【ゾクゾク!】怖くて面白いおすすめホラー小説25選

さて今回は暑い季節にぴったり、ただ怖いだけではなくて「怖いけど面白い!読むのがやめられない!」って思ったおすすめホラー小説をご紹介です。

まあ要は、「ただ怖いだけでなく小説としてしっかり面白い」ってことですね(・∀・*)

一口にホラー小説と言ってもその怖さは様々です。

幽霊やお化けが怖いのか、人間が恐ろしいのか、奇妙な世界を体感させてくれるのか、はたまた原因不明の呪い的なものなのか。。。

ぜひ、いろいろな「怖さ」を味わってください。ちなみに、「実話怪談集」系の作品は抜いてあります。

実話怪談系はこちら!

【短編集】新耳袋''以外''のおすすめ実話怪談集7選【恐怖体験】

2015.07.28

どうぞ、参考にしていただければ幸いです(=゚ω゚)ノ

 

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1.『鼻』

 

「暴落」「受難」「鼻」の三編からなるホラー短編集。どれも面白いですがやはり表題作の『鼻』がすごい。

人間たちがテングとブタに分けられた世界。ブタに殺されるテングを救うために、「私」はブタへの転換手術を試みるが、、、。

怖い、だけでなくそれ以上の面白さを味わえます。おのオチをご覧あれ。

また、人間の価値が全て株式市場によって決められる社会を描いた『暴落』の世界観もすごいです。

そして『受難』は、気がついたら狭くて汚いビルとビルの間に、手錠で繋がれて拘束されていた男の話です。

ああ、全部面白い。

『鼻』『熱帯夜』-曽根圭介さんのおすすめ名作ホラー小説をご紹介!

2017.03.15

人間たちは、テングとブタに二分されている。鼻を持つテングはブタに迫害され、殺され続けている。外科医の「私」は、テングたちを救うべく、違法とされるブタへの転換手術を決意する。

2.『玩具修理者』

 

定番にして名作。「玩具修理者」「酔歩する男」の二編からなる短編集です。どちらも逸材。

「玩具修理者」は男女の会話を中心にゾクゾクする雰囲気を漂わせながら物語が進む。そしてシンプルに、ビシッと決まるラストが素晴らしいです。

そして「酔歩する男」の怖さ。幽霊とか殺人鬼とか、そういうレベルじゃないヤツです。精神的にやられます。

【アリス殺し】小林泰三さんのおすすめ小説5選【玩具修理者】

2015.10.02

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。

3.『鬼談』

 

姑獲鳥の夏 (講談社文庫)』から始まる《百鬼夜行シリーズ》でお馴染みの京極夏彦さんによるホラーシリーズ。

この作品は「鬼」にまつわる9つの物語が収められています。

京極さんならではの文体とホラーの雰囲気がマッチしていて最高ですよ。たまらんです!

愛、絆、情―すなわち執着は、人を鬼と成す。人は人を慈しみ、嫉妬し、畏れをいだく。

4.『夜市』

 

ゾクゾクするホラー小説、というより幻想的で不思議な世界観の物語です。なので力まずに読めるし、なによりとっても面白い。

「夜市」「風の古道」の二編が収められています。

表題作『夜市』は、弟と引き換えに「野球の才能」を手に入れた少年の物語です。月日は流れ、そのことを後悔した彼は弟を取り戻すため、再び夜市に訪れますが・・・。

もう一方の『風の古道』も、怖いというより「不思議な世界に迷い込んでしまった」という物語。

どちらも見事に良作なんですよね〜(´ω`)

【ホラー】奇妙な世界観!恒川光太郎おすすめ小説5選【夜市】

2015.08.15

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

5.『秋の牢獄』

 

続いても恒川光太郎さんの作品。

同じ1日を何度も繰り返すリプレイヤーを描いた表題作『秋の牢獄』を始め、とある家に迷い込み出られなくなった青年の物語『神家没落』、特殊な能力を持った祖母に囚われた少女を描いた『幻は夜に成長する』、の三編が収められています。

