠唄』

 

国内での見立て殺人を扱ったミステリ小説といえば、この作品が特に有名ではないでしょうか。

横溝正史さんによる《金田一耕助シリーズ》の名作の一つ。村に伝わる手毬唄になぞらえて殺人が行われます。

おどろおどろしい雰囲気もさることながら、そのトリック、犯人には驚愕したものです(゚д゚lll)

岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。たまたまここを訪れた金田一耕助は、村に昔から伝わる手鞠唄の歌詞どおりに、死体が異様な構図をとらされた殺人事件に遭遇した。

3.『獄門島』

 

同じく《金田一耕助シリーズ》。

戦友の頼みで「獄門島」に訪れた金田一耕助は、異様なまでの見立て殺人に巻き込まれます。閉鎖的な島の雰囲気も最高。

ミステリ小説としての完成度の高さから、「金田一耕助シリーズ最高傑作」との呼び声も高いですね。

獄門島――江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためであった。

4.『犬神家の一族

 

またまた《金田一耕助シリーズ》。

小説をあまり読まない方でもタイトルくらいは聞いたことがある、ってくらい有名ですね。問答無用の名作です。

お馴染みのおどろおどろしい雰囲気満載、ドロドロした世界観は最高ですね。映像化もされていますが、やっぱり文章で読むほうが面白いと感じます(*´v`)

信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。血の系譜をめぐるスリルとサスペンスにみちた長編推理。

5.『そして誰もいなくなる』

 

女子校で行われていたクリスティーの名作『そして誰もいなくなった』の舞台中に生徒が本当に死んでしまう。

それだけでは終わらず、その筋書き通りに次々に生徒が殺されていく。

良い意味でアッサリしていて非常に読みやすく、二転三転する展開も楽しめる本格ミステリーです(*・∀・*)

名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。

6.『金雀枝荘の殺人』

 

続いても今邑彩さん。

童謡見立て殺人に加え、「嵐の中の館」という素晴らしき王道の舞台。さらには「密室」。たまりません!

本格ミステリーにオカルトな雰囲気が見事にマッチしており、最後まで飽きずに読み進めることができます。伏線回収、どんでん返しもお見事。

館ミステリ!今邑彩『金雀枝荘の殺人』で密室も見立ても楽しんじゃおう

2016.09.24

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。事件から一年後、真相を探るべく館にやってきた兄弟たちは推理合戦を繰り広げる。

7.『キッド・ピストルズの冒涜』

 

マザーグースを取り入れた事件を描いた短編集。

シンプルに面白く、純粋に楽しめます。短編ということで読みやすいのもグッドです(*´v`)

パンク族の陰鬱なミネルヴァ神とも言うべきキッド・ピストルズと悪戯好きのニンフ、ピンク・ベラドンナが関わった四つの事件記録をまとめた第一短編集。

8.『翼ある闇』

 

麻耶雄嵩さんのデビュー作にして代表作。

「蒼鴉城」を舞台にした館ものであり、密室あり、首なし死体あり、見立てあり、というミステリ好きにはたまらない要素がたっぷり。

そしてまさかの真相、どんでん返し。お見事でございます。

魅力的な謎、破天荒なトリック、緻密な論理、奇矯な人物、衒学趣味、毒に満ちたユーモア、意外な解決…。

9.『美濃牛』

 

『ハサミ男』でお馴染みの殊能将之さんの作品。《探偵石動シリーズ》の一作目です。

「わらべ歌」「鍾乳洞」など、どこかで読んだような世界観。というのも今作は、横溝政治さんや江戸川乱歩などの古典名作をオマージュした作品。

こんなの、面白くないわけないじゃないですか(*´I`*)

「鬼の頭を切り落とし…」首なし死体に始まり、名門一族が次々と殺されていく。あたかも伝承されたわらべ唄の如く。

10.『聖アウスラ修道院の惨劇』

 

《二階堂蘭子シリーズ》の第3弾。修道院を舞台に、ヨハネ黙示録になぞらえた見立て殺人を描きます。

そのほか、「宗教色」「密室」「暗号」「首なし死体」などなどワクワク要素てんこ盛りな作品。贅沢ですなあ!(´∀`*)

野尻湖畔にある修道院の塔で起こった二つの密室殺人。満開の桜の枝に、裸で逆さに吊るされた神父の首なし死体。ヨハネ黙示録に見たてた連続殺人。

11.『名探偵に薔薇を』

 

マスコミ各社に届いた創作童謡「メルヘン小人地獄」。その童謡になぞらえて殺人事件が起きるが、、、。

二部構成という珍しい構成ですが、これがまた実に面白いです。

また「名探偵とは」をテーマにしており、探偵ならではの苦悩や葛藤がグッと描かれております。単なるミステリー小説では終わらない味わいを、ぜひ。

ああ、まさに「名探偵に薔薇を」。

怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。

12.『僧正殺人事件』

 

童謡見立て殺人の先駆けとなった古典的名作にして、見立て殺人を扱ったミステリー小説の代表作の一つです。

さらに、ヴァン・ダインの2大傑作(もう一つは『グリーン家殺人事件』)の一つ。

というわけで、見立て殺人とか関係なしに、ミステリー小説を語る上でぜひ読んでおきたい作品です(・∀・)ノ゛

マザー・グースの有名な一節を模した奇怪な連続殺人に鋭く挑むファイロ・ヴァンス。江戸川乱歩が激賞し、後世に多大な影響を与えた至高の逸品。

13.『そして誰もいなくなった』

 

アガサクリスティーの代表作、そしてミステリー小説としての古典的傑作。

孤島に集められた男女10人が、マザーグースになぞらえて次々に殺されていきます。最後には「そして誰もいなくなった」。

一体なぜ、どうやって「そして誰もいなくなった」状況が作られたのか?その真相は!!( ゚Д゚)

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…

14.『ポケットにライ麦を』

 

同じくクリスティー。《ミス・マープルシリーズ》の一つ。マープルシリーズの中でも名作ですね。

ミステリとしてもそうだけど、本当面白い小説ですよね。セリフも良いし。特に最後は。。

投資信託会社社長の毒殺事件を皮切りにフォテスキュー家で起こった三つの殺人事件。その中に、ミス・マープルが仕込んだ若いメイドが、洗濯バサミで鼻を挟まれた絞殺死体として発見された事件があった。

15.「靴に棲む老婆」

 

エラリークイーンの作品の中でもマザーグースを扱った数少ない作品の一つ。あとは『ダブル・ダブル』くらいでしょうか。

マザーグースが絡んだストーリーが単純い面白いですね。ラストの返しも良かったです(*´∪`)

世界的な製靴会社を築き上げたコーネリと前夫との間に生れた三人の子供は奇人揃いだった。ある日、長兄のサーロウは弟のロバートに決闘を申し込み、なんとクイーンに介添人を頼んできたのだった。

最後に

最後までご覧いただき本当にありがとうございました。

これぞミステリー!って感じがする見立て殺人。独特の雰囲気があるマザーグースや童謡が登場するミステリ小説をぜひ!( ´ ▽ ` )ノ

よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。

それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ

スポンサーリンク

関連コンテンツ