いずれも恐怖感は薄く、幻想的な雰囲気と世界観に酔いしれる不思議な物語。ぜひ恒川光太郎さんの世界観を堪能してみてください。

十一月七日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。何をしても、どこに行っても、朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。

6.『かにみそ

 

タイトルや表紙絵から「え?ホラーなの?」って感じですが、しっかりホラー。しかも泣けるホラー。

表題作「かにみそ」は拾った蟹が人を食べ始めちゃうって展開なんですが、、。まさかあんな展開だとは。ホラー小説でこの読後感はなかなか味わえません。

同時収録の「百合の火葬」もおすすめ(・∀・)

全てに無気力な20代無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。それはなんと人の言葉を話し、体の割に何でも食べる。

7.『夜は一緒に散歩しよ』

 

妻を亡くしたホラー作家の主人公。娘と一緒に暮らしていたが、二人の周りで奇妙な出来事が起こり始める。

なんだか児童書のようなホラーですが、中身はしっかり怖いです。気持ち悪い系の怖さですね。

文章も読みやすくサラッと読めてしまうのもおすすめポイント。ストーリー自体も面白いので楽しめます(*´艸`)

第1回『幽』怪談文学賞 長編部門大賞受賞怪談文芸に画期をもたらす逸材のデビュー作!

8.『残穢

 

ホラー作家の「私」の元に読者の久保さんから、引越し先のマンションの部屋で変な音がする、という手紙が送られてくる。そして「私」と久保さんは調査を始めるのですが、、

これですよ。このジメジメしたゾクゾクする、後に残る怖さ。最高です。映画ももちろん怖かったですが、個人的にはやっぱり文章の方が深みがあって怖さ倍増。

映画を観た方もぜひおすすめです(。・・)ノ

この家は、どこか可怪しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が…。だから、人が居着かないのか。

9.『私の骨

 

東北を舞台にした7編からなるホラー短編集。

どのお話も「怖い」のは共通しているのだけど、それぞれ味わいが違っていて非常に楽しめます。文章も読みやすくスッと物語の世界に入り込めるのも良いですね。

表題作「私の骨」は、床下から発見された骨壷になぜか自分の生年月日か書いてあって、、、(σ゚д゚

旧家に残る因習と悲しい親心を描いた表題作をはじめ、心の奥に潜む恐怖を通して人間の本質に迫る七編を収録したホラー短編集。

10.『ぼっけえ、きょうてえ』

 

表題作「ぼっけえ、きょうてえ」他、「密告箱」「あまぞわい」「依って件の如し」の4作を収めた短編集。

岡山を舞台とした、じっとりねっとりした纏わりつくような怖さが堪能できます。

ちなみに「ぼっけえ、きょうてえ」とは方言で「とても、怖い」という意味。はい。まさにその通りでした(´д⊂)

岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった…。

11.『黒い家』

 

貴志祐介さんのホラー小説の中でもトップの怖さ。「黒い家」ってなんか幽霊モノっぽいタイトルだけど、違います。

生命保険会社で働く主人公が首吊り死体を発見、それからとんでもないことに巻き込まれていくんですけどね、、「結局人間が一番怖い」って思わせてくれる作品です。

終始怖いですけど、特に終盤のハラハラドキドキ感は半端ないです。ほんと、追い詰められる人間の恐怖感、緊張感を描くのがお上手すぎる(,,゚Д゚)

【5作品】貴志祐介の本当に読んでほしいおススメ小説5選

2015.05.08

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。

12.『天使の囀り』

 

続いても貴志祐介さん。「気持ち悪い怖さ」でお馴染みのおすすめ名作です。

アマゾン調査隊に参加して帰ってきた人々が次々に不審な死を遂げる。アマゾンで一体何が?ってことなんだけど、、

もう素晴らしいですね。ストーリー性も抜群に面白く、ホラーというジャンルを超えて純粋に小説として楽しませてくれます(*ノ∀`*)

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。

13.『クリムゾンの迷宮』

 

3連続貴志さん。面白いんだからしょうがない。目が覚めたら知らない土地で、いきなり生き残りを賭けたサバイバルゲームが始まります。

ゲーム設定も絶妙だし、テンポは良いし文章も読みやすいし、ハラハラしまくりのストーリー展開で一気読みせずにはいられないかと。

特にアイツに見つかりそうになったりする時の恐怖はたまんないですね、、(*ノェノ)

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。

14.『霧が晴れた時』

 

小松左京さんの自選ホラー小説集。見事に良作だらけ。

中でも特に面白かったのは「くだんのはは」「まめつま」「召集令状」「保護鳥」「骨」、、うーん決められない!(≧m≦)

名作中の名作「くだんのはは」をはじめ、日本恐怖小説界に今なお絶大なる影響を与えつづけているホラー短編の金字塔。

15.『懲戒の部屋』

 

ロートレック荘事件 (新潮文庫)』や『旅のラゴス (新潮文庫)』などでお馴染み筒井康隆さんによる自選ホラー集。

当然ながら良作揃い。ホラーでありながらバラエティに富んでいて色んな楽しさを味わえます(*ノ∀゚*)σ

筒井康隆さんの『時をかける少女』以外のおすすめ小説5選

2016.08.26

膨大な作品群の中から身も凍る怖さの逸品を著者自ら選び抜いた傑作ホラー小説集第一弾。

16.『メドゥサ、鏡をごらん』

 

コンクリートを詰めの木枠の中で死んでいた作家・藤井陽造。その側には「メドゥサを見た」というメモが。

ミステリーのようでホラー。ホラーのようでミステリーな作品。ホラーとミステリーが丁度良い交わりです(´I `*)

独特の世界感!井上夢人さんのおすすめ小説5選

2015.08.23

「メドゥサを見た」と書き残し、自らを石像に封じこめた作家の死。そして頻発する怪異と怪死!死を呼ぶ禁句、それが「メドゥサ」…。

17.『厭魅の如き憑くもの』

 

ホラーとミステリの見事な融合を魅せる《刀城言耶シリーズ》の第一弾。

古き因習が残る閉鎖的な村でおこる連続殺人。舞台はバッチリです。まあこのシリーズ、ホラーだけでなくミステリー小説として傑作なんですよ。お見事なんです。

ホラーとしてゾクッと、ミステリとして驚愕できる素晴らしい作品です(*・∀・*)

【ホラー&ミステリ小説】刀城言耶シリーズの順番とあらすじ【三津田信三】

2015.08.11

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

18.『ついてくるもの』

 

上に紹介した《刀城言耶シリーズ》の著者・三津田信三さんによるホラー短編集。

フィクションだと思いますが、まるで実話のようなリアルさを感じる恐怖を描いております。

三津田さんといえばミステリ+ホラーのイメージですが、この作品ではミステリを抜いた分、純粋にホラーを楽しめるようになっています(●´∪`)

実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。

19.『Another』

 

十角館の殺人(講談社文庫)』など《館シリーズ》でお馴染み、綾辻行人さんによる学園ホラー。

とある中学校に転校してきたた榊原恒一。しかし何やらクラスの雰囲気がおかしい。そして呪われた三年三組を舞台に、クラスメイトたちが次々に不可解な死を遂げていく。

読みやすさも抜群。それにミステリー要素もあって、最後までワクワクしながら楽しめました。アニメ版も非常に面白いですよ(*´ェ`*)

【5作品】綾辻行人さんって実はホラー小説も面白い!

2015.12.19

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。

20.『祝山』

 

肝試しに行った旧友に起こる奇妙な出来事に巻き込まれていくホラー作家の主人公。

ドキュメンタリーホラーで、小野不由美さんの『残穢』に似た雰囲気があって読みやすく、怖いです。

そしてなんと、この物語は著者・加門七海さんの実体験が元になっているという。。ああ、おそろしや。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

21.『粘膜人間』

 

驚異的な世界観とグロさを放つ《「粘膜」シリーズ》の第一弾。

ひたすらグロく気持ち悪いのに、「続きが読みたい!」って思わせてくれるストーリーの面白さ。この世界観が好きなら、ぜひシリーズを続けて読んでみてください。

ただ、女性の方に面と向かって「これオススメですよ!」とは言えないですね、、笑

【飴村行】グロホラーの決定版「粘膜シリーズ」を読もう!順番やあらすじなど

2016.05.30

「弟を殺そう」―身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐太は、弟の殺害を計画した。

22.『二階の王』

 

第22回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。というわけで安定の面白さを誇ります。

30過ぎた引きこもりの兄とそれに悩む家族のお話、、と思いきやなかなかスケールの大きい物語。

ホラー感は少なめ、クトゥルフ神話っぽいというか、SFファンタジー小説とも言えるかも。でもホラー。

東京郊外で両親と暮らす朋子は、三十歳過ぎの兄が何年も二階の自室にひきこもっていることに悩んでいた。

23.『ぼぎわんが、来る』

 

正体不明の「ぼぎわん」が襲ってくるよ。純粋に怖いよ。

また、章ごとに視点が切り替わる構成がより一層面白くさせてますね。スピード感もありノンストップで読み切ってしまいました。

こういう理不尽ホラー大好きですわ。第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞も納得ですよ(*ノ∪`*)

基本的に澤村伊智(さわむらいち)さんのホラー小説はどれも面白くて、①『ぼぎわんが、来る』②『ずうのめ人形』③『恐怖小説 キリカ』と続けて読んでいただきたい!

澤村伊智『恐怖小説 キリカ』感想。ああ、またホラー小説の傑作が誕生してしまった

2017.01.30

幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。

24.『赤いベベ着せよ』

 

『ルームメイト』で有名な今邑彩さんによるホラー小説。

鬼女伝説が残る町に20年ぶりに帰郷した千鶴。大人になった幼なじみたちと再会するも、みんなの子供達が次々に殺されていく。。

ホラー小説というより、ホラー要素のあるミステリー小説としてすごく面白いです(*・∀・`)

【今邑彩】『ルームメイト』以外のおすすめミステリー小説5選

2015.08.16

子とり鬼のわらべ歌と鬼女伝説が伝わる街・夜坂。夫を亡くし、娘と二十年ぶりに帰郷した千鶴は、幼なじみの娘が殺されたと聞かされる。

25.『お見世出し』

 

京都という和風な舞台が余計に怖い3編からなる短編集。日本ならではの和の雰囲気はゾクゾクしますね!

特に、扇子職人の物語を描いた『呪扇』が強烈。グロテクスですわ〜(>д<)

お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のこと。お見世出しの日を夢見て稽古に励む綾乃だったが、舞の稽古の時、師匠に「幸恵」という少女と問違われる。

最後に

というわけで今回はおすすめホラー小説をご紹介させていただきました。

厳選してみて思ったのですが「短編集」の割合が非常に多いですね〜。一冊でいろんな恐怖体験ができるって素晴らしい!

関連記事

➡︎【短編集】新耳袋”以外”のおすすめ実話怪談集7選【恐怖体験】

➡︎澤村伊智『恐怖小説 キリカ』感想。ああ、またホラー小説の傑作が誕生してしまった

よろしければ気が向いたときにでも、参考にしていただければ幸いです。それでは、良い読書ライフを!(=゚ω゚)ノ
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anpo39

年間300冊くらい読書する人です。主に小説全般、特にミステリー小説が大大大好きです。休日は引きこもって本ばっかり読んでいるので、人との交流があまりありません。仲良くしていただけたら嬉しいです(*≧д≦